NSNサイクリングチームがツール・ド・フランスに向けた8名の出場メンバーを発表。ビニヤム・ギルマイ(エリトリア)でのスプリント勝利、そして自身2度目のマイヨヴェール(ポイント賞)獲得に向けた布陣を敷く。



2024年大会でマイヨヴェールを射止めたビニヤム・ギルマイ(エリトリア) photo:CorVos

ツール・ド・フランス開幕まで10日を切った6月25日、メインスポンサーの拠点が開幕値バルセロナであるNSNサイクリングチームが発表したメンバーは以下の8名。エーススプリンターであるギルマイを中心に、スチュワートら4名がトレインを組み、ベネットやフリーゴ、ニーランズらがステージ優勝を狙う。

ルイス・アスキー(イギリス)
ジョージ・ベネット(ニュージーランド)
マルコ・フリーゴ(イタリア)
ビニヤム・ギルマイ(エリトリア)
マティス・ルヴェル(フランス)
クリスツ・ニーランズ(ラトビア)
ジェイク・スチュワート(イギリス)
トム・ファンアスブルック(ベルギー)


「スプリントを第1目標に置いた」と監督であるサム・ビューリーが言うように、中心となるのはもちろんスプリンターのギルマイだ。アンテルマルシェ・ワンティに所属していた2024年大会、ギルマイはアフリカ出身の黒人選手として初の区間優勝を果たし、計3勝でマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得。その後、チーム体制の変更に伴いNSNサイクリングチームの一員となった。

バロワーズ・ベルギーツアーでスプリント勝利したビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos

今季は直近のバロワーズ・ベルギーツアーでのステージ優勝をあわせ、ここまで3勝と状態も悪くないギルマイ。そのエースを支えるのが、スチュワート、アスキー、ルヴェル、そして6年ぶりのツール出場となる36歳のベテラン、ファンアスブルックだ。狙うのはもちろんスプリント勝利と、マイヨヴェールの奪還だ。

「僕は、過去に成し遂げたことを振り返るよりも、新たな特別な瞬間を作ることに興味がある」と意気込みを語ったギルマイ。「自分の調子が良いことは分かっているし、献身的なチームが周りにいることも心強い。シーズンの初めから、僕らはお互いにどう連携すれば最も良いかを探り、信頼関係を築き、最高の結果を出すために取り組んできた」と自信をのぞかせた。

ニュージーランド王者として6度目のツールに臨むジョージ・ベネット photo:CorVos

また、丘陵や山岳ステージではニュージーランド王者のベネットをはじめ、逃げやアップダウンのあるステージで力を発揮するフリーゴ、ニーランズらが勝利を狙う。フリーゴは今年がツール初出場。一方のニーランズは直近のバロワーズ・ベルギーツアーで落車し、脳震盪を起こしていたものの、今回のツールメンバーに名を連ねた。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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