ウノエックス・モビリティは2月8日、オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー)の獲得を発表した。同選手は昨年末にEFエデュケーション・イージーポストを退団後、無所属状態となっていた。



ウノエックスへの移籍が発表されたオドクリスティアン・エイキング(ノルウェー) photo:CorVos

母国ノルウェーのプロチームであるウノエックス・モビリティに加入したオドクリスティアン・エイキング(ノルウェー)は29歳。2016年にFDJ(グルパマFDJ)でプロデビュー後は4年間をワンティ・グループ・ゴベール(現アンテルマルシェ・ワンティ)で過ごし、2019年のツール・ド・フランス出場を果たしたクライマーだ。

その名を広く知らしめたのは2021年のブエルタ・ア・エスパーニャだ。第10ステージで逃げて7日間に渡って総合首位の証であるマイヨロホを着用し、その活躍が認められたエイキングは翌年EFエデュケーション・イージーポストに移籍。コッパ・サバティーニ(UCI1.Pro)で2位に入る活躍を見せたものの、2023年には目立った成績を残せずEFと契約更新することができなかった。そして古巣であるアンテルマルシェ移籍の噂などもありながらも、ここまで無所属状態が続いていた。

30人目の選手にエイキングを迎え、2024年シーズンのロースターを確定させたウノエックスは「エイキングが1年契約で加入することにワクワクしている」と歓迎。これに対しエイキングは「僕も楽しみだ!」と自身のSNSに投稿した。

2021年ブエルタでマイヨロホを7日間着用したオドクリスティアン・エイキング(ノルウェー) photo:CorVos

2年連続でツール・ド・フランスの出場権を獲得したウノエックスには今年9名の選手が加入した。なかでも3大ツール(ジロ、ツール、ブエルタ)で区間優勝しているマグナス・コルト(デンマーク)がエイキングと同じEFから移籍するなど、ワールドチームから5名が加わり戦力アップに成功している。

アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)をエーススプリンターとするチームは今後、JCLチーム右京も参戦する2月9日のマスカット・クラシック(UCI1.1)と2月10日開幕するツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)に出場予定だ。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos