カブトの新たなトレイルヘルメット"FM-X"をインプレッション。前作FM-8よりも洗練されたデザインを与えられ、ゴーグルとの相性も向上したニューモデルをトレイルにてテストした。



カブト FM-Xカブト FM-X
シクロクロスやグラベルバイクを入り口に、オフロードバイクの世界に足を踏み入れたロードバイカーも増えてきた昨今。CW編集部にもその波は確実に来ており、フルサスMTBを手に入れる面子もちらほら。

ロードバイクユーザーがMTBを始めるにあたり、よく言われるのが「まずどんなバイク買えばいいの」という問題だ。諸説紛々として結論は出ない話題であるが、とりあえずある程度登りも下りも楽しめるオールマウンテン/トレイルバイクを手に入れたとする。事実私もそうしたのだが、次に待っているのが「何着ればいいの」という問題だ。

エアフローを考えられた内部構造エアフローを考えられた内部構造
額部分にもエアチャネルが設けられている。地味だが効くポイントだ。額部分にもエアチャネルが設けられている。地味だが効くポイントだ。 アジャストダイヤルは上下に調整可能。スナップ式となっているため、ライド中にズレることが無い。アジャストダイヤルは上下に調整可能。スナップ式となっているため、ライド中にズレることが無い。


ウエアはもちろん、シューズそしてヘルメットもロードとMTBでは少し違ってくる。XCバイクであればジャージ&レーパンにロード系ヘルメットという組み合わせでも違和感ないけども、いわゆるトレイルライドでは、TPO的な意味でも、またプロテクションという面でも少し不安な面はある。

とはいえ、ウエアはアウトドアウェアでも問題ないし、シューズだってフラットペダルであればスニーカーやハイキングシューズで大丈夫。そうなると、まず揃えたいのはヘルメットということになる。

正面より。ベンチレーションも多く、見た目にも涼しそう。5段階で調整できるバイザーは可動範囲も十分だ。正面より。ベンチレーションも多く、見た目にも涼しそう。5段階で調整できるバイザーは可動範囲も十分だ。
サイドビュー。バイザーは少し小さめ。アヒルの子供のようで少しカワイイ印象。サイドビュー。バイザーは少し小さめ。アヒルの子供のようで少しカワイイ印象。
そのような中、カブトが発表したFM-Xは実に絶妙なところを突いてきた一着だ。まず、なんといってもカブトのヘルメットという安心感。近年、多くのブランドがアジアンフィットモデルを用意しているが、それでも多くの日本人サイクリストにとって身近な存在であり、「カブトなら間違いなく被りやすいだろう」という信頼感は、ヘルメットを選ぶ上で大きな要素だ。

実際、編集部に届いたFM-Xを被ってみてもその予想は全く裏切られなかった。モストロ以降歴代のカブトヘルメットに軒並みフィットする典型的な丸型頭の私にとって、FM-Xの被り心地は非常に馴染みやすかった。それでいて、後頭部まで覆うシェル形状は安心感がある。

軽く、通気性も良いため1日被ってもストレスフリー軽く、通気性も良いため1日被ってもストレスフリー
デザイン面においても、最新バイクや流行のシンプルなウエアに合わせても違和感のないルックスに仕上げられている。つるりとした丸みを帯びた形状であった前作のFM-8と比べると、全体的に直線的なデザインを取り入れたFM-Xは一気にモダンな一着へと生まれ変わっている。

カブト自身、FM-Xはトレイル&アーバンヘルメットと位置付けているが、実際のところ「スポーツ用品感」は薄めであるし、アースカラーのマットグレーやマットコヨーテは普段着にもなじませやすく街中で被っていても違和感ないレベルまで洗練されている。

大きめのゴーグルも収納しやすい。髪の毛が出てるのは、きっと通気性に優れていることの証明でもある……ハズ。大きめのゴーグルも収納しやすい。髪の毛が出てるのは、きっと通気性に優れていることの証明でもある……ハズ。
ゴーグルのベルトもフラットな部分にしっかり収まる。少し上の部分が段差になることで、万が一ズレても引っかかる設計だ。ゴーグルのベルトもフラットな部分にしっかり収まる。少し上の部分が段差になることで、万が一ズレても引っかかる設計だ。 フラットな造形でゴーグルのベルトの保持力も向上フラットな造形でゴーグルのベルトの保持力も向上


今回はゴーグルと組み合わせてみたが、バンドのおさまりも良くライド中にズレるような心配も無い。ゴーグルを使わない時には可動式のバイザーの下に収納でき、トレイルユースで不満が出ることは無いだろう。大ぶりなOTG(眼鏡対応)ゴーグルを使用していても着用時にヘルメットと干渉することも、収納時に不安定さを感じることも無かったので、普通サイズのゴーグルであればより使いやすいはずだ。

最高20℃ほどの気温下で、登って下ってを繰り返したが、頭部に熱がこもるような感覚もなく1日中被っていられるだけの通気性も有している。イザナギをはじめとしたレース用ヘルメットで培った技術が活かされているのだろう、ベンチレーションホールも大きく、また内部のエアチャネルもしっかり設計されているため空気抜けは非常に良好だ。

また、重量もかなり軽く作られている。ペダルアップ区間の長いトレイルがメインフィールドのライダーにとって、この軽さは魅力的だろう。

バイザーを下ろした状態でも視界を全く妨げないバイザーを下ろした状態でも視界を全く妨げない
一点気になるとしたら、バイザーの長さだろうか。他ブランドのトレイルモデルに比べるとバイザーサイズはかなり小さめ。とはいえ、ここは好みの問題と言えるかもしれない。実際、バイザー付きのヘルメットを初めて被った時に、長めのバイザーに視界を遮られる不安感があったという知人もいる。初めてのトレイルヘルメットとして違和感少なく着用できるという狙いにおいては、正しい設計だと言えるだろう。

価格もこなれており、8000円でお釣りがくるのは嬉しいポイント。MTBを手に入れて、これからいろいろ揃えていこうという人にはピッタリだ。更に言えば、まだ自分のバイクは無いけれどパークやコースでバイクをレンタルして楽しんでいる、という人にもオススメだ。かさばるし値も張る本体はレンタルでも、身に着けるものを馴染んだものにするだけで、より楽しみの幅は広がるはずだ。

カブト FM-Xカブト FM-X


カブト FM-X
サイズ:M/L
カラー:マットオリーブ、マットブラック、マットグレー、マットコヨーテ、マットイエローグリーン、マットアッシュブルー
価格:7,920円(税込)

text:NaokiYasuoka
photo:Gakuto Fujiwara, Naoki Yasuoka
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