2024/12/14(土) - 21:50
シクロクロス全日本選手権2025が開幕。初日はエンデューロ種目を皮切りに男女マスターズの年代別選手権が開催され、M40-49では村田憲治が5連覇を達成。各年代に新たな全日本チャンピオンが誕生した。
今年の1月に開催されたシクロクロス全日本選手権2024から11ヶ月と1年未満しかたっていないが、12月14日~15日にシクロクロス全日本選手権2025が開催されている。男女エリート&アンダー、ジュニア等のレースを日曜日に控え、土曜日はマスターズ年代別選手権とが開催された。
舞台となるのは栃木県宇都宮市にある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」特設コースだ。
ろまんちっく村の特設コースは、長くテクニカルな芝と土のキャンバー、サンドセクション、ラフな路面のスキルが試される林間セクション、大粒の砂利区間など、シクロクロスに必要な要素をバランス良くミックスしたコースとして選手たちからも人気が高い。
土曜日の最低気温は3℃と朝晩の冷え込みは厳しく、乾燥した冷気もあってか身体がいつも以上に冷えるように感じるほど。しかし、昼頃は日差しも強いこともあり、最高気温は11℃とダウンジャケットなどを着ていると身体は暑くなってしまうため、時間ごとにウェア調整が必要な寒暖差がある難しい気候だった。
まず全日本選手権の最初の種目はエキシビションレースのエンデューロが行われた。30チームが参戦し、仮装を含む様々なスタイルのチーム&選手たちが一斉にスタートしていく。
中でも注目は宇都宮市を拠点とする地元の宇都宮ブリッツェンからロード選手の谷順成と武山晃輔、花田聖誠が参戦し、観客から大きな声援が送られていた。また、ドラえもんの気ぐるみを着た参加者など、楽しむ要素も含まれるのがエンデューロの見どころだ。
エンデューロのトップ争いは熾烈な展開で、中盤からトップにたったのはMTBO brosチーム。綾野尋とMTBオリエンテーリングでユース時代からジュニア、U23で世界チャンピオンになっているというハネス・ニリツァ(オーストリア)のコンビが後続を大きく突き放して勝利を上げた。ニリツァはこの後の関西シクロクロスの信太山と希望が丘に参戦する予定だという。
男子マスターズ60+
今季絶好調の増田謙一 (SHIDO WORKS)がホールショットを獲得するも、2周目に森林区間で転倒してしまい、佐藤稔 (スワコレーシングチーム) が先頭となってレースを展開。一度は遅れてしまった増田だが、遅れを取り戻し再び先頭へ復帰した。
先頭パックは増田と佐藤が入れ替わりながらハイペースで駆け抜けていく。最後は一騎打ちのゴールスプリントとなり、佐藤がコーナーの立ち上がりで増田からリードを奪い、そのままの差を守り抜きって男子マスターズ60+を制した。
佐藤は「昨年はチームメイトにたくさん応援してもらったのですが、不甲斐ない結果に終わってしまいました。今年は100%の状態でこの舞台に帰ってきました。コースの色んなところで応援してもらって最後まで頑張ることができました!」と振り返った。
女子マスターズ
7人出走の女子マスターズ。ホールショットを取ったのは横並びの西山みゆきと片岡幸(team轍屋)だった。序盤から30秒差で先にスタートしたマスターズ60+の集団に追いついてしまい、混沌としたなか抜け出したのは伊藤あすみ (マッディわかやま)だった。
先頭を走る伊藤を追いかける渡辺佳織 (AXIS)が単独2位、それを西山みゆきが追う形となった。終盤までリードを守り抜いた伊藤がそのままトップでフィニッシュ。2位には渡辺、3位に西山が入った。
「今年からマスターズに参戦したんですが、仲間の応援のおかげで頑張っててっぺんに立てました。ナショナルチャンピオンジャージを着れてとても嬉しいです」と新たなチャンピオンとなった伊藤はコメントした。
男子マスターズ50-59
11:30スタートは84名という今大会最大エントリー数となる男子マスターズ50-59。前回まで4年連続で制している大原満は前日にコロナ陽性が分かり欠場となった。前年度のチャンピオンが不在のなか一斉にスタートしていく集団では浅井秀樹(SNEL)がホールショットを獲得した。
生田目修 (イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)と筧五郎 (56)がレースをリードしていくが、3周目に生田目がメカトラブルで遅れてしまう。そこから一人旅となった筧がリードを保ち、雄叫びを上げながらゴールラインを越えた。
筧は第25回大会でMM40でチャンピオンになって以来の年代別チャンピオンとなった。2位には生田目、3位には杉原貴弘 (チーム バケラッタ)が入った。
「7月に股関節を痛めてから戻れるかとても不安でしたが、優勝できて安心しました。チャンピオンって良いですね!」と筧は涙を浮かべながら優勝コメントを残した。
男子マスターズ35-39
12:30スタートの男子マスターズ35-39。ホールショットは澤原翔(team轍屋)がとりレースをリードしていく。先頭の佐野に佐川祐太(SNEL)と渡辺祐樹(AXIS)が追いつき、レース中盤には3名のパックが形成される。
終盤になりペースアップした佐野がハイペースで駆け抜け、渡辺が遅れ、4秒差で佐川が佐野を追いかけていく。そのまま先頭を譲ることなくフィニッシュした佐野が男子マスターズ35-39のチャンピオンに輝いた。2位には佐川、3位には岡本紘幸 (NESTO FACTORY RACING)が入った。
「佐川選手と渡辺選手が迫ってきて、とてもプレッシャーを感じていました。男子マスターズ35-39のチャンピオンを目標として頑張ってきたので、とっても嬉しいです」と佐野はコメントした。
男子マスターズ40-49
男子マスターズ40-49は46人が参戦。スタート時刻の13:40を迎えると一斉にスタートしたが、前方付近で落車が発生し、混沌とする中で集団を抜け出したのは田崎友康(ご支援に感謝&F(t))だった。
7名の先頭パックが形成され、年代を跨いで4年連続チャンピオンの村田憲治 (岩井商会レーシング)がリードし、それを斉藤和哉 (シルクロード)を追う展開。斉藤が3秒ほどまで差を縮めたが林間セクションの3段坂を乗車でクリアできずに村田との差が広がる。
平坦区間で再び差が詰まるが、落ち着いた走りをみせた村田が通算5度目の年代別チャンピオンとなった。2位には斉藤、3位には藤田耕志 (TEAM RINGOROAD)が入った。
「5番ゼッケンで5連覇を達成できてとても嬉しかったです。また、関西の仲間三人で表彰台に上がれてとても嬉しいですし、最高ですね!」と5連覇を達成した村田は笑顔でコメントした。
今年の1月に開催されたシクロクロス全日本選手権2024から11ヶ月と1年未満しかたっていないが、12月14日~15日にシクロクロス全日本選手権2025が開催されている。男女エリート&アンダー、ジュニア等のレースを日曜日に控え、土曜日はマスターズ年代別選手権とが開催された。
舞台となるのは栃木県宇都宮市にある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」特設コースだ。
ろまんちっく村の特設コースは、長くテクニカルな芝と土のキャンバー、サンドセクション、ラフな路面のスキルが試される林間セクション、大粒の砂利区間など、シクロクロスに必要な要素をバランス良くミックスしたコースとして選手たちからも人気が高い。
土曜日の最低気温は3℃と朝晩の冷え込みは厳しく、乾燥した冷気もあってか身体がいつも以上に冷えるように感じるほど。しかし、昼頃は日差しも強いこともあり、最高気温は11℃とダウンジャケットなどを着ていると身体は暑くなってしまうため、時間ごとにウェア調整が必要な寒暖差がある難しい気候だった。
まず全日本選手権の最初の種目はエキシビションレースのエンデューロが行われた。30チームが参戦し、仮装を含む様々なスタイルのチーム&選手たちが一斉にスタートしていく。
中でも注目は宇都宮市を拠点とする地元の宇都宮ブリッツェンからロード選手の谷順成と武山晃輔、花田聖誠が参戦し、観客から大きな声援が送られていた。また、ドラえもんの気ぐるみを着た参加者など、楽しむ要素も含まれるのがエンデューロの見どころだ。
エンデューロのトップ争いは熾烈な展開で、中盤からトップにたったのはMTBO brosチーム。綾野尋とMTBオリエンテーリングでユース時代からジュニア、U23で世界チャンピオンになっているというハネス・ニリツァ(オーストリア)のコンビが後続を大きく突き放して勝利を上げた。ニリツァはこの後の関西シクロクロスの信太山と希望が丘に参戦する予定だという。
男子マスターズ60+
今季絶好調の増田謙一 (SHIDO WORKS)がホールショットを獲得するも、2周目に森林区間で転倒してしまい、佐藤稔 (スワコレーシングチーム) が先頭となってレースを展開。一度は遅れてしまった増田だが、遅れを取り戻し再び先頭へ復帰した。
先頭パックは増田と佐藤が入れ替わりながらハイペースで駆け抜けていく。最後は一騎打ちのゴールスプリントとなり、佐藤がコーナーの立ち上がりで増田からリードを奪い、そのままの差を守り抜きって男子マスターズ60+を制した。
佐藤は「昨年はチームメイトにたくさん応援してもらったのですが、不甲斐ない結果に終わってしまいました。今年は100%の状態でこの舞台に帰ってきました。コースの色んなところで応援してもらって最後まで頑張ることができました!」と振り返った。
女子マスターズ
7人出走の女子マスターズ。ホールショットを取ったのは横並びの西山みゆきと片岡幸(team轍屋)だった。序盤から30秒差で先にスタートしたマスターズ60+の集団に追いついてしまい、混沌としたなか抜け出したのは伊藤あすみ (マッディわかやま)だった。
先頭を走る伊藤を追いかける渡辺佳織 (AXIS)が単独2位、それを西山みゆきが追う形となった。終盤までリードを守り抜いた伊藤がそのままトップでフィニッシュ。2位には渡辺、3位に西山が入った。
「今年からマスターズに参戦したんですが、仲間の応援のおかげで頑張っててっぺんに立てました。ナショナルチャンピオンジャージを着れてとても嬉しいです」と新たなチャンピオンとなった伊藤はコメントした。
男子マスターズ50-59
11:30スタートは84名という今大会最大エントリー数となる男子マスターズ50-59。前回まで4年連続で制している大原満は前日にコロナ陽性が分かり欠場となった。前年度のチャンピオンが不在のなか一斉にスタートしていく集団では浅井秀樹(SNEL)がホールショットを獲得した。
生田目修 (イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)と筧五郎 (56)がレースをリードしていくが、3周目に生田目がメカトラブルで遅れてしまう。そこから一人旅となった筧がリードを保ち、雄叫びを上げながらゴールラインを越えた。
筧は第25回大会でMM40でチャンピオンになって以来の年代別チャンピオンとなった。2位には生田目、3位には杉原貴弘 (チーム バケラッタ)が入った。
「7月に股関節を痛めてから戻れるかとても不安でしたが、優勝できて安心しました。チャンピオンって良いですね!」と筧は涙を浮かべながら優勝コメントを残した。
男子マスターズ35-39
12:30スタートの男子マスターズ35-39。ホールショットは澤原翔(team轍屋)がとりレースをリードしていく。先頭の佐野に佐川祐太(SNEL)と渡辺祐樹(AXIS)が追いつき、レース中盤には3名のパックが形成される。
終盤になりペースアップした佐野がハイペースで駆け抜け、渡辺が遅れ、4秒差で佐川が佐野を追いかけていく。そのまま先頭を譲ることなくフィニッシュした佐野が男子マスターズ35-39のチャンピオンに輝いた。2位には佐川、3位には岡本紘幸 (NESTO FACTORY RACING)が入った。
「佐川選手と渡辺選手が迫ってきて、とてもプレッシャーを感じていました。男子マスターズ35-39のチャンピオンを目標として頑張ってきたので、とっても嬉しいです」と佐野はコメントした。
男子マスターズ40-49
男子マスターズ40-49は46人が参戦。スタート時刻の13:40を迎えると一斉にスタートしたが、前方付近で落車が発生し、混沌とする中で集団を抜け出したのは田崎友康(ご支援に感謝&F(t))だった。
7名の先頭パックが形成され、年代を跨いで4年連続チャンピオンの村田憲治 (岩井商会レーシング)がリードし、それを斉藤和哉 (シルクロード)を追う展開。斉藤が3秒ほどまで差を縮めたが林間セクションの3段坂を乗車でクリアできずに村田との差が広がる。
平坦区間で再び差が詰まるが、落ち着いた走りをみせた村田が通算5度目の年代別チャンピオンとなった。2位には斉藤、3位には藤田耕志 (TEAM RINGOROAD)が入った。
「5番ゼッケンで5連覇を達成できてとても嬉しかったです。また、関西の仲間三人で表彰台に上がれてとても嬉しいですし、最高ですね!」と5連覇を達成した村田は笑顔でコメントした。
男子マスターズ60+リザルト
1位 | 佐藤稔 (スワコレーシングチーム) | 31:26.401 |
2位 | 増田 謙一 (SHIDO -WORKS) | +1.570 |
3位 | 久馬 逸志 (今日も押しまs) | +11.037 |
女子マスターズ リザルト
1位 | 伊藤あすみ (マッディわかやま) | 33:30.387 |
2位 | 渡辺佳織 (AXIS) | +7.717 |
3位 | 西山みゆき (―) | +58.282 |
男子マスターズ50-59リザルト
1位 | 筧五郎 (56) | 28:57.969 |
2位 | 生田目修 (イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) | +18.938 |
3位 | 杉原貴弘 (チーム バケラッタ) | +1:01.198 |
男子マスターズ35-39リザルト
1位 | 佐野千尋 (イナーメ信濃山形) | 42:11.216 |
2位 | 佐川祐太 (SNEL) | +36.408 |
3位 | 岡本紘幸 (NESTO FACTORY RACING) | +1:20.410 |
男子マスターズ40-49リザルト
1位 | 村田憲治 (岩井商会レーシング) | 43:25.828 |
2位 | 斉藤和哉 (シルクロード) | +0.808 |
3位 | 藤田耕志 (TEAM RINGOROAD) | +18.043 |
text:Michinari TAKAGI
photo:Makoto AYANO、Michinari TAKAGI
photo:Makoto AYANO、Michinari TAKAGI
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