「勝利とマイヨロホを狙っていた」とは逃げ切り勝利を決めたレイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)。惜しくも破れたドンブロウスキーやエリッソンド、ライバルたちから3秒奪ったマス、マイヨロホを明け渡したログリッチなどブエルタ3日目を終えた選手たちのコメントを紹介します。



ステージ1位&マイヨロホ レイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)

1級山岳で逃げ切ったレイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)	1級山岳で逃げ切ったレイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) photo:CorVos
今日の勝利は予想していたものだった。僕らにはヴァレリオ・ピーヴァという非常に頭の良い監督がいて、彼と昨日、ステージ優勝とリーダージャージ獲得について話していたんだ。脚の状態が良かったので自分自身を信じて走ることができ、問題はプロトンに捉えられるか否かだった。

逃げ切りが確実になってからは、ケニー(エリッソンド)とジョー(ドンブロウスキー)の調子次第だと思っていた。彼らは質の高い走りをするからね。勝利できるかどうかは分からなかったが、過去何度も彼らに勝っていたので自分を信じることができた。僕がジロでステージ優勝を挙げたときに3位だったジョーと、今日再び戦うことができて嬉しかったよ。

マイヨロホを射止めたレイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)マイヨロホを射止めたレイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) photo:CorVos
明日マイヨロホを着て走れる意味はとても大きい。34歳の僕にはあまり多くのチャンスが残っていないし、僕自身や家族のためにもこのジャージが欲しかった。これまでジロとブエルタでステージ優勝をしてきたが、グランツールでリーダージャージを着用することが夢だった。マイヨロホの喜びを噛み締めながら、明日どんな気持ちがするのか楽しみだよ。

ステージ2位 ジョー・ドンブロウスキー(アメリカ、UAEチームエミレーツ)

21秒遅れのステージ2位でフィニッシュしたジョー・ドンブロウスキー(アメリカ、UAEチームエミレーツ)21秒遅れのステージ2位でフィニッシュしたジョー・ドンブロウスキー(アメリカ、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
ステージ優勝した今年のジロ・デ・イタリアのように、今日は逃げにチャンスのあるコースだと思っていた。総合を争うチームが僕らを自由にさせてくれ、タイム差のある状態で最後の登りに入っていった。良い結果が得られると思ったのにもかかわらず、2位という結果は少し残念だ。最後は積極的に行き過ぎてしまい、勾配が最も厳しい区間で飛び出そう考えたのだが、タラマエが単純に強すぎた。でもベストは尽くしたし、次のチャンスでまた頑張るよ。

ステージ3位 ケニー・エリッソンド(フランス、トレック・セガフレード)

連戦の疲れが垣間見えたケニー・エリッソンド(フランス、トレック・セガフレード)連戦の疲れが垣間見えたケニー・エリッソンド(フランス、トレック・セガフレード) photo:CorVos
今日のステージを総合チームは厳しくコントロールしないだろうと監督と話し合っていた。特に向かい風が強いということも分かっていたからね。僕に適した登りで、マイヨロホも狙えると思っていた。しかし、ツールと五輪を走った後で疲れがあったのだろう。ステージ優勝には十分な脚がなかった。

調子も悪かったんだ。他の選手たちは僕が力を隠しているのだと思っていただろうが、すでにフルガスに近かったのでみんなに「このまま一緒に協力して走り、その中で強いものが勝てばいいじゃないか」と伝えた。1日を通して協調して走った逃げ集団の中からステージ優勝者が出てほしかったので、タラマエの勝利は嬉しいよ。

ステージ4位 リリアン・カルメジャーヌ(フランス、AG2Rシトロン)

最終山岳で幾度となく仕掛けたリリアン・カルメジャーヌ(フランス、AG2Rシトロン)最終山岳で幾度となく仕掛けたリリアン・カルメジャーヌ(フランス、AG2Rシトロン) photo:CorVos
最後の登りが急勾配だと言うことは把握しており、脚の調子も良かった。逃げから飛び出したのだが、力を使っただけで15秒以上の差をつけることはできなかった。レイン・タラマエは大仕事をやってのけたね。彼とは仲がいいので、彼の勝利は嬉しいよ。でも困難だった昨年を乗り越えやってきたチャンスだったんだ。だから僕も勝ってジャージが欲しかった。4位という結果には満足しているし、AG2Rシトロエンとしてもブエルタの良いスタートになった。今日のようなチャンスを次こそは掴みたい。

ステージ5位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)

メイン集団の先頭でフィニッシュしたエンリク・マス(スペイン、モビスター)メイン集団の先頭でフィニッシュしたエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:CorVos
総合を争う僕たちの調子が良いことを、今日の登りが証明してくれた。この結果は僕たちに更なる自信を与えてくれたし、個人的にライバルたちから数秒奪うことができた。まだ開幕したばかりのブエルタでステージ優勝を狙うのは早すぎるため、逃げにタイム差をつけられても問題はなかった。

ステージ6位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、モビスター)

総合勢はエンリク・マス(スペイン、モビスター)に続き6位でフィニッシュしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、モビスター)総合勢はエンリク・マス(スペイン、モビスター)に続き6位でフィニッシュしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、モビスター) photo:CorVos
とても良い印象を与えてくれる1日となった。僕たちの目標はタイムを失わないこと。そして最後のアレハンドロ(バルベルデ)の働きによって、その目標が達成できた。僕たちのコンデイションは良いので、この調子で走っていきたい。

ステージ7位 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)

集団内で巡航するプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)集団内で巡航するプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
悪くない日で、満足の結果と言えるだろう。最後の登りは風が強く、寒さを感じるほどだった。特に最近の暑さもあり慣れるのに時間がかかった。マイヨロホを失ったことは良い結果だろう。勾配の厳しいタフな登りだったが、それが結果には現れなかった。これから今日のようなタフなステージがたくさん待っているだろう。

ステージ8位 アダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)

昨日の遅れを取り戻そうと積極的なレースを見せたアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)昨日の遅れを取り戻そうと積極的なレースを見せたアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
タイムを失った昨日の落車は残念で、だから今日何かしたいと思っていた。何度か仕掛けたのだが、向かい風に阻まれ差をつけるには至らなかった。仕方ないことだ。このブエルタに向けて良いトレーニングと準備ができたのだが、五輪後の時差ボケが辛く、いつもの生活に戻すまで1、2週間かかってしまった。いまはただ前を向いて集中するだけで、僕らはいくつかの手札を持っている。昨日タイムを失ってしまったものの、まだレースは終わっていない。このまま引き続き頑張っていきたい。

ステージ9位 ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)

今日のステージに対する自信はなかったのだが、強い選手たちについていくことができた。最後の登るペースは速く、自分の調子を見ながら走っていた。自分の走りに満足しているよ。目標はここから数ステージで最善を尽くすこと。そしていまの僕はとても落ち着いた走ることができている。日を追うごとに調子が良くなっていく確信が持ててきたので、いまはより野心的な走りでチャンスを狙いたい。

ステージ13位 ファビオ・アル(イタリア、クベカ・ネクストハッシュ)

メイン集団に食らいつく走りで総合13位まで順位を上げたファビオ・アル(イタリア、クベカ・ネクストハッシュ)メイン集団に食らいつく走りで総合13位まで順位を上げたファビオ・アル(イタリア、クベカ・ネクストハッシュ) photo:CorVos
調子はとても良く、今日の結果にも満足している。ラスト200mで数秒を失ってしまったが、大した差ではない。先週のブエルタ・ア・ブルゴスに比べスピードが速く風も強いなか、僕たちは最後の登りを良いパワーで登ることができた。他の総合系の選手たちと一緒に走ることができ、明日以降の自信に繋がったよ。最終山岳の麓まで僕を集団前方で守ってくれたチームメイトに感謝したい。

ステージ179位 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)

バーレーン・ヴィクトリアス列車の先頭を牽く新城幸也バーレーン・ヴィクトリアス列車の先頭を牽く新城幸也 photo:CorVos
今日のステージは先週のブルゴスでも登った峠がゴールだったので、下見は充分だったが、最後の登りが同じであって、その前のアプローチは違うところからだった。自分は残り20kmの3級山岳までチームを良いポジションに導く事が今日の役目だった。風もあったが、向かい風ということもあり、逃げを追いかけるチームが現れずに、比較的ストレス少なくレースは進んだ。
   
終盤に向けて、位置取り争いも激しくなったが、無事にチームの隊列を良いポジションで3級山岳に入ることが出来たが、向かい風もあり、頂上手前で限界を向かえ集団から遅れてしまった。それからは明日の為にグルペットでゴール目指した。

チームは登りに入ってから、マークが終始集団を引き、主導権を握っていたそうで何より(見てないけど笑)。明日からは平坦ステージが続くので、自分の出番だから頑張らなきゃ!

募金活動を開始したジーノ・マーダー(スイス、バーレーン・ヴィクトリアス)


各ステージで僕が上回った選手の数=1ユーロを環境保護団体に募金する。募金する団体については、一番良いと思う団体をコメントで教えてくれ。ブエルタの終わる3週間後、その中で一番「いいね」がついた所に募金したい。(第3ステージ終了時点で450ユーロ)

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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