超級山岳クロワ峠を登るツール・ド・スイス・ウィメン第5ステージは、マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が終盤のアタックを決めて2日連続勝利。総合連覇を果たし、8月1日開幕のツール・ド・フランス・ファムに向けて弾みをつけた。

ヴィラール・シュル・オロンを発着するツール・ド・スイス・ウィメン第5ステージ photo:CorVos
今年から5日間に拡大されたツール・ド・スイス・ウィメン(UCIワールドツアー)の最終日は、超級山岳クロワ峠を越えるクイーンステージだ。クロワ峠の中腹からスタートするこの日は、まず2級山岳にカテゴライズされたクロワ峠を越え、1度麓まで下ってから超級山岳クロワ峠をフルで登坂。そしてラストは再び同じ登りの中腹にフィニッシュする100.4kmだ。
序盤に形成されたのは11名による逃げ集団。そこからフランシスカ・コッホ(ドイツ、FDJユナイテッド・スエズ)が飛び出し、それを追う10名集団、さらに後方にメイン集団という構図でレースは進行した。2級山岳を越え、超級山岳クロワ峠に入ると、モビスターの高速牽引がプロトンを崩壊させ、徐々に総合リーダージャージを着るマーレン・ロイサー(スイス)に有利な状況が整っていった。

超級山岳で精鋭集団を牽引したエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) photo:CorVos
プロトンは人数を減らしながら、追走集団から遅れた選手たちを次々と飲み込んでいく。すると10秒遅れで総合2位につけるエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)が自ら集団先頭に立ち、ハイペースを刻みライバルたちに攻撃を仕掛ける。それにより6名の精鋭集団が形成され、コッホを目視で捉えると、初日勝者であるフェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が加速した。
その動きに総合首位マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)や総合6位カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が反応する一方、ロンゴボルギーニがドロップ。それを好機と見たロイサーがペースを上げ、ついにコッホを追い抜いた。

カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)とともに登りを飛ばすマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos
長い下りを経て、カテゴリーなき最終山岳に突入し、先頭はロイサーとニエウィアドマの2名に絞られる。しかし単独追走していたセドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー)がフィニッシュ手前900m地点で合流。スプリントに持ち込まれると思われた戦いは、残り800mで仕掛けたロイサーが他2名を一蹴。アタックを決め、フィニッシュに飛び込んだ。

フィニッシュ手前のアタックを決めたマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

2日連続勝利で総合連覇を達成したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos
前日の個人タイムトライアルに続き、2日連続勝利で総合連覇を飾ったロイサー。「すべてがうまくいった。このレースに大きな自信を持って臨んだわけではなかったので、こういう結果につながって本当に嬉しい。最後の登坂では長い時間カタジナ(ニエウィアドマ)が牽いてくれた。それが私の大きな助けになったので、彼女に感謝したい」とコメントし、喜びを語った。
区間2位は7秒遅れのケルバオルで、ニエウィアドマは区間3位。超級山岳で遅れたロンゴボルギーニは9分56秒遅れの区間16位でフィニッシュしたため、総合2位にケルバオル、3位にニエウィアドマという結果になった。
ロイサーはこの後、8月1日に開幕するツール・ド・フランス・ファムで、デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)やポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)と相対する予定だ。

男子を制したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)と並ぶマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

今年から5日間に拡大されたツール・ド・スイス・ウィメン(UCIワールドツアー)の最終日は、超級山岳クロワ峠を越えるクイーンステージだ。クロワ峠の中腹からスタートするこの日は、まず2級山岳にカテゴライズされたクロワ峠を越え、1度麓まで下ってから超級山岳クロワ峠をフルで登坂。そしてラストは再び同じ登りの中腹にフィニッシュする100.4kmだ。
序盤に形成されたのは11名による逃げ集団。そこからフランシスカ・コッホ(ドイツ、FDJユナイテッド・スエズ)が飛び出し、それを追う10名集団、さらに後方にメイン集団という構図でレースは進行した。2級山岳を越え、超級山岳クロワ峠に入ると、モビスターの高速牽引がプロトンを崩壊させ、徐々に総合リーダージャージを着るマーレン・ロイサー(スイス)に有利な状況が整っていった。

プロトンは人数を減らしながら、追走集団から遅れた選手たちを次々と飲み込んでいく。すると10秒遅れで総合2位につけるエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)が自ら集団先頭に立ち、ハイペースを刻みライバルたちに攻撃を仕掛ける。それにより6名の精鋭集団が形成され、コッホを目視で捉えると、初日勝者であるフェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が加速した。
その動きに総合首位マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)や総合6位カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が反応する一方、ロンゴボルギーニがドロップ。それを好機と見たロイサーがペースを上げ、ついにコッホを追い抜いた。

長い下りを経て、カテゴリーなき最終山岳に突入し、先頭はロイサーとニエウィアドマの2名に絞られる。しかし単独追走していたセドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー)がフィニッシュ手前900m地点で合流。スプリントに持ち込まれると思われた戦いは、残り800mで仕掛けたロイサーが他2名を一蹴。アタックを決め、フィニッシュに飛び込んだ。


前日の個人タイムトライアルに続き、2日連続勝利で総合連覇を飾ったロイサー。「すべてがうまくいった。このレースに大きな自信を持って臨んだわけではなかったので、こういう結果につながって本当に嬉しい。最後の登坂では長い時間カタジナ(ニエウィアドマ)が牽いてくれた。それが私の大きな助けになったので、彼女に感謝したい」とコメントし、喜びを語った。
区間2位は7秒遅れのケルバオルで、ニエウィアドマは区間3位。超級山岳で遅れたロンゴボルギーニは9分56秒遅れの区間16位でフィニッシュしたため、総合2位にケルバオル、3位にニエウィアドマという結果になった。
ロイサーはこの後、8月1日に開幕するツール・ド・フランス・ファムで、デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)やポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)と相対する予定だ。

ツール・ド・スイス・ウィメン2026第5ステージ結果
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 3:07:20 |
| 2位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | +0:07 |
| 3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | |
| 4位 | キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル) | +0:37 |
| 5位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:01 |
| 6位 | シュテフィ・ヘベリン(スイス、SDワークス・プロタイム) | +2:28 |
| 7位 | メーガン・アレンス(オランダ、ピクニック・ポストNL) | +3:28 |
| 8位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +3:41 |
| 9位 | ニーナ・バイスマン(オランダ、ヒューマンパワードヘルス) | +3:42 |
| 10位 | ジュリエット・ベルテ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | +4:02 |
個人総合成績
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 11:58:35 |
| 2位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | +1:31 |
| 3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +2:02 |
| 4位 | キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル) | +2:48 |
| 5位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:54 |
| 6位 | シュテフィ・ヘベリン(スイス、SDワークス・プロタイム) | +5:04 |
| 7位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +5:26 |
| 8位 | ジュリエット・ベルテ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | +9:41 |
| 9位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | +10:16 |
| 10位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | +11:02 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) |
| 山岳賞 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) |
| ヤングライダー賞 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) |
| チーム総合成績 | AGインシュランス・スーダル |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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