ジェラジャ・マレーシア(UCI2.2)第6ステージは中盤に日本人選手5名を含む逃げが決まり、集団を振り切った14名によるスプリント勝負を制した西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が優勝を飾った。総合争いは翌第7ステージのゲンティンで決着がつけられる。

ライドスポーツレーシングがコントロールするメイン集団ライドスポーツレーシングがコントロールするメイン集団 photo:www.jelajah.com.my平坦な136kmで行なわれたジェラジャ・マレーシア第6ステージ。レースは中盤に14名の逃げが決まり、飯野嘉則と鈴木譲(シマノレーシング)、西谷泰治と品川真寛(愛三工業レーシングチーム)、福田真平(チームブリヂストン・アンカー)の5名が逃げに入った。

総合上位につける鈴木と西谷の他に、総合7位のホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)らが入ったこの逃げは、メイン集団から1分のアドバンテージ。

スプリント勝利を飾った西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)スプリント勝利を飾った西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) photo:www.jelajah.com.my総合を見据えるライドスポーツレーシングがメイン集団を牽引して追撃するも届かず、最後は14名によるスプリント勝負に持ち込まれ、西谷が持ち前のスプリントで優勝を掴んだ。メイン集団は20秒遅れでゴールし、メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)がリーダージャージをキープ。ステージ優勝の西谷が4秒遅れの総合2位につけている。

平坦ステージシリーズを終え、総合争いは翌日の第7ステージで決着がつけられる。標高925mの1級山岳ゲンティンにゴールする山岳コースであり、総合上位のホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)やジェイ・クローフォード(オーストラリア、セーヴィングス&ローンズ)が攻撃を仕掛けてくだろう。日本勢は西谷や鈴木が総合上位を守れるか。レースは正念場を迎える。

レース展開はシマノレーシングレポートより。

ジェラジャ・マレーシア2009第6ステージ結果
1位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)2h52'03"
2位 ジョエル・ピアーソン(オーストリア、セーヴィングス&ローンズ)
3位 ショーン・マッカーシー(オーストラリア、ライドスポーツレーシング)
4位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)
5位 エゼディネ・ラガブ(アルジェリア、ドーハチーム)
6位 ムハマドナジミー・ウォン(マレーシア、マレーシアチーム)
7位 品川真寛(日本、愛三工業レーシングチーム)
8位 飯野嘉則(日本、シマノレーシング)
9位 福田真平(日本、チームブリヂストン・アンカー)
10位 ジェームス・スプラッグ(イギリス、トレック・マルコポーロ)

個人総合成績
1位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)24h33'04"
2位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)+04"
3位 ジェームス・スプラッグ(イギリス、トレック・マルコポーロ)+05"
4位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)+07"
5位 ホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
6位 鈴木譲(日本、シマノレーシング)+08"
7位 オイゲン・ワッケル(キルギスタン、アザド大学コンチネンタル)
8位 ティモシー・ロー(オーストラリア、セーヴィングス&ローンズ)
9位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)+12"
10位 アッバース・サイディタナハ(イラン、アザド大学コンチネンタル)+21"