マウンテンバイク黎明期のムーブメントを牽引したトム・リッチー氏が興したバイクブランドのリッチー。アドベンチャーバイク"ASCENT"が、ブースト規格やアイレットの増設、ダイナモライトを搭載できるマウントなどが採用された新型にアップデートされた。



リッチー ASCENTリッチー ASCENT (c)東京サンエス
リッチーがASCENT(アセント)をラインアップに復活させる。発表当初はマウンテンバイクとして、その次の時代ではツーリングバイク、そしてグラベルとしてスタイルを変えてきたASCENTが、再びラインアップに姿を表した。今度のASCENTは、よりアドベンチャー、オフロードライドに適したバイクとなっている。

ASCENTはリッチーが誇るトリプルバテッド加工を施したロジックスチールをTig溶接で組み上げた1台。最新モデルでは一般的なボトルマウントやフェンダーマウントに加え、ダウンチューブ下とフォークにボトルケージ規格のマウント、さらにダイナモライト用のマウントが増設されたことが特徴だ。

ストレージ用のアイレットやダイナモ用のマウントが用意されたストレージ用のアイレットやダイナモ用のマウントが用意された (c)東京サンエス小豆色のようなシェラレッドのASCENTが復活する小豆色のようなシェラレッドのASCENTが復活する (c)東京サンエスリアは148mm幅、12mmスルーアクスルのエンド仕様とされているリアは148mm幅、12mmスルーアクスルのエンド仕様とされている (c)東京サンエス


さらにフォークとリアエンドともにブースト規格(前110mm、後ろ148mm)とされたことで、ねじれ剛性を向上させた。なおフロントは15mmスルーアクスルで、リアは12mmスルーアクスルだ。29インチ/27.5インチホイールともに2.6インチ幅のタイヤに対応するクリアランスを確保されており、よりオフロードでの走行性能に磨きをかけている。

ジオメトリーは先代から踏襲されており、ドロップバーとフラットバーどちらでも使うことができるバーサタイルな設計。ライダーのスタイルに合わせて、好みの自転車にカスタマイズできるはずだ。また、ロードとMTBの中間に位置するグラベルバイクのOUTBACKと比較すると、新型ASCENTはよりオフロードに適しているバイクと言えるだろう。

リッチー ASCENTリッチー ASCENT (c)東京サンエス
フロントギアについてはシングルとダブルとどちらも可能だが、ディレイラーはサイドスイングタイプの物が必要となる。クランクセットの最小最大歯数は、シングルが24~40T、ダブルの場合は24/34T~28/38Tとなっている。

ラインアップされるカラーはシェラレッド。サイズはSとMの2種類。価格は214,500円(税込)だ。

ドロップバーでもマッチするASCENTドロップバーでもマッチするASCENT (c)東京サンエス
アグレッシブなオフロードに適したアドベンチャーバイクとなったASCENTアグレッシブなオフロードに適したアドベンチャーバイクとなったASCENT (c)東京サンエス


リッチー ASCENT
フレーム:ヒートトリーテッドトリプルバテッドリッチーロジックスチール
フレーム重量:2400g(Lサイズ・スルーアクスルなし)
フォーク:スチール
フォーク重量:1125g(コラム300mm・スルーアクスルなし)
フロントエンド幅:110mm(15mmアロイスルーアクスル)
リアエンド幅:148mm(12mmアロイスルーアクスル)
ボトムブラケット:73mmネジ切り
タイヤクリアランス:27.5 "x2.6"または29 "x 2.6"
ブレーキ仕様:ポストマウント、フロント最大180mmローター/リア最大160mmローター
最大積載重量:片側約3kg
シートポスト径:27.5mm
付属品:WCSヘッドセット(UPPER:IS42/28.6-16mm・LOWER:IS42/30)
カラー:シェラレッド
サイズ:S、M
価格:214,500円(税込)

リンク