現オーストリアロードチャンピオンのクリスティアン・ファンバーガー(オーストリア、カチューシャ)が3月19日に自宅で受けたレース外ドーピング検査から禁止薬物が検出され、陽性が確定した。

ファンバーガーはジロ・デ・イタリア2009に出場予定だったが、カチューシャはUCIから5月6日に第一報があってから「個人的な理由」としてファンバーガーを出場停止処分にしていた。明けて7日にUCIによって陽性が確定したことが発表された。

ファンバーガーは禁止薬物の摂取を一切否定しているが、2004年にもEPO使用で陽性になって2年間の出場停止処分を受けた経歴を持っている。

カチューシャ側は「ファンバーガーからの報告は受けていないので驚いている。自身が解決すべき問題」とコメントしている。ジロにはリザーブ選手からアレクサンドル・セロフ(ロシア)が出場する。

今春好調だったファンバーガーは、セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2009第3ステージで3位、そしてアムステル・ゴールドレース2009では優勝したチームメイトのセルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)をフルアシストしながら自身も9位になる走りを見せていた。

text:Makoto.AYANO

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