バルセロナが2023年ブエルタ開幕地に決定　チームTTも4年振りに復活

ブエルタ・ア・エスパーニャを主催するユニパブリックは、第78回大会の開幕地がスペイン第2の都市バルセロナに決定したと発表した。ブエルタがバルセロナに訪れるのは11年振り、開幕地としては1962年以来の登場となる。

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2021年大会の開幕地ブルゴス photo:Unipublic
「バルセロナでブエルタを開幕できるなんて夢のようだ。これはバルセロナ市長による尽力の賜物だ。自転車競技は欧州において多くのファンを抱える2番目に大きなスポーツである。自転車は持続可能な都市の開発に欠かせない要素であり、だからこそこのプロジェクトの価値は大きい」と語るのは、ブエルタのジェネラル・ディレクターであるハビエル・ギレン氏。

ブエルタがバルセロナを訪れるのは、フィリップ・ジルベール（ベルギー、当時BMCレーシングチーム）がステージ優勝を果たした2012年以来11年振り。開幕の地としてはルディ・アルティヒ氏が総合優勝した1962年以来61年振りの登場となる。また主催者のユニパブリックは、開幕レースがバルセロナ市内を走るチームタイムトライアルであることも明らかにし、第2ステージもバルセロナにフィニッシュ地点が設けられる。

バルセロナでは毎年ボルタ・ア・カタルーニャが行われ、2009年のツール・ド・フランスでは第6ステージのフィニッシュ地点と第7ステージの出発点になるなど、これまで数多くのロードレースが開催されてきた。

今回のブエルタ誘致に尽力したバルセロナ市長のジャウメ・コルボニ氏は「伝統的に世界のスポーツや特に自転車競技と結びつきのあるバルセロナがブエルタ開幕の地になるなんて、今日はカタルーニャの人々とスペインの自転車界とって素晴らしい日となった。国際的な催事を催すバルセロナに、世界3大ツールの1つであるブエルタは相応しい」と、リリースの中で喜びを顕にしている。

text:Sotaro.Arakawa