「寒い中のレースは得意なので雨が味方した」と、スプリント勝利したカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)は語る。落車について話すピーダスンなど、選手たちのコメントから混沌のジロ第6ステージを振り返る。
ステージ優勝 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)

圧巻のスプリントから勝利したカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
怪我のため今シーズンはここまで、勝利を逃し続けていた。だから今日、初勝利を飾ることができて肩の荷が下りた気持ちだよ。
濡れた路面はとても滑りやすく、残り2kmからは石畳区間もあったので、集団前方にい続けることが重要だった。また素晴らしい走りをした逃げを捉えるため、チームメイトが力を使わなければならなかった。それでも最終盤にはプロウライトとプランカールトという2名のチームメイトが残り、彼らがすごい走りを見せてくれた。そして早めのスプリントから勝利できた。
雨が降り、勝つ自信が増したよ。僕は寒い中のレースが得意だからね。それにチーム力にも自信があり、僕は彼らを信頼していた。

ジロ通算2勝目を飾ったカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:RCS Sport
濡れた路面が最終盤をよりテクニカルなものにした。石畳も濡れていたからね。そのため安全に集団前方で最終コーナーに入ることが重要だった。もちろん脚のことを考えると理想的な力の使い方ではないけどね。
―レースを中断する判断は正しかったと思っているか?
もちろん。落車は起こるものだし、1度脚を止め、集団が1つにまとまることは必要だと思った。脚を止めると身体が冷えてしまうが、レース中断に対し反対意見はないよ。それに総合タイムの差をつけないことも、リスク回避には良い判断だと思っている。
ステージ3位 ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

グローブスに引き離されたライバルたち photo:CorVos
落車により終盤の展開が変わってしまう、複雑なステージとなった。総合勢がおらず、プロトンの人数もかなり減っていたからね。最後は逃げを捕まえるべく、僕らチームが集団を牽引した。ルーク(ランパーティ)と共に良い走りができ、囲まれるなかでも3位に入る良いスプリントができた。この結果には満足しており、次の平坦ステージに臨む上で大きなモチベーションになる。調子は上向きで、このチームでより良い結果を出したい。
ステージ10位 オラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)
残り800mからワウト(ファンアールト)が仕掛けた時、僕は少し様子を見ることにした。その瞬間はそれが正しい判断だと思ったからね。彼が引き戻され、イン側にスペースが見えたから狙いに行った。それが最短のラインだし、スプリンターの本能としては行くべきだからね。でも、不運にもそれを考えていたのは僕だけではなく、そのスペースは埋められてしまった。スプリントするチャンスさえなかったのは本当に悔しいよ。
最終盤にアタックしたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

スタート前に笑顔を見せたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) photo:RCS Sport
(あのアタックは)間違いだった。フィニッシュラインがもっと近い位置にいると思っていた。(ああなるならば)オラフのために力を残しておくべきだった。彼は集団の中で囲まれ、スプリントができなかった。
審判団は正しい判断をしたと思う。落車はどのレースにも起こり得ることであるが、今日の路面は滑りやす過ぎていた。レース中断し、落車の影響で遅れた選手たちに集団復帰のチャンスを与える判断は正しかったと思う。
マリアローザ マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

落車のため勝負に絡むことのできなかったマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:RCS Sport
時速70kmも出ている下りで落車するなんて、決して良いものではない。自転車がそこら中に転がり、僕も自分のバイクを見失ったよ。本当に一瞬の出来事だった。調子が万全であればもちろんステージ優勝を争いたかった。しかし落車により右臀部を痛め、その願いは叶わなかった。これ以上リスクを冒したくなかったからね。最終目的地点であるローマまでまだ長い道のりだ。レースのニュートラルは妥当な判断だと思う。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
ステージ優勝 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)

怪我のため今シーズンはここまで、勝利を逃し続けていた。だから今日、初勝利を飾ることができて肩の荷が下りた気持ちだよ。
濡れた路面はとても滑りやすく、残り2kmからは石畳区間もあったので、集団前方にい続けることが重要だった。また素晴らしい走りをした逃げを捉えるため、チームメイトが力を使わなければならなかった。それでも最終盤にはプロウライトとプランカールトという2名のチームメイトが残り、彼らがすごい走りを見せてくれた。そして早めのスプリントから勝利できた。
雨が降り、勝つ自信が増したよ。僕は寒い中のレースが得意だからね。それにチーム力にも自信があり、僕は彼らを信頼していた。

濡れた路面が最終盤をよりテクニカルなものにした。石畳も濡れていたからね。そのため安全に集団前方で最終コーナーに入ることが重要だった。もちろん脚のことを考えると理想的な力の使い方ではないけどね。
―レースを中断する判断は正しかったと思っているか?
もちろん。落車は起こるものだし、1度脚を止め、集団が1つにまとまることは必要だと思った。脚を止めると身体が冷えてしまうが、レース中断に対し反対意見はないよ。それに総合タイムの差をつけないことも、リスク回避には良い判断だと思っている。
ステージ3位 ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

落車により終盤の展開が変わってしまう、複雑なステージとなった。総合勢がおらず、プロトンの人数もかなり減っていたからね。最後は逃げを捕まえるべく、僕らチームが集団を牽引した。ルーク(ランパーティ)と共に良い走りができ、囲まれるなかでも3位に入る良いスプリントができた。この結果には満足しており、次の平坦ステージに臨む上で大きなモチベーションになる。調子は上向きで、このチームでより良い結果を出したい。
ステージ10位 オラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)
残り800mからワウト(ファンアールト)が仕掛けた時、僕は少し様子を見ることにした。その瞬間はそれが正しい判断だと思ったからね。彼が引き戻され、イン側にスペースが見えたから狙いに行った。それが最短のラインだし、スプリンターの本能としては行くべきだからね。でも、不運にもそれを考えていたのは僕だけではなく、そのスペースは埋められてしまった。スプリントするチャンスさえなかったのは本当に悔しいよ。
最終盤にアタックしたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

(あのアタックは)間違いだった。フィニッシュラインがもっと近い位置にいると思っていた。(ああなるならば)オラフのために力を残しておくべきだった。彼は集団の中で囲まれ、スプリントができなかった。
審判団は正しい判断をしたと思う。落車はどのレースにも起こり得ることであるが、今日の路面は滑りやす過ぎていた。レース中断し、落車の影響で遅れた選手たちに集団復帰のチャンスを与える判断は正しかったと思う。
マリアローザ マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

時速70kmも出ている下りで落車するなんて、決して良いものではない。自転車がそこら中に転がり、僕も自分のバイクを見失ったよ。本当に一瞬の出来事だった。調子が万全であればもちろんステージ優勝を争いたかった。しかし落車により右臀部を痛め、その願いは叶わなかった。これ以上リスクを冒したくなかったからね。最終目的地点であるローマまでまだ長い道のりだ。レースのニュートラルは妥当な判断だと思う。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
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