2010/08/12(木) - 08:28
2010年8月10日、フランスで第22回ツール・ド・ラン（UCI2.1）が開幕。初日は3kmのプロローグが行なわれ、アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック）が僅差で優勝を飾った。別府史之（レディオシャック）は33位、土井雪広（スキル・シマノ）は45位で初日を終えている。
ツール・ド・ラン2010プロローグ photo:www.tourdelain.com今年で開催22回目を迎えるツール・ド・ランは、フランス東部に広がるジュラ山脈を舞台にした5日間のステージレース。今年はオメガファーマ・ロット、チームHTC・コロンビア、レディオシャック、アージェードゥーゼル、ケースデパーニュ、フランセーズデジューのプロツアー6チームが出場し、Bboxブイグテレコムやスキル・シマノなどのプロコンチネンタルチームも顔を揃えた。
レディオシャックからは別府史之、スキル・シマノからは土井雪広が出場。フミは3年ぶり3度目の出場で、2005年に総合18位、2007年に総合21位に。土井は2008年に総合75位に入っている。
トップタイムで優勝したアイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） photo:www.tourdelain.com初日はアンベリュー・アン・ビュジェイを舞台にした3kmのプロローグ（個人タイムトライアル）。ここでスベルディアが3分38秒のトップタイムを叩き出し、ステージ優勝を飾るとともにリーダージャージを獲得した。
これまでアシストとして活躍し、ツール・ド・フランスで3回総合トップ10フィニッシュを果たしている33歳のスベルディア。最後の勝利は2000年5月28日のビシクレタ・バスカの総合優勝にまで遡る。実に10年ぶりの勝ち星を挙げた。
スベルディアはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第1ステージで落車し、右手首を骨折。アシストとしての活躍が期待されたツール・ド・フランスに出場出来ず、地道にトレーニングを続けていた。
「予想以上の走りが出来たよ。最近はクラシカ・サンセバスティアンしか走っていなくて、しかもこのプロローグは距離が短くて自分向きだとは思っていなかった。アラン・ギャロパン監督の後押しで、限界を超える走りが出来たんだ（チーム公式サイト）」
距離の短さからステージ上位は僅差の闘い。1秒に満たない僅差で2位に入ったのは弱冠19歳のウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）。3位にはローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）が入った。
この日は107名が出走し、フミは9秒遅れの33位、土井は11秒遅れの45位。フミは自身のTwitterの中で「今日のプロローグは最初から気張り過ぎてスピード出し過ぎてコーナーをうまく曲がることが出来なかった。最初の1kmは今日勝ったチームメイトのズベルディアよりも速かったみたいで、結局最後の登りで差がついて9秒遅れでゴールした。 明日からチームメイトのために集団をコントロールします」とコメント。土井も同じくTwitterで「1ヶ月ぶりの公式レースのわりには意外と踏めて良かった。安心！でも明日からの4日間はハードなレースになるでしょう！」と語っている。
ツール・ド・ラン2010プロローグ結果
1位 アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） 3'38"
2位 ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
3位 ローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）
4位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、オメガファーマ・ロット）+01"
5位 マチュー・ブロ（フランス、ルーベ・リール）
6位 トニー・ギャロパン（フランス、コフィディス）
7位 モレノ・ホフラント（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル） +02"
8位 タジェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、チームHTC・コロンビア）
9位 ロメン・フェイユ（フランス、ヴァカンソレイユ）
10位 スティーブ・モラビート（スイス、BMCレーシングチーム） +03"
33位 別府史之（日本、レディオシャック） +09"
45位 土井雪広（日本、スキル・シマノ） +11"
個人総合成績
1位 アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） 3'38"
2位 ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
3位 ローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）
4位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、オメガファーマ・ロット）+01"
5位 マチュー・ブロ（フランス、ルーベ・リール）
6位 トニー・ギャロパン（フランス、コフィディス）
7位 モレノ・ホフラント（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル） +02"
8位 タジェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、チームHTC・コロンビア）
9位 ロメン・フェイユ（フランス、ヴァカンソレイユ）
10位 スティーブ・モラビート（スイス、BMCレーシングチーム） +03"
33位 別府史之（日本、レディオシャック） +09"
45位 土井雪広（日本、スキル・シマノ） +11"
ポイント賞
アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック）
新人賞
ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
チーム総合成績
チームHTC・コロンビア
text:Kei Tsuji
photo:www.tourdelain.com
ツール・ド・ラン2010プロローグ photo:www.tourdelain.com今年で開催22回目を迎えるツール・ド・ランは、フランス東部に広がるジュラ山脈を舞台にした5日間のステージレース。今年はオメガファーマ・ロット、チームHTC・コロンビア、レディオシャック、アージェードゥーゼル、ケースデパーニュ、フランセーズデジューのプロツアー6チームが出場し、Bboxブイグテレコムやスキル・シマノなどのプロコンチネンタルチームも顔を揃えた。レディオシャックからは別府史之、スキル・シマノからは土井雪広が出場。フミは3年ぶり3度目の出場で、2005年に総合18位、2007年に総合21位に。土井は2008年に総合75位に入っている。
トップタイムで優勝したアイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） photo:www.tourdelain.com初日はアンベリュー・アン・ビュジェイを舞台にした3kmのプロローグ（個人タイムトライアル）。ここでスベルディアが3分38秒のトップタイムを叩き出し、ステージ優勝を飾るとともにリーダージャージを獲得した。これまでアシストとして活躍し、ツール・ド・フランスで3回総合トップ10フィニッシュを果たしている33歳のスベルディア。最後の勝利は2000年5月28日のビシクレタ・バスカの総合優勝にまで遡る。実に10年ぶりの勝ち星を挙げた。
スベルディアはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第1ステージで落車し、右手首を骨折。アシストとしての活躍が期待されたツール・ド・フランスに出場出来ず、地道にトレーニングを続けていた。
「予想以上の走りが出来たよ。最近はクラシカ・サンセバスティアンしか走っていなくて、しかもこのプロローグは距離が短くて自分向きだとは思っていなかった。アラン・ギャロパン監督の後押しで、限界を超える走りが出来たんだ（チーム公式サイト）」
距離の短さからステージ上位は僅差の闘い。1秒に満たない僅差で2位に入ったのは弱冠19歳のウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）。3位にはローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）が入った。
この日は107名が出走し、フミは9秒遅れの33位、土井は11秒遅れの45位。フミは自身のTwitterの中で「今日のプロローグは最初から気張り過ぎてスピード出し過ぎてコーナーをうまく曲がることが出来なかった。最初の1kmは今日勝ったチームメイトのズベルディアよりも速かったみたいで、結局最後の登りで差がついて9秒遅れでゴールした。 明日からチームメイトのために集団をコントロールします」とコメント。土井も同じくTwitterで「1ヶ月ぶりの公式レースのわりには意外と踏めて良かった。安心！でも明日からの4日間はハードなレースになるでしょう！」と語っている。
ツール・ド・ラン2010プロローグ結果
1位 アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） 3'38"
2位 ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
3位 ローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）
4位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、オメガファーマ・ロット）+01"
5位 マチュー・ブロ（フランス、ルーベ・リール）
6位 トニー・ギャロパン（フランス、コフィディス）
7位 モレノ・ホフラント（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル） +02"
8位 タジェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、チームHTC・コロンビア）
9位 ロメン・フェイユ（フランス、ヴァカンソレイユ）
10位 スティーブ・モラビート（スイス、BMCレーシングチーム） +03"
33位 別府史之（日本、レディオシャック） +09"
45位 土井雪広（日本、スキル・シマノ） +11"
個人総合成績
1位 アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック） 3'38"
2位 ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
3位 ローラン・マンジェル（フランス、ソール・ソジャサン）
4位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、オメガファーマ・ロット）+01"
5位 マチュー・ブロ（フランス、ルーベ・リール）
6位 トニー・ギャロパン（フランス、コフィディス）
7位 モレノ・ホフラント（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル） +02"
8位 タジェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、チームHTC・コロンビア）
9位 ロメン・フェイユ（フランス、ヴァカンソレイユ）
10位 スティーブ・モラビート（スイス、BMCレーシングチーム） +03"
33位 別府史之（日本、レディオシャック） +09"
45位 土井雪広（日本、スキル・シマノ） +11"
ポイント賞
アイマル・スベルディア（スペイン、レディオシャック）
新人賞
ウィルコ・ケルダーマン（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）
チーム総合成績
チームHTC・コロンビア
text:Kei Tsuji
photo:www.tourdelain.com
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