6月24~26日(金~日)に広島県立中央森林公園にて開催される全日本選手権ロードレースに新城幸也が出場する。チームメイト2名のコロナ陽性によってツール・ド・スイスから撤退という混乱を乗り越え、帰国。3年ぶりとなる全日本へと挑む。



2019年の全日本選手権ロードレースに出場した新城幸也(バーレーン・メリダ)2019年の全日本選手権ロードレースに出場した新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Makoto.AYANO
ジーノ・マーダー(スイス)とハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア)のコロナウイルス感染によって、ツール・ド・スイスからチームごとの撤退という事態に追い込まれた新城幸也。

チーム内感染の可能性も大きかったため帰国のためのハードルも高かったが、チームドクターと慎重に検討を重ね、毎日検査を実施することで陰性証明を取れたこともあり、2019年以来3年ぶりとなる全日本選手権への出場を決めたという。

21日に帰国した新城は、まず24日の個人TTへ出場したのち、26日のロードレースへと参戦。かなりの強行軍ではあるが全日本選手権へかける新城の思いの強さでもあるだろう。一方で、ウエア類を梱包したスーツケースがロストバゲージとなり、練習用のウエアは確保できたものの大会にて着用予定のチームウエアが手元に無いというトラブルも発生中だという。

前回参加した2019年大会に続き、タイムトライアルにも出場する前回参加した2019年大会に続き、タイムトライアルにも出場する photo:Makoto.AYANO
様々なハードルが立ちふさがる新城だが、本日22日には会場となる広島に入るとのことだ。以下、新城のコメント(ユキヤ通信より)。

「ツール・ド・スイスを調子良く走り終えて出場できれば最高だったのですが、チームがレースから撤退という混乱の中で、自分のコンディショニングも体調も全てがくるってしまい、出場を断念しようとも思っていました。

ギリギリまでなやみましたが、しかし、後何回、全日本選手権を走れるかわからないので、出場できるチャンスがある限り、そのチャンスを大事に走りたいと思い出場を決意しました。

目標はやはり日本チャンピオンジャージでヨーロッパのレースを走りたい!それだけです。チームからはツール・ド・フランスの最終リザーブに入っているので、早く帰ってこいと言われてますけど(笑)

今はとにかく、タイムトライアルまでにスーツケースが届くことを祈ります。」

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