2021/08/28(土) - 09:19
今年3回目を迎えたE-MTB世界選手権男女レースでフランスとスイスが金メダルを確保。前日のXCCでアルカンシエルを確保したクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)が今回3つ目のメダルを手に入れている。
2019年に初開催され、今年3度目を迎えたE-MTB世界選手権。今年もクロスカントリー界で活躍するトップ選手やジュリアン・アブサロン(フランス)といった未だフィジカルを保つかつてのスター選手、E-MTB専門のプロ選手、エンデューロなど下り系選手まで幅広いメンバーが集い、アシストを使った超高速レースを繰り広げた。
男子レースを席巻したのはまたもやフランスだった。E-MTBレースを主戦場にするジェローム・ジルーとエンデューロレーサーのユーゴ・ピジョンは序盤に築き上げたワンツー体制を最後まで崩さずフィニッシュ。2019年はアラン・ハースリー(南アフリカ)に、2020年はトーマス・ピドコック(イギリス)に敗れ共に2位銀メダルに終わっていたジルーが念願のアルカンシエルを手に入れた。
「本当にキツいレースだった。急勾配の登りとタフなダウンヒルが用意されたコースは本当にテクニカルで、ストレート区間は超高速。今日は最初の登りでアタックして一度も振り返らなかった。2つ銀を経験してようやく金が僕の元にやってきてくれたよ」とE-MTBスペシャリストは話している。
またこのレースでは、すでに初日チームリレーで銀メダルを、そして前日のショートトラックで接戦の末にアルカンシエルを射止めたたクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)が3位銅メダルを掴んだ。「2週間前に参加を決めたんだ。僕の2回目のE-MTBレースだったけれど、とても楽しかったのでこれからもっと参加していきたい。またメダルを獲れたのでさらなるモチベーションに繋がるよ。素晴らしいレースウィークを過ごしている」と話す金銀銅メダリストとなったブレヴィンスは、本日開催されるクロスカントリー本戦にも連戦予定だ。
女子レースはMTB大国フランスとスイスが金銀メダルを分け合う結果に。最年少選手であるクロスカントリー選手のニコール・ゲルディ(スイス)と、エンデューロ選手のローラ・シャルル(フランス)が激しく競り合い、最終的にゲルディが13秒差で勝利。スイスがライバル国フランスを破り、今大会2つ目の金メダルを手にしている。
「自分自身驚いた。スタートはやや後ろだったので前を追わないといけなかった。それに最後の登りの頂上でアシストが切れてしまって全てを失うかと思った。幸い最後までリードを維持できたので本当によかった」と、ゲルディは話している。
また、ナイトレースとなったフォークロス決勝戦で、男子はトマシュ・スラヴィクが、女子はミカエラ・ハエコヴァが制し、チェコがフォークロス男女レースを制覇した。
2019年に初開催され、今年3度目を迎えたE-MTB世界選手権。今年もクロスカントリー界で活躍するトップ選手やジュリアン・アブサロン(フランス)といった未だフィジカルを保つかつてのスター選手、E-MTB専門のプロ選手、エンデューロなど下り系選手まで幅広いメンバーが集い、アシストを使った超高速レースを繰り広げた。
男子レースを席巻したのはまたもやフランスだった。E-MTBレースを主戦場にするジェローム・ジルーとエンデューロレーサーのユーゴ・ピジョンは序盤に築き上げたワンツー体制を最後まで崩さずフィニッシュ。2019年はアラン・ハースリー(南アフリカ)に、2020年はトーマス・ピドコック(イギリス)に敗れ共に2位銀メダルに終わっていたジルーが念願のアルカンシエルを手に入れた。
「本当にキツいレースだった。急勾配の登りとタフなダウンヒルが用意されたコースは本当にテクニカルで、ストレート区間は超高速。今日は最初の登りでアタックして一度も振り返らなかった。2つ銀を経験してようやく金が僕の元にやってきてくれたよ」とE-MTBスペシャリストは話している。
またこのレースでは、すでに初日チームリレーで銀メダルを、そして前日のショートトラックで接戦の末にアルカンシエルを射止めたたクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)が3位銅メダルを掴んだ。「2週間前に参加を決めたんだ。僕の2回目のE-MTBレースだったけれど、とても楽しかったのでこれからもっと参加していきたい。またメダルを獲れたのでさらなるモチベーションに繋がるよ。素晴らしいレースウィークを過ごしている」と話す金銀銅メダリストとなったブレヴィンスは、本日開催されるクロスカントリー本戦にも連戦予定だ。
女子レースはMTB大国フランスとスイスが金銀メダルを分け合う結果に。最年少選手であるクロスカントリー選手のニコール・ゲルディ(スイス)と、エンデューロ選手のローラ・シャルル(フランス)が激しく競り合い、最終的にゲルディが13秒差で勝利。スイスがライバル国フランスを破り、今大会2つ目の金メダルを手にしている。
「自分自身驚いた。スタートはやや後ろだったので前を追わないといけなかった。それに最後の登りの頂上でアシストが切れてしまって全てを失うかと思った。幸い最後までリードを維持できたので本当によかった」と、ゲルディは話している。
また、ナイトレースとなったフォークロス決勝戦で、男子はトマシュ・スラヴィクが、女子はミカエラ・ハエコヴァが制し、チェコがフォークロス男女レースを制覇した。
MTB世界選手権2021 男子E-MTBクロスカントリー結果
1位 | ジェローム・ジルー(フランス) | 51:44 |
2位 | ユーゴ・ピジョン(フランス) | 0:18 |
3位 | クリストファー・ブレヴィンス(アメリカ) | 1:11 |
4位 | ヨリス・リフ(スイス) | 1:15 |
5位 | テオ・シャルムス(フランス) | 2:01 |
MTB世界選手権2021 女子E-MTBクロスカントリー結果
1位 | ニコール・ゲルディ(スイス) | 49:24 |
2位 | ローラ・シャルル(フランス) | 0:13 |
3位 | ソフィア・ウィーデンロス(ドイツ) | 0:43 |
4位 | ハリエット・ハーンデン(イギリス) | 0:51 |
5位 | メラニー・ピュージン(フランス) | 0:52 |
MTB世界選手権2021 男子フォークロス結果
1位 | トマシュ・スラヴィク(チェコ) |
2位 | アドリアン・ロロン(フランス) |
3位 | ハンヌ・スラヴィク(オーストリア) |
4位 | マルッティ・シコーティノ(イタリア) |
MTB世界選手権2021 女子フォークロス結果
1位 | ミカエラ・ハエコヴァ(チェコ) |
2位 | マチルド・ベルナール(フランス) |
3位 | サラ・ロハス(ボリビア) |
4位 | ラファエラ・リヒター(ドイツ) |
text:So Isobe
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