スタイリッシュなデザインと安全性を追求するジロが、アーバンヘルメットCADEN MIPS IIをリリースした。普段着に馴染むようなデザインを備え、MIPSによる安全性向上、アーバンモデルながら風洞実験を経たヘルメットを紹介しよう。



ジロ CADEN MIPS II(MATTE GREY)ジロ CADEN MIPS II(MATTE GREY) (c)Giro
グルパマFDJをサポートするヘルメットブランドのジロ。フラッグシップモデルではMIPS SPHERICALというテクノロジーをMIPS社と共同開発を行うなど、MIPSテクノロジーを用いた安全性向上を追求するブランドだ。

ジロは上位モデルからエントリーモデル、スポーツモデルだけではなくアーバンモデルにもMIPSを採用し、様々なサイクリストが安全にサイクリングが楽しめるようなラインアップを備えている。その製品群にアーバンモデルのCANDEN MIPS II(ケイデン・ミップス・2)を追加した。

ベンチレーションホールは数少ないが風洞実験を経ているというベンチレーションホールは数少ないが風洞実験を経ているという (c)Giro
MIPSとは落車時に受けた際に脳へと伝わる回転方向への衝撃を低減するための技術だ。最もベーシックなMIPSはヘルメットのシェル内側にシートを一枚追加する方式で、ヘルメットが衝撃を受けた際にシートがスライドすることで衝撃をいなそうというもの。

MIPSはベーシックな方法だけではなく、先述したジロとの共同開発モデルのようにMIPSとヘルメットの性能どちらも活かそうという様々なタイプが存在している。今回のCADEN MIPS IIに採用されたMIPSはROC LOC CITYというアジャスターと一体となった特別タイプ。アジャストシステムと一体となったMIPSが採用されたことで、ヘルメットのフィット感を向上させていることが特徴だ。ダイヤルも大きめに作られているため、厚手の手袋を装着していても操作しやすいだろう。

ジロ CADEN MIPS II(MATTE BLACK)ジロ CADEN MIPS II(MATTE BLACK) (c)Giro
スポーティーな印象を与えるベンチレーションホールは必要最初限に留められ、スポーツウェアではなくカジュアルな服装との相性が良さそうなヘルメットデザインとされた。MTB用ではバイザーは大きなものが装着されるがCADEN MIPS IIでは大きすぎないバイザーがルックスを引き締める。

もちろん性能にも妥協がなく、アーバンモデルでありながら風洞テストが行われていることが特徴だ。ヘルメット前方の通気口は小さめだが、後頭部側を大きな通気口とすることで通気性を確保しているのだという。また、後方の大きなベンチレーションホールは、ワイヤーロックを通すことができ、駐輪する時にヘルメットを自転車と一緒にロックすることが可能だ。

カラーはMATTE GREY、MATTE BLACKという2種類。サイズはM(55-59cm)、L(59-63cm)も2種類が揃う。価格は15,950円(税込)。

程よい大きさのバイザーが備えられている程よい大きさのバイザーが備えられている (c)ダイアテック
後頭部のベンチレーションホールにはロックを通すことができる後頭部のベンチレーションホールにはロックを通すことができる (c)Giro


ジロ CADEN MIPS II
フィットシステム:ROC LOC® CITY MIPS
ベンチレーション:12箇所の ウィンドトンネル ベンチレーション
構造:インモールドポリカーボネートシェル / EPSライナー
安全規格:CPSC(アメリカ消費者安全委員会)安全規格取得
カラー:MATTE GREY、MATTE BLACK
サイズ: M(55-59cm)、L(59-63cm)
価格15,950円(税込)

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