令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)トラック競技の最終日は、男子6種目、女子3種目の決勝が行われた。トラック競技の学校対抗総合順位は松山学院が首位となり、9度目の総合優勝に王手をかけた。

フェンスに掲げられた各高校の応援バナーの前を集団が駆け抜ける photo:Satoru Kato
大阪府の岸和田競輪場で開催されたインターハイのトラック競技。最終日となる3日目は、男女ポイントレース、男子1kmタイムトライアル、男子スクラッチ、男子4km速度競争、男女スプリント、男女ケイリンの決勝が行われた。最終日も朝から晴れて30℃を超える暑さの中での競技となった。

男子ポイントレース決勝 序盤から先行してポイントを重ねた戸倉誠大(宇陀高校) photo:Satoru Kato 
男子ポイントレース決勝 終盤、伊藤隆聖(岐阜第一高校)が単独先行 photo:Satoru Kato
男子は前日に行われた予選を勝ち上がった24名が出走し、20kmの決勝が行われた。序盤から先行する集団を形成してポイントを加算したのは戸倉誠大(宇陀高校)前半だけで1位通過2回を含む14ポイントを獲得してリードする。優勝候補と目された井上悠貴(松山学院)はポイントを獲得出来ず、後半に入ると自ら動いて集団先頭を引く場面もあったものの、ポイントリーダーの戸倉をはじめ各選手が井上をマークして決定的な動きが生まれない状況が続く。

男子ポイントレース決勝 伊藤隆聖(岐阜第一高校)が僅差で逃げ切り10p獲得して逆転 photo:Satoru Kato
9回目のポイント周回を終えて残るはフィニッシュのみとなった残り5周、伊藤隆聖(岐阜第一高校)が飛び出して単独先行。武藤巧眞(前橋工業高校)らが追走してフィニッシュラインで並びかけるも、僅差で伊藤が逃げ切った。この結果、5ポイントを持っていた伊藤がフィニッシュで10ポイントを加算して戸倉を1ポイント上回り、逆転優勝を決めた。

男子ポイントレース 表彰式 photo:Satoru Kato
伊藤隆聖コメント
「昨日の予選はギリギリ8位で通過出来たが熱中症になってしまい、なんとか回復して今日の決勝を走りました。でも余裕は無いと分かっていたので、集団との差が広げられそうなタイミングを見計らって、ペースが緩んだところで飛び出しました。でもいつ後ろから来るかと思いながら、でも抜け出したからには最後まで行くしかないと思って走り切りました。最後は並ばれてしまい、結果が出るまで勝ったと確信できませんでした。
小学2年生でシクロクロスを始め、中学生でMTBに乗り、今年高校に入ってからトラックとロードは本格的に始めました。トラックよりもロードレースの方がまだ得意と言えるので、明日は頑張りたいです」

女子ポイントレース決勝 4名の集団が先行 photo:Satoru Kato

女子ポイントレース 塩貝穂佳(北桑田高校)に大谷奈々(鳥取西高校)が続いて最終周回へ photo:Satoru Kato
女子は決勝レースのみで行われ、14名が出走した。序盤から大谷奈々(鳥取西高校)、塩貝穂佳、綱嶋凛々音(以上北桑田高校)、阿部理沙(別府翔青高校)の4名が先行。大谷のリードを塩貝が追う展開となり、大谷19ポイント、塩貝14ポイントで最終周回へ。フィニッシュは塩貝が先着して10ポイント加算したものの、大谷が2位で6ポイント加算し、1ポイント差で逃げ切り優勝を決めた。

女子ポイントレース 表彰式 photo:Satoru Kato
大谷奈々コメント
「大人数で走るのは苦手なので、少人数に絞っていこうと考えていました。狙ったとおりのメンバーが揃い、前半からポイントを取れていたのでうまく展開できたと思います。ポイントレースは初めて走りましたが、優勝出来て嬉しいです。高校卒業後は自転車を続けるかまだ考え中ですが、まずはインターハイが終わったら受験勉強に集中します」

男子1kmTT優勝 松尾泰成(岡山工業高校)1分4秒175 photo:Satoru Kato

男子1kmTT2位 落合 隼(静岡北高校):1分4秒980 photo:Satoru Kato 
男子1kmTT3位 長嶺六三志(沖縄工業高校)1分5秒031 photo:Satoru Kato
男子1kmタイムトライアルは20名が出走。落合隼(静岡北高校)が1分4秒980で暫定トップに立つも、その直後に出走した松尾泰成(岡山工業高校)が1分4秒175をマークし、優勝した。

男子1kmタイムトライアル表彰式 photo:Satoru Kato
落合隼コメント
「強い選手が多い中、気持ち負けしないように優勝するぞと強く思って臨みました。高校3年間最後のインターハイで優勝出来て嬉しいです。残り600mから落ち始めるので、そこから残り400mまでを耐えて耐えてタイムを落とさないようにすることを目指して走りました。1分3秒台を狙っていましたが、それに近い1分4秒1の自己ベストを出せたので満足しています。大学進学して自転車競技を続け、1kmのスペシャリストを目指して1分切れるようになりたいです」

男子スクラッチ決勝は18名が出走 photo:Satoru Kato

男子スクラッチ決勝 レース終盤、橋本貫志(苫小牧東高校)と定廣雄志(高松工芸高校)が逃げる photo:Satoru Kato
前日の予選を勝ち上がった18名が出走した男子スクラッチ決勝は8kmのレース。選抜大会優勝の佐野凌麻(岐阜第一高校)の動きを集団全員が注目する中、残り7周に入ったところで橋本貫志(苫小牧東高校)と貞廣雄志(高松工芸高校)の2名が抜け出して先行する。追走のペースが上がらない集団は先行する2名を捕まえれられず、最後は橋本が先着して優勝した。

男子スクラッチ表彰式 photo:Satoru Kato
橋本貫志コメント
「これまでになく良いレースが出来たと思います。佐野凌麻さんの動きをみんな見ていたので、動きが無いタイミングで意表をついて抜け出せば誰もついて来ないだろうと考えていました。その狙い通りになり、残り3周くらいで後ろをみたら集団に動きがなかったので、2人でこのまま行けるだろうと思いました。
まだ決まっていませんが大学に進学して競技を続けたいと思っていますし、全国規模の大会でまた優勝出来るように頑張ります」

先頭責任完了者のヘルメットカバー同色の旗が立つ4km速度競争 photo:Satoru Kato

男子4km速度競争優勝 伊澤璃空(成城高校) photo:Satoru Kato
4kmのレース中にホームストレートとバックストレートのコントロールラインをそれぞれ1回ずつ先頭で通過すること(=先頭責任)が勝利の条件となる4km速度競争。初日に予選、2日目に準決勝が行われ、勝ち上がった10名により決勝が行われた。
スタート直後からアタック合戦が続き、前半は先頭責任完了が1名しかいない状況。後半に入ると立て続けに先頭責任完了者が続き、10名中8名が完了した状態で最終周回へ。伊藤隆聖(岐阜第一高校)が抜け出して先行し、フィニッシュ直前に中道諒雅(伊勢崎興陽高校)と井上颯人(たちばな高校)が並びかけるも僅差で伊藤が逃げ切り、選抜大会に続きこの種目での優勝を決めた。

男子4km速度競争 表彰式 photo:Satoru Kato
伊澤璃空コメント
「春(選抜大会)との連覇を狙っていたので勝ててホッとしています。昨年はスクラッチでインターハイ出場を逃してしまったので、3年の今年からこの種目に切り替えて目指しました。決勝は強い選手が揃っていたので逃げを打つことも難しい展開でした。でも焦ることなく冷静さを保つよう心がけて走りました。レース前に決勝を走るメンバーから「お前をマークするぞ」と言われていたので、それを振り切ってやると思っていました。最後はギリギリでしたが、勝てて本当に良かったです。明日のロードレースは悔しい結果になった全日本のリベンジをしたいです」

男子スプリント決勝 山崎帝輝(松山学院高校)と入田翔(南大隅高校)の駆け引き photo:Satoru Kato

男子スプリント決勝2本目 山崎帝輝(松山学院高校)がバックストレートで引き離していく photo:Satoru Kato
男子スプリント決勝は、予選1位の山崎帝輝(松山学院高校)と、予選3位の入田翔(南大隅高校)が対戦。1本目は僅差で山崎が先着。2本目は打鐘直後に一気に加速した山崎が入田を大きく引き離して勝負を決めた。

男子スプリント表彰式 photo:Satoru Kato
山崎帝輝コメント
「予選は自分の思ったようなタイムを出せなかったけれど、優勝出来て嬉しいです。決勝まで3日間ありましたが、集中力を切らさず臨み、冷静に走って力を出し切れたと思います。次は世界選手権で良い結果を出したいです」

女子スプリント決勝 樋口愛菜(遊学館高校)が田中美月(宮崎農業高校)のまくりを凌いで優勝 photo:Satoru Kato
女子スプリント決勝は、予選で大会新記録をマークした樋口愛菜(遊学館高校)と、予選3位の田中美月(宮崎農業高校)が対戦。1本目は先行した樋口に田中が並びかけるも樋口が逃げ切り、2本目も同様に樋口が逃げ切って優勝を決めた。

女子スプリント表彰式 photo:Satoru Kato
樋口愛菜コメント
「選抜大会で悔しい思いをしたので練習を頑張りました。予選は大会新記録を出せたと思っていなかったので、後から言われてビックリしました。決勝はイメージ通りの走りが出来たので良かったと思います」

男子ケイリン決勝 photo:Satoru Kato 
男子ケイリン アウト側から毛利元晴(誠英高校)の仕掛けに村瀬琶音(水島工業高校)が合わせて最終周回へ photo:Satoru Kato

男子ケイリン優勝 八重幡勇世(作新学院高校) photo:Satoru Kato
男子決勝は、1名出走をとりやめたため5名で行われた。先導が外れたあと、選抜大会優勝の毛利元晴(誠英高校)が前に出る動きに村瀬琶音(水島工業高校)が合わせ、この2人を先頭に最終周回に入る。3コーナーでは5人が横一線に並び、そこから抜け出してきた八重幡勇世(作新学院高校)が先着して優勝した。

男子ケイリン表彰式 photo:Satoru Kato
八重幡勇世コメント
「選抜大会で初めてケイリンを走って、決勝には残れたけれど勝てなかったので、インターハイで優勝出来て嬉しいです。決勝はバックで空いたところから前に出ることが出来て、ホームの直線に入ったところで前に誰も見えなくなったので行けたと思いました。でも僅差だったので、確定が出るまで勝てたと確信出来ませんでした。まだ優勝した実感が無いです。インターハイで表彰台に乗るのはこれが初めてなので、とても嬉しいです。
今年競輪養成所を受験する予定です。将来は眞杉匠選手の前を走れるような競輪選手になりたいです」

女子ケイリン決勝 photo:Satoru Kato 
女子ケイリン 和田華月(南大隅高校)を先頭に最終周回へ photo:Satoru Kato

女子ケイリン優勝 阿部陽海(栄北高校) photo:Satoru Kato
女子決勝は、最終周回のバックストレートで後方から一気に前に出た阿部陽海(栄北高校)が先頭のままフィニッシュし、優勝を決めた。

女子ケイリン表彰式 photo:Satoru Kato
阿部陽海コメント
「予選から決勝まで、初めて全て1着を取ることが出来て、成長を実感できた大会でした。これまでは先行することが多かったのですが、ケイリンでは不利なことが多いので今回はまくりとか仕掛けた選手に合わせて行くとか、今までやらなかった事に挑戦して、この競輪場で自分に合う方法を見つけて決勝に臨めました。それが決まったので本当に嬉しいです」

学校対抗トラック総合表彰式 photo:Satoru Kato
3日間のトラック競技を終え、男子の学校対抗順位は松山学院高校が首位となった。チームスプリント、3km個人追い抜き、スプリントで優勝し、計35ポイントを獲得した松山学院は、総合2位の岐阜第一高校と7ポイント差で明日のロードレースを迎える。果たして9度目の総合優勝となるか?

大阪府の岸和田競輪場で開催されたインターハイのトラック競技。最終日となる3日目は、男女ポイントレース、男子1kmタイムトライアル、男子スクラッチ、男子4km速度競争、男女スプリント、男女ケイリンの決勝が行われた。最終日も朝から晴れて30℃を超える暑さの中での競技となった。
ポイントレース 男子は伊藤隆聖、女子は大谷奈々が優勝


男子は前日に行われた予選を勝ち上がった24名が出走し、20kmの決勝が行われた。序盤から先行する集団を形成してポイントを加算したのは戸倉誠大(宇陀高校)前半だけで1位通過2回を含む14ポイントを獲得してリードする。優勝候補と目された井上悠貴(松山学院)はポイントを獲得出来ず、後半に入ると自ら動いて集団先頭を引く場面もあったものの、ポイントリーダーの戸倉をはじめ各選手が井上をマークして決定的な動きが生まれない状況が続く。

9回目のポイント周回を終えて残るはフィニッシュのみとなった残り5周、伊藤隆聖(岐阜第一高校)が飛び出して単独先行。武藤巧眞(前橋工業高校)らが追走してフィニッシュラインで並びかけるも、僅差で伊藤が逃げ切った。この結果、5ポイントを持っていた伊藤がフィニッシュで10ポイントを加算して戸倉を1ポイント上回り、逆転優勝を決めた。

伊藤隆聖コメント
「昨日の予選はギリギリ8位で通過出来たが熱中症になってしまい、なんとか回復して今日の決勝を走りました。でも余裕は無いと分かっていたので、集団との差が広げられそうなタイミングを見計らって、ペースが緩んだところで飛び出しました。でもいつ後ろから来るかと思いながら、でも抜け出したからには最後まで行くしかないと思って走り切りました。最後は並ばれてしまい、結果が出るまで勝ったと確信できませんでした。
小学2年生でシクロクロスを始め、中学生でMTBに乗り、今年高校に入ってからトラックとロードは本格的に始めました。トラックよりもロードレースの方がまだ得意と言えるので、明日は頑張りたいです」


女子は決勝レースのみで行われ、14名が出走した。序盤から大谷奈々(鳥取西高校)、塩貝穂佳、綱嶋凛々音(以上北桑田高校)、阿部理沙(別府翔青高校)の4名が先行。大谷のリードを塩貝が追う展開となり、大谷19ポイント、塩貝14ポイントで最終周回へ。フィニッシュは塩貝が先着して10ポイント加算したものの、大谷が2位で6ポイント加算し、1ポイント差で逃げ切り優勝を決めた。

大谷奈々コメント
「大人数で走るのは苦手なので、少人数に絞っていこうと考えていました。狙ったとおりのメンバーが揃い、前半からポイントを取れていたのでうまく展開できたと思います。ポイントレースは初めて走りましたが、優勝出来て嬉しいです。高校卒業後は自転車を続けるかまだ考え中ですが、まずはインターハイが終わったら受験勉強に集中します」
男子1kmタイムトライアル 0.8秒差で松尾泰成が優勝



男子1kmタイムトライアルは20名が出走。落合隼(静岡北高校)が1分4秒980で暫定トップに立つも、その直後に出走した松尾泰成(岡山工業高校)が1分4秒175をマークし、優勝した。

落合隼コメント
「強い選手が多い中、気持ち負けしないように優勝するぞと強く思って臨みました。高校3年間最後のインターハイで優勝出来て嬉しいです。残り600mから落ち始めるので、そこから残り400mまでを耐えて耐えてタイムを落とさないようにすることを目指して走りました。1分3秒台を狙っていましたが、それに近い1分4秒1の自己ベストを出せたので満足しています。大学進学して自転車競技を続け、1kmのスペシャリストを目指して1分切れるようになりたいです」
男子スクラッチ 橋本貫志が逃げ切り勝ち


前日の予選を勝ち上がった18名が出走した男子スクラッチ決勝は8kmのレース。選抜大会優勝の佐野凌麻(岐阜第一高校)の動きを集団全員が注目する中、残り7周に入ったところで橋本貫志(苫小牧東高校)と貞廣雄志(高松工芸高校)の2名が抜け出して先行する。追走のペースが上がらない集団は先行する2名を捕まえれられず、最後は橋本が先着して優勝した。

橋本貫志コメント
「これまでになく良いレースが出来たと思います。佐野凌麻さんの動きをみんな見ていたので、動きが無いタイミングで意表をついて抜け出せば誰もついて来ないだろうと考えていました。その狙い通りになり、残り3周くらいで後ろをみたら集団に動きがなかったので、2人でこのまま行けるだろうと思いました。
まだ決まっていませんが大学に進学して競技を続けたいと思っていますし、全国規模の大会でまた優勝出来るように頑張ります」
4km速度競争 伊澤璃空が選抜大会に続き優勝


4kmのレース中にホームストレートとバックストレートのコントロールラインをそれぞれ1回ずつ先頭で通過すること(=先頭責任)が勝利の条件となる4km速度競争。初日に予選、2日目に準決勝が行われ、勝ち上がった10名により決勝が行われた。
スタート直後からアタック合戦が続き、前半は先頭責任完了が1名しかいない状況。後半に入ると立て続けに先頭責任完了者が続き、10名中8名が完了した状態で最終周回へ。伊藤隆聖(岐阜第一高校)が抜け出して先行し、フィニッシュ直前に中道諒雅(伊勢崎興陽高校)と井上颯人(たちばな高校)が並びかけるも僅差で伊藤が逃げ切り、選抜大会に続きこの種目での優勝を決めた。

伊澤璃空コメント
「春(選抜大会)との連覇を狙っていたので勝ててホッとしています。昨年はスクラッチでインターハイ出場を逃してしまったので、3年の今年からこの種目に切り替えて目指しました。決勝は強い選手が揃っていたので逃げを打つことも難しい展開でした。でも焦ることなく冷静さを保つよう心がけて走りました。レース前に決勝を走るメンバーから「お前をマークするぞ」と言われていたので、それを振り切ってやると思っていました。最後はギリギリでしたが、勝てて本当に良かったです。明日のロードレースは悔しい結果になった全日本のリベンジをしたいです」
スプリント 男子は山崎帝輝、女子は樋口愛菜が優勝


男子スプリント決勝は、予選1位の山崎帝輝(松山学院高校)と、予選3位の入田翔(南大隅高校)が対戦。1本目は僅差で山崎が先着。2本目は打鐘直後に一気に加速した山崎が入田を大きく引き離して勝負を決めた。

山崎帝輝コメント
「予選は自分の思ったようなタイムを出せなかったけれど、優勝出来て嬉しいです。決勝まで3日間ありましたが、集中力を切らさず臨み、冷静に走って力を出し切れたと思います。次は世界選手権で良い結果を出したいです」

女子スプリント決勝は、予選で大会新記録をマークした樋口愛菜(遊学館高校)と、予選3位の田中美月(宮崎農業高校)が対戦。1本目は先行した樋口に田中が並びかけるも樋口が逃げ切り、2本目も同様に樋口が逃げ切って優勝を決めた。

樋口愛菜コメント
「選抜大会で悔しい思いをしたので練習を頑張りました。予選は大会新記録を出せたと思っていなかったので、後から言われてビックリしました。決勝はイメージ通りの走りが出来たので良かったと思います」
ケイリン 男子は八重幡勇世、女子は阿部陽海が優勝



男子決勝は、1名出走をとりやめたため5名で行われた。先導が外れたあと、選抜大会優勝の毛利元晴(誠英高校)が前に出る動きに村瀬琶音(水島工業高校)が合わせ、この2人を先頭に最終周回に入る。3コーナーでは5人が横一線に並び、そこから抜け出してきた八重幡勇世(作新学院高校)が先着して優勝した。

八重幡勇世コメント
「選抜大会で初めてケイリンを走って、決勝には残れたけれど勝てなかったので、インターハイで優勝出来て嬉しいです。決勝はバックで空いたところから前に出ることが出来て、ホームの直線に入ったところで前に誰も見えなくなったので行けたと思いました。でも僅差だったので、確定が出るまで勝てたと確信出来ませんでした。まだ優勝した実感が無いです。インターハイで表彰台に乗るのはこれが初めてなので、とても嬉しいです。
今年競輪養成所を受験する予定です。将来は眞杉匠選手の前を走れるような競輪選手になりたいです」



女子決勝は、最終周回のバックストレートで後方から一気に前に出た阿部陽海(栄北高校)が先頭のままフィニッシュし、優勝を決めた。

阿部陽海コメント
「予選から決勝まで、初めて全て1着を取ることが出来て、成長を実感できた大会でした。これまでは先行することが多かったのですが、ケイリンでは不利なことが多いので今回はまくりとか仕掛けた選手に合わせて行くとか、今までやらなかった事に挑戦して、この競輪場で自分に合う方法を見つけて決勝に臨めました。それが決まったので本当に嬉しいです」
トラック総合優勝は松山学院高校

3日間のトラック競技を終え、男子の学校対抗順位は松山学院高校が首位となった。チームスプリント、3km個人追い抜き、スプリントで優勝し、計35ポイントを獲得した松山学院は、総合2位の岐阜第一高校と7ポイント差で明日のロードレースを迎える。果たして9度目の総合優勝となるか?
ポイントレース決勝 結果
| 男子 | 女子 | |||
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 伊藤隆聖(岐阜第一高校) | 15p | 大谷奈々(鳥取西高校) | 25p |
| 2位 | 戸倉誠大(宇陀高校) | 14p | 塩貝穂佳(北桑田高校) | 24p |
| 3位 | 武藤巧眞(前橋工業高校) | 11p | 阿部理沙(別府翔青高校) | 13p |
| 4位 | 中村圭汰(宮崎農業高校) | 9p | 綱嶋凛々音(北桑田高校) | 8p |
| 5位 | 田中 颯(北桑田高校) | 8p | 鈴木結菜(作新学院高校) | 3p |
| 6位 | 安住航貴(東北高校) | 8p | 市川啓子(松任高校) | 3p |
| 男子1kmタイムトライアル結果 | ||
| 1位 | 松尾泰成(岡山工業高校) | 1分4秒175 |
| 2位 | 落合 隼(静岡北高校) | 1分4秒980 |
| 3位 | 長嶺六三志(沖縄工業高校) | 1分5秒031 |
| 4位 | 道上陽翔(名古屋高校) | 1分5秒775 |
| 5位 | 山本陸人(松任高校) | 1分5秒941 |
| 6位 | 永井 裕(岐阜第一高校) | 1分5秒984 |
| 男子スクラッチ 結果(8km) | ||
| 1位 | 橋本貫志(苫小牧東高校) | 10分30秒435 |
| 2位 | 貞廣雄志(高松工芸高校) | |
| 3位 | 新井優貴(川越工業高校) | |
| 4位 | 杉本進之介(別府翔青高校) | |
| 5位 | 佐野凌麻(岐阜第一高校) | |
| 6位 | 各務遼音(松山学院高校) | |
| 男子4km速度競争 結果 | ||
| 1位 | 伊澤璃空(成城高校) | 4分35秒623 大会新 |
| 2位 | 中道諒雅(伊勢崎興陽高校) | |
| 3位 | 井上颯人(たちばな高校) | |
| 4位 | 福井 慎(瀬田工業高校) | |
| 5位 | 手塚礼響(作新学院高校) | |
| 6位 | 西澤崇介(保土ヶ谷高校) |
スプリント 結果(タイムは予選時)
| 男子 | 女子 | |||
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 山崎帝輝(松山学院高校) | 10秒465 | 樋口愛菜(遊学館高校) | 12秒166 大会新 |
| 2位 | 入田 翔(南大隅高校) | 10秒685 | 田中美月(宮崎農業高校) | 12秒315 |
| 3位 | 須藤虎之輔(倉吉総合産業高校) | 10秒570 | 藤田初風(山陽学園高校)12秒248 | |
| 4位 | 辻井琥太朗(土佐高校) | 10秒803 | 井上咲季(松山聖陵高校) | 12秒320 |
| 5位 | 湯浅大智(大阪偕星高校) | 11秒038 | 前島きよの(沖縄向陽高校) | 12秒558 |
| 6位 | 前川櫂里(九州学院高校) | 10秒901 | 岡田愛裕來(作新学院高校) | 12秒569 |
ケイリン 結果
| 男子 | 参考タイム | 女子 | 参考タイム | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 八重幡勇世(作新学院高校) | 11秒190 | 阿部陽海(栄北高校) | 12秒987 |
| 2位 | 正木颯人(九州学院高校) | 伊東優来(岐阜第一高校) | ||
| 3位 | 村瀬琶音(水島工業高校) | 玉井雫月(高松工芸高校) | ||
| 4位 | 毛利元晴(誠英高校) | 中川依里(杉戸農業高校) | ||
| 5位 | 小恒禮已(和歌山北高校) | 池川楽々(広島私立広島工業高校) | ||
| 6位 | 奥田煌山(広島城北高校) | 和田華月(南大隅高校) |
学校対抗順位 男子トラック総合
| 1位 | 松山学院高校 | 35p |
| 2位 | 岐阜第一高校 | 28p |
| 3位 | 岡山工業高校 | 23p |
text&photo Satoru Kato
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