與那嶺所属のヒューマンパワードヘルス　元ベルギー王者ファンデンブルクを獲得　　

與那嶺が所属するヒューマンパワードヘルスがジェシー・ファンデンブルク（ベルギー）の獲得を以て2023年シーズンのロースターを確定。キャニオン・スラムからアリス・バーンズ（イギリス）が加入し、13名から15名にメンバーを増強した。

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ワールドチームに昇格して2年目を迎えるヒューマンパワードヘルス photo:CorVos
アメリカ籍のワールドチームであるヒューマンパワードヘルスが、2019年ベルギー国内選手権王者であるジェシー・ファンデンブルク（ルコル・ワフー）の獲得を発表した。ファンデンブルクは「より高みを目指し成長するヒューマンパワードヘルスに加入することができ、とても嬉しい。新しい体験にワクワクしている」と喜びを語っている。

ファンデンブルクは主にワンデーレースを得意とするオールラウンダーの26歳。2017年に出産後、2019年に競技復帰してからはロット・スーダル・レディースやルコル・ワフーに所属した。またヒューマンパワードヘルスは同じルコル・ワフーから、今年プロ初勝利を挙げたスプリンターのマリョレイン・ファンゲルーフ（オランダ）を獲得している。

今年ラリーサイクリングからチーム名を変更し、ワールドチームに昇格したヒューマンパワードヘルス。しかし今季はオリヴィア・レイ（ニュージーランド）とアントリ・クリストフォロウ（キプロス）によるナショナル選手権ロードレースの優勝（クリストフォロウは個人TTと2冠）に留まり、チームとして勝利を掴むことはできなかった。

補強に成功したヒューマンパワードヘルスら photo:CorVos
そのためチームはスプリンターかつ個人タイムトライアルが得意なアリス・バーンズ（イギリス）をキャニオン・スラムから獲得。また前述の2人に加え、2020年トラック世界選手権のオムニアムで銅メダルを獲得したダリア・ピクリク（ポーランド）をロースターに加えるなど、チームメンバーを13名から15名に増やした。

チームは新加入選手を含むトレーニング合宿を、12月にスペイン・ジローナで予定している。

text:Sotaro.Arakawa