ツール・ド・ルクセンブルクが開幕し、初日の登りスプリントをマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)が制した。ロード世界王者奪還に向け、弾みをつける結果を残した。



ロード復帰戦となったマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) photo:Tour de Luxembourg

カナダ・モントリオールで開催されるUCIロード世界選手権が迫るなか、ツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.Pro)が9月16日に開幕した。ルクセンブルクはベルギーとドイツ、フランスに囲まれた小国だが、シュレク兄弟やボブ・ユンゲルスを輩出するなど自転車競技は盛んだ。大会は本格的な山岳が登場せず、ほとんどを丘陵ステージが占める5日間のステージレースだ。第4ステージには個人タイムトライアルが設定されている。

世界選手権では9月20日に男子エリートの個人タイムトライアルが開催されるが、ロードレースは27日のため、ロードに注力する選手たちには調整の時間が残されている。マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)もアルカンシエル奪還に向け、この大会を前哨戦に選んだ。他にはスプリンターのマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)や34歳のベテラン、ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ)もスタートラインに並んだ。

ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)を追い抜くマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) photo:Tour de Luxembourg

初日は157.5kmの丘陵ステージで、逃げ集団も形成されたが、フィニッシュ地点の待つルクセンブルク・フェッシュマールトには、逃げを吸収した約30名のメイン集団が突入した。集団先頭で積極的にペースを作り、高いモチベーションを示したのはスーダル・クイックステップだった。そして残り500m地点の短い登りでセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、リドル・トレック)が飛び出した。

前デンマーク王者がアタックで後続との差を広げる。しかし23歳のピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)が猛スピードで追いつき、緩斜面の最終ストレートで入れ替わるように先頭へ。そしてその背後から、ファンデルプールがゴーテラを抜き去り勝利を決めた。

初日を制したマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos

フィニッシュ直後、ハンドルに突っ伏して息を整えるファンデルプール。ツール・ド・フランス最終ステージで劇的な勝利を飾った後、マウンテンバイクに活動の場を移していたが、ロード復帰戦でいきなりの勝利を飾った。

2位にはゴーテラ、3位にはファンデンベルフが入った。
ツール・ド・ルクセンブルク2026第1ステージ結果
1位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) 3:45:42
2位 ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)
3位 マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
4位 ペールストランド・ハーゲネス(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) +0:02
5位 ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
個人総合成績
1位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) 3:45:432
2位 ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM) +0:04
3位 マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
4位 ペールストランド・ハーゲネス(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) +0:06
5位 ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ) +0:12
その他の特別賞
ポイント賞 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)
山岳賞 マルテ・ヘレルップ(デンマーク、チーム・コロクイック)
ヤングライダー賞 ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)
チーム総合成績 ヴィスマ・リースアバイク
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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