トレックとゲイリーフィッシャーが融合 "Gary Fisher Collection"として展開

トレックが新ラインナップ"Gary Fisher Collection"を展開することを発表した。ゲイリーフィッシャーは1996年より今までトレック傘下のブランドとして展開されてきたが、トレックとゲイリーフィッシャーブランドが融合し、新たなランナップとして展開するという。マウンテンバイクのレジェンド（伝説的人物）であるゲイリーフィッシャー氏の価値をより高めるブランド展開となりそうだ。製品は今後発表されていく予定だ。

ゲイリーフィッシャー　Gary Fisher Collection

以下、トレックジャパンからのプレスリリースで紹介する。

トレックが誇る業界No.１の技術力を得て「Gary Fisher Collection」登場

トレックは、MTBのパイオニアであるゲイリーフィッシャーブランドを、トレックラインナップに“Gary Fisher Collection”として展開していくことになりました。これにより、サイクリング業界において伝説的な人物の一人であるゲイリー・フィッシャー氏の持つ斬新なイノベーションと感性が、世界一のバイクメーカーであるトレックと融合し、新しいバイクが生まれます。

“Gary Fisher Collection”という新ブランドとして展開する上でのメリットが数多くあります。ゲイリー・フィッシャー、トレック代表取締役ジョン・バーク、プロダクトディレクターは以下のように語っている。

ゲイリー・フィッシャー氏　コメント
トレックの判断は正しく、まさに自分がやりたかったことだったんだ。1996年以降、トレックと一緒にビジネスをしてきたが、自転車好きなチームの中心人物として自分が迎えられた感じで、これこそがずっと望んでいたことなんだ。これまで自分のアイデアはフィッシャーブランドとしてしか紹介できなかったが、これからはトレックとして紹介されるんだ。ということは、自分のアイデアが世界No1バイクブランドに採用されるってことだ。バイクはさらに進化するだろうし、もっと自転車に乗る人も増えるはずだ。本当最高だね。

トレック代表取締役　ジョン・バーク氏　コメント
今年もトレック、ゲイリーフィッシャーの両ブランドは、非常に成功を収めている。ただ、ゲイリーが持っている素晴らしいアイデアや画期的なイノベーションをフルに活用出来ていないのが現状だ。ゲイリーフィッシャーコレクションを立ち上げることで、これまでに以上にゲイリーのアイデアを形にする術を見出すことになります。
そして、トレック販売店にとっては、これまでなかった29インチマウンテンバイク,フィッシャー氏のアイデアが詰まったロードバイク、デュアルスポーツ、シティーバイクなどのラインナップが揃い、よりお客様にも足を運んでいただける機会が増えるだろう。

トレックプロダクトディレクターのジョー・ヴェイドボンカー氏　コメント
私は長らくフィッシャーバイクプロダクトマネージャーであり、常にゲイリーのアイデアを最も身近に感じてきました。ゲイリーフィッシャーコレクションは、トレックの一部になることで、よりテクノロジーを共有することが出来ることになりこれまで自分が見てきたラインナップの中でも最も強力だと感じています。2011年モデルはフィッシャー史上、最高のラインナップです。