ツール・ド・フランス・ファム第3ステージはシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が88kmの大逃げを決めた。ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)の追走を退け、金星とともにマイヨジョーヌに袖を通した。

ジュネーヴを出発し、フランスに入国するツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフト3日目 photo:A.S.O.
前日のフィニッシュ地点であるスイス、ジュネーヴを出発したツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフトは、3日目にしてようやくフランスに入国。ポリニーを目指す156.5kmの丘陵ステージは、序盤に1級と2級山岳が連続し、細かいアップダウンを繰り返しながら標高を下げていくレイアウトだ。
スタート直後にフランスに入国した集団では、デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)らを巻き込む落車が発生する。しかし、いずれも大きな怪我はなく集団復帰すると、1級山岳で開幕2連勝でマイヨジョーヌを着るロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)らのスプリンターが遅れていく。続く3級山岳を越えた直後に逃げを目指すアタックが活発化し、11名の先頭集団が形成された。

残り88km地点から単独逃げを打ったシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:A.S.O.

追走するロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) photo:A.S.O.
その中から残り88km地点でシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)がアタックする。単独先頭に立つと、後続では元世界王者であるロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が飛び出し、単独追走を開始。共に総合争いの脅威ではなかったため、プロトンは2名の逃げを容認した。
気温が40度にも迫る過酷なコンディションのなかでも、直近のノルウェー選手権でプロ初勝利を挙げ、国内王者ジャージを纏うハウグセットは快調に飛ばす。一方、チーム3連勝を目指すコペッキーは徐々にハウグセットとの差を縮め、残り10km地点では目視で捉えられる10秒差まで迫った。しかし、コペッキーは「力は残っていたが脚が痙攣しはじめた」とレース後に語るように、脚の痙攣に見舞われて失速。差は再び広がっていった。また、プロトンにも積極的に追走するチームは現れたが、その差を詰め切るには至らなかった。
そのため、懸命に踏み続けたハウグセットが単独でポリニーの街に到着。プロ初勝利だったノルウェー選手権からわずか1ヶ月後、ツール・ド・フランス・ファムという大舞台で、劇的な逃げ切り勝利を決めた。

コペッキーの追走を振り切り、勝利したシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos

金星を挙げたシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:A.S.O.
「コペッキーとの差が縮まったため、どうせ捕まるのだろうと思った。『区間2位も立派な結果』だとね。だけど、チームカーから監督の励ましが背中を押し、チームメイトや母国からの応援が力になった。この勝利はもちろん、彼女が私を捉えられなかったことも信じられない。そして、マイヨジョーヌを着られるなんて素晴らしい」。そう語ったハウグセットは、今年ウノエックス・モビリティに加入した27歳で、表彰式では笑顔でマイヨジョーヌに袖を通した。
結果的にコペッキーは1分24秒遅れでフィニッシュし、マリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)を先頭とするプロトンは2分48秒遅れでレースを終える。この結果、マイヨジョーヌがウィーベスからハウグセットに移った以外に、総合上位で大きな変動はなかった。

総合でも首位に立ったシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:A.S.O.

前日のフィニッシュ地点であるスイス、ジュネーヴを出発したツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフトは、3日目にしてようやくフランスに入国。ポリニーを目指す156.5kmの丘陵ステージは、序盤に1級と2級山岳が連続し、細かいアップダウンを繰り返しながら標高を下げていくレイアウトだ。
スタート直後にフランスに入国した集団では、デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)らを巻き込む落車が発生する。しかし、いずれも大きな怪我はなく集団復帰すると、1級山岳で開幕2連勝でマイヨジョーヌを着るロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)らのスプリンターが遅れていく。続く3級山岳を越えた直後に逃げを目指すアタックが活発化し、11名の先頭集団が形成された。


その中から残り88km地点でシグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)がアタックする。単独先頭に立つと、後続では元世界王者であるロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が飛び出し、単独追走を開始。共に総合争いの脅威ではなかったため、プロトンは2名の逃げを容認した。
気温が40度にも迫る過酷なコンディションのなかでも、直近のノルウェー選手権でプロ初勝利を挙げ、国内王者ジャージを纏うハウグセットは快調に飛ばす。一方、チーム3連勝を目指すコペッキーは徐々にハウグセットとの差を縮め、残り10km地点では目視で捉えられる10秒差まで迫った。しかし、コペッキーは「力は残っていたが脚が痙攣しはじめた」とレース後に語るように、脚の痙攣に見舞われて失速。差は再び広がっていった。また、プロトンにも積極的に追走するチームは現れたが、その差を詰め切るには至らなかった。
そのため、懸命に踏み続けたハウグセットが単独でポリニーの街に到着。プロ初勝利だったノルウェー選手権からわずか1ヶ月後、ツール・ド・フランス・ファムという大舞台で、劇的な逃げ切り勝利を決めた。


「コペッキーとの差が縮まったため、どうせ捕まるのだろうと思った。『区間2位も立派な結果』だとね。だけど、チームカーから監督の励ましが背中を押し、チームメイトや母国からの応援が力になった。この勝利はもちろん、彼女が私を捉えられなかったことも信じられない。そして、マイヨジョーヌを着られるなんて素晴らしい」。そう語ったハウグセットは、今年ウノエックス・モビリティに加入した27歳で、表彰式では笑顔でマイヨジョーヌに袖を通した。
結果的にコペッキーは1分24秒遅れでフィニッシュし、マリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)を先頭とするプロトンは2分48秒遅れでレースを終える。この結果、マイヨジョーヌがウィーベスからハウグセットに移った以外に、総合上位で大きな変動はなかった。

ツール・ド・フランス・ファム2026第3ステージ結果
| 1位 | シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | 4:05:59 |
| 2位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | +1:24 |
| 3位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:48 |
| 4位 | ウソア・オストラサ(スペイン、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ) | |
| 5位 | キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル) | |
| 6位 | ノエミ・リュエッグ(スイス、EFエデュケーション・オートリー) | |
| 7位 | セリア・ジェリー(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 8位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | |
| 9位 | マルヴィナ・ムル(ポーランド、コフィディス・ウィメン) | |
| 10位 | モニカ・トリンカコロネル(イタリア、リブ・アルウラー・ジェイコ) |
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
| 1位 | シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | 11:17:56 |
| 2位 | キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル) | +2:02 |
| 3位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +2:06 |
| 4位 | ノエミ・リュエッグ(スイス、EFエデュケーション・オートリー) | +2:20 |
| 5位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 6位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | |
| 7位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド) | |
| 8位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | |
| 9位 | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | |
| 10位 | ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) |
その他の特別賞
| マイヨヴェール(ポイント賞) | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
| マイヨアポワ(山岳賞) | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック) |
| マイヨブラン(ヤングライダー賞) | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチーム・リマド) |
| チーム総合成績 | SDワークス・プロタイム |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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