2022/03/19(土) - 14:42
イタリアに拠点を構えるホイールブランドのフルクラムが、マウンテンバイク用モデルのフラッグシップ”RED ZONE CARBON"をリリースした。アシンメトリカルデザインを採用することで、反応性と強靭性の両立を果たしたモデルだ。アルミモデルのRED ZONE3と合わせて紹介しよう。
フルクラム RED ZONE CARBON (c)fulcrumwheels.com
フルクラムが長い年月を掛けて開発を行ったマウンテンバイクのフラッグシップホイール”RED ZONE CARBON"が遂にベールを脱いだ。しばらくの間マウンテンバイクホイールの新型をリリースしてこなかったフルクラムが満を持してハイエンドモデルをリリースする。
RED ZONE CARBONはクロスカントリーレースやマラソン、ダウンカントリー用として設計が行われた。新しいフラッグシップモデルの開発にあたり、リムはもちろんハブ、スポーク、ホイールを構成する全ての要素を検討し、「反応性」と「強靭性（強度）」の両立を目指したという。
NipForceと呼ばれるアシンメトリカルデザインが採用された (c)fulcrumwheels.com
新型のキーポイントはNipForceと呼ばれるアシンメトリカル・リムプロファイル。オフセット量を6mmと3.5mmと交互に配置することで、ねじれ方向に力がかかる側（フロントはブレーキ側、リアはフリーホイール側）のスポーク角を最適化。左右それぞれのスポークテンションのバランスをとり、横方向に強いホイールを実現している。
リムの幅が広いとリムにかかる捩れ方向の力も大きくなることがあり、フルクラムではMTBの非対称リムに発生しがちな力に対してもNipForceで対応しているという。
フランジを飲み込むような大型のハブが採用された (c)fulcrumwheels.com
また、アシンメトリカルデザインだけではなく、リム全体の設計自体も何度もプロトタイプを作成しテストを繰り返して煮詰めていったという。リムハイトは26mm、内幅が28mmという設計が採用され、2.2インチ〜2.4インチ幅のタイヤに適したリムとなった。
リムベッドにニップルホールがを不用とするMoMagというニップルテクノロジーが用いられることで、リム自体の優れた強度確保とともに、チューブレスタイヤの運用が行いやすくなっている。
1.6mmのバテッドスポークをフロントは24本、リアは28本で組み上げる。フランジと一体型となった円錐型ハブは剛性を高める役割を果たし、かつ全てのスポークが同じ長さになるように設計されているという。ベアリングはカップアンドコーン式だ。重量は1,445g。価格は215,600円（税込、シマノHG11速/スラムXD）、シマノ12速は217,800円（税込）。
フルクラム RED ZONE CARBON (c)fulcrumwheels.com
フルクラム RED ZONE CARBON
タイヤタイプ：2WAY-FIT（クリンチャー/チューブレス）
タイヤサイズ：29"ASTMカテゴリー：3
リムマテリアル：フルカーボン、Direct Inmold Matt Finish (DIMF)
リムハイト：26mm（フロント&リア）
リム幅：33mm
インナーリム幅：28mm
ブレーキシステム：AFS
アクスル適合性：HH15-110 Boost（フロント） / HH12-148 Boost（リア）
スポーク：ステンレス - ダブルバテッド、ラウンド、ストレート・プル、24本（フロント）、28本（リア）
ニップル：アルミニウム
ハブ：アルミボディ、アルミフランジ
ベアリング：カップ＆コーンシステム
その他：オプション・リフレクションステッカー
重量：1,445g
重量制限：125kg（ライダー、バイク、アクセサリーの総重量）
税込価格：215,600円（シマノHG11s / スラムXDボディ ※シマノMS12sボディは217,800円）
フルクラム RED ZONE3 (c)fulcrumwheels.com
RED ZONE CARBONの開発で培った技術をもとにデザインされたアルミモデルRED ZONE3も同時に発表されている。ハブやスポークの構成など技術仕様は過去モデルを踏襲している部分と最新のテクノロジーを融合させることで、あらゆるマウンテンバイカーが選べるホイールを実現しているという。
CNC削り出しのアルミ製リムは力が掛かるニップルホール部分だけは厚みがあり、その他の部分は削り落とされており、軽量性や剛性、強度のバランスが整えられている。ダブルポリッシュ・マットサーフェイスと、レーザーエッチングによるグラフィックが、リムの高級感を引き立てていることも特徴だ。
RED ZONE3の内幅は25mmに設定された (c)fulcrumwheels.com
リムは細かく切削加工が施されている (c)fulcrumwheels.com
リムプロファイルはリムハイトが19mm、内幅が25mm、外幅が29mmという設定。重量は1,610gだ。レーサーのトレーニングホイールとして、トレイルライダーがアグレッシブに攻めるためのホイールとしてもマッチしそうだ。価格は95,700円（税込、シマノHG11速/スラムXD）、97,900円（税込、シマノ12速）だ。
フルクラム RED ZONE3
タイヤタイプ：2WAY-FIT READY（クリンチャー/チューブレス・レディ）
タイヤサイズ：29"ASTMカテゴリー：3
リムマテリアル：アルミニウム
リムハイト：19mm（フロント&リア）
リム幅：29mm
インナーリム幅：25mm
ブレーキシステム：AFS
アクスル適合性：HH15-110 Boost（フロント） / HH12-148 Boost（リア）
スポーク：ステンレス - ダブルバテッド、ラウンド、ストレート・プル、24本（フロント）、28本（リア）
ニップル：アルミニウムハブ：アルミボディ、アルミフランジ
ベアリング：カップ＆コーンシステム
その他：オプション・リフレクションステッカー
重量：1,610g
重量制限：125kg（ライダー、バイク、アクセサリーの総重量）
税込価格：95,700円（シマノHG11s / スラムXDボディ ※シマノMS12sボディは97,900円）
フルクラム RED ZONE CARBON (c)fulcrumwheels.comフルクラムが長い年月を掛けて開発を行ったマウンテンバイクのフラッグシップホイール”RED ZONE CARBON"が遂にベールを脱いだ。しばらくの間マウンテンバイクホイールの新型をリリースしてこなかったフルクラムが満を持してハイエンドモデルをリリースする。
RED ZONE CARBONはクロスカントリーレースやマラソン、ダウンカントリー用として設計が行われた。新しいフラッグシップモデルの開発にあたり、リムはもちろんハブ、スポーク、ホイールを構成する全ての要素を検討し、「反応性」と「強靭性（強度）」の両立を目指したという。
NipForceと呼ばれるアシンメトリカルデザインが採用された (c)fulcrumwheels.com新型のキーポイントはNipForceと呼ばれるアシンメトリカル・リムプロファイル。オフセット量を6mmと3.5mmと交互に配置することで、ねじれ方向に力がかかる側（フロントはブレーキ側、リアはフリーホイール側）のスポーク角を最適化。左右それぞれのスポークテンションのバランスをとり、横方向に強いホイールを実現している。
リムの幅が広いとリムにかかる捩れ方向の力も大きくなることがあり、フルクラムではMTBの非対称リムに発生しがちな力に対してもNipForceで対応しているという。
フランジを飲み込むような大型のハブが採用された (c)fulcrumwheels.comまた、アシンメトリカルデザインだけではなく、リム全体の設計自体も何度もプロトタイプを作成しテストを繰り返して煮詰めていったという。リムハイトは26mm、内幅が28mmという設計が採用され、2.2インチ〜2.4インチ幅のタイヤに適したリムとなった。
リムベッドにニップルホールがを不用とするMoMagというニップルテクノロジーが用いられることで、リム自体の優れた強度確保とともに、チューブレスタイヤの運用が行いやすくなっている。
1.6mmのバテッドスポークをフロントは24本、リアは28本で組み上げる。フランジと一体型となった円錐型ハブは剛性を高める役割を果たし、かつ全てのスポークが同じ長さになるように設計されているという。ベアリングはカップアンドコーン式だ。重量は1,445g。価格は215,600円（税込、シマノHG11速/スラムXD）、シマノ12速は217,800円（税込）。
フルクラム RED ZONE CARBON (c)fulcrumwheels.comフルクラム RED ZONE CARBON
タイヤタイプ：2WAY-FIT（クリンチャー/チューブレス）
タイヤサイズ：29"ASTMカテゴリー：3
リムマテリアル：フルカーボン、Direct Inmold Matt Finish (DIMF)
リムハイト：26mm（フロント&リア）
リム幅：33mm
インナーリム幅：28mm
ブレーキシステム：AFS
アクスル適合性：HH15-110 Boost（フロント） / HH12-148 Boost（リア）
スポーク：ステンレス - ダブルバテッド、ラウンド、ストレート・プル、24本（フロント）、28本（リア）
ニップル：アルミニウム
ハブ：アルミボディ、アルミフランジ
ベアリング：カップ＆コーンシステム
その他：オプション・リフレクションステッカー
重量：1,445g
重量制限：125kg（ライダー、バイク、アクセサリーの総重量）
税込価格：215,600円（シマノHG11s / スラムXDボディ ※シマノMS12sボディは217,800円）
フルクラム RED ZONE3 (c)fulcrumwheels.comRED ZONE CARBONの開発で培った技術をもとにデザインされたアルミモデルRED ZONE3も同時に発表されている。ハブやスポークの構成など技術仕様は過去モデルを踏襲している部分と最新のテクノロジーを融合させることで、あらゆるマウンテンバイカーが選べるホイールを実現しているという。
CNC削り出しのアルミ製リムは力が掛かるニップルホール部分だけは厚みがあり、その他の部分は削り落とされており、軽量性や剛性、強度のバランスが整えられている。ダブルポリッシュ・マットサーフェイスと、レーザーエッチングによるグラフィックが、リムの高級感を引き立てていることも特徴だ。
RED ZONE3の内幅は25mmに設定された (c)fulcrumwheels.comリムは細かく切削加工が施されている (c)fulcrumwheels.comリムプロファイルはリムハイトが19mm、内幅が25mm、外幅が29mmという設定。重量は1,610gだ。レーサーのトレーニングホイールとして、トレイルライダーがアグレッシブに攻めるためのホイールとしてもマッチしそうだ。価格は95,700円（税込、シマノHG11速/スラムXD）、97,900円（税込、シマノ12速）だ。
フルクラム RED ZONE3
タイヤタイプ：2WAY-FIT READY（クリンチャー/チューブレス・レディ）
タイヤサイズ：29"ASTMカテゴリー：3
リムマテリアル：アルミニウム
リムハイト：19mm（フロント&リア）
リム幅：29mm
インナーリム幅：25mm
ブレーキシステム：AFS
アクスル適合性：HH15-110 Boost（フロント） / HH12-148 Boost（リア）
スポーク：ステンレス - ダブルバテッド、ラウンド、ストレート・プル、24本（フロント）、28本（リア）
ニップル：アルミニウムハブ：アルミボディ、アルミフランジ
ベアリング：カップ＆コーンシステム
その他：オプション・リフレクションステッカー
重量：1,610g
重量制限：125kg（ライダー、バイク、アクセサリーの総重量）
税込価格：95,700円（シマノHG11s / スラムXDボディ ※シマノMS12sボディは97,900円）
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