新城幸也のブエルタ出場が決定 「期待に応える仕事を」

新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）が8月14日開幕のブエルタ・ア・エスパーニャへと出場する。今年2回目、キャリア通算15回目のグランツール参戦であり、「強力なメンバーと共に出場するので、僕自身どんなレースになるか楽しみ」と話している。

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前哨戦ブルゴスで総合優勝したミケル・ランダ（スペイン）と新城幸也たち。多くのメンバーが連戦に挑む
「また、皆さんに嬉しいご報告が出来ます。ブエルタ出場が決まりました。とにかく、今年のチームは絶好調でジロもツールも、それ以外のレースでもみんな強いですから、その中でもこうしてグランツールのメンバーに選ばれたことは、自分にとっても誇りに思います」と、新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）は自身合計15回目となるグランツール参戦を喜んでいる。

ジロ・デ・イタリアに続く2021年2回目のグランツアー、そしてブエルタでは2015、2016、2019年に続く4度目の出場となる新城。チームは直近の前哨戦ブエルタ・ア・ブルゴスで総合優勝したミケル・ランダ（スペイン）をエースに据え、ジロ・デ・イタリアを総合2位で終えたダミアーノ・カルーゾ（イタリア）、マーク・パデュン（ウクライナ）、ジーノ・マーダー（スイス）がその脇を固める。

新城は上記メンバーと共にブルゴスに出場し、最終局面で集団牽引役をこなすなど活躍ぶりが映像中継されていた。東京オリンピックで献身的な働きをみせたヤン・トラトニク（スロベニア）や経験豊富なワウト・プールス（オランダ）も共に出場する。

ジロ・デ・イタリアに続く今年2度目のグランツール参戦となる新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス） photo:CorVos
「直前のレース（ブルゴス）でミケル（ランダ）が総合優勝し、エースの仕上がりも確認できていますし、ジロでのダミアーノの総合2位を支えたメンバーやツールで大活躍のメンバーで臨むので、僕自身このブエルタがどんなレースになるか楽しみです。その分任されることも多いとは思いますが、オリンピックで日本の皆さんからたくさんのパワーを頂いたので、期待に応える仕事をしてきます。3週間、楽しんで応援してください!!」と、新城は加えている。

第76回ブエルタ・ア・エスパーニャは前哨戦と同じくスペイン北部のブルゴス県にあるブルゴス大聖堂を舞台にした個人タイムトライアルで開幕する。

text:So Isobe