持ち前のスピードで橋本英也(弱虫ペダル サイクリングチーム)が南魚沼クリテリウム勝利。孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が2年連続となるJクリテリウムツアーの総合ランキング優勝に輝いた。



1周半のローリングの後に正式スタートが切られた photo:Nobumichi Komori

前日開催の済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ/南魚沼ロードレースから一夜明け、同じ新潟県南魚沼市を舞台にした第6回 南魚沼クリテリウムが2026年9月20日(日)に開催。Jクリテリウムツアーの最終戦であり、六日町市街地に設けられた1周1.24kmの坂戸特設コースでハイスピードバトルが繰り広げられた。

Jクリテリウムランキングの首位は孫崎大樹(ヴィクトワール広島)で、2位につけるのは元全日本王者である草場啓吾(KINAN Racing Team)。孫崎が5位以内に入れば自力でのシリーズ総合優勝が決まるという状態で35周/合計43.4kmの短時間高強度レースだ。

前日の南魚沼ロードレースで優勝したルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島)がこの日も積極的な動きを見せる photo:Nobumichi Komori

魚野川を渡る集団 photo:Nobumichi Komori
風間翔眞(シマノレーシング)が単独で抜け出すも集団が吸収 photo:Nobumichi Komori


橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)のアタックに反応した選手が抜け出すも、ほどなくして集団がキャッチ photo:Nobumichi Komori

「短く、緩みどころがほとんどないレイアウト(KINAN Racing Teamより)」のコースで、最も積極的に展開したのはヴィクトワール勢だった。レオネル・キンテロ(コロンビア)やルーク・バーンズ(オーストラリア)が積極的に逃げを打ち、KINANやシマノレーシング勢がチェックする。リーダーの孫崎や、クリテリウムで強みを見せる橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が常に動きをマークする展開が続いた。

中盤の16周目にはシリーズランキング1・2である孫崎と草場が2人で逃げたが引き戻され、さらにラスト6周回ではヴィクトワールのエリオット・シュルツ(オーストラリア)とバーンズ、橋本、山本元喜(KINAN Racing Team)、風間翔眞(シマノレーシング)、加藤快介(チームユーラシア・iRCタイヤ)、島崎将男(群馬マンモスレーシング)による強力な逃げが生まれた。

山本元喜(キナンレーシングチーム)を先頭に集団が最終周回に入る photo:Nobumichi Komori

接戦のゴールスプリント勝負を橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が制す photo:Nobumichi Komori

逃げ切りチャンスもあったエスケープだったものの、メンバーを送り損ねたチームによる必死の追走によってラスト1周半で飲み込まれる。ここから人数を集めたシマノ勢によるリードアウトが発進して日野泰静を発射したものの、フィニッシュ手前で急加速した橋本が並びかけ、ハンドルを投げ込んで先着した。

競輪とトラック、そしてロードレースのマルチ選手である橋本が、持ち前のスピードを活かして石川クリテリウムに続くJクリテリウムツアー優勝。キンテロが3位、草場が4位、そして孫崎は5位に入ったことで2年連続となるJクリテリウムツアーランキングの総合優勝を達成した。以下、孫崎のコメントを紹介する(チームリリースより)。

「今日でJCT年間総合優勝を決めることができました。JCT2連覇はシーズン前から個人としてもチームとしても目標にしていたので、まずは無事に達成することができてよかったという気持ちが強いです。

表彰式 photo:Nobumichi Komori

年間ランキングは孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が連覇を達成 photo:Nobumichi Komori

この1年間のJCTを振り返ると、昨年もそうでしたが、上位に入ること自体はそこまで難しいことではありませんでした。その中で勝利を目指して戦ってきた中で、今シーズンは1勝しかできなかったという点は、昨年に続いて課題だと感じています。ただ、安定して上位に入ることについては自信を持っています。JCT創設以来、2年連続で年間総合優勝を獲得することができたので、これからもこのグリーンジャージを手放さないように頑張りたいと思います。

JCTが始まって以来、これまでこのグリーンジャージを着ているのは自分だけなので、来年以降も譲るつもりはありません。自分自身もチャレンジャーという気持ちを持ちながら、挑戦してくる選手たちを上回り、また来年もこのタイトルを獲得できるように頑張ります。そして、ここまで1年間応援してくださったファンの皆さん、チームを支えてくださっているスポンサーの皆さん、本当にありがとうございます。皆さんの応援やサポートがあったからこそ、2連覇という結果を残すことができました。これからも応援していただけるような走りをしていきたいと思います」

F(女子) 林優希(なるしまフレンドレーシングチーム)が優勝 photo:Nobumichi Komori

E1優勝 中川由人(MOAT RACING LAB) photo:Nobumichi Komori
第60回 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ/南魚沼ロードレース2026結果
1位 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) 3:40:44
2位 林原聖真(シマノレーシング) +0:25
3位 島崎将男(群馬マンモスレーシング) +0:26
4位 草場啓吾(KINAN Racing Team) +2:32
5位 山本元喜(KINAN Racing Team) +2:33
6位 山田拓海(シマノレーシング)
OPN 大前翔(Roppongi Express) +2:34
7位 谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)
8位 香山飛龍(シマノレーシング) +2:36
9位 永井健太(アヴニールサイクリング山梨) +2:39
10位 馬場慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム) +2:40
text:So Isobe
photo:Nobumichi Komori