3週間に渡る戦いが閉幕した第104回ジロ・デ・イタリア。パンクに見舞われながらもステージ優勝を果たしたフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)や総合優勝を掴み取ったエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)、総合2位のカルーゾや、マリアチクラミーノを獲得したサガンなどのコメントを紹介します。



ステージ1位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)

フィニッシュラインに飛び込むフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)フィニッシュラインに飛び込むフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
パンクした瞬間、「なんてツイてないんだ。今日は負けた」と思った。だがステージ2位の選手とのタイム差はまだ残っていて、バイク交換してからはまるでF1カーのように速く進むことができた。そしてフィニッシュラインを越え、「OK、カヴァニャの結果を待とう」とホットシートに座った。彼はとても良いタイムトライアリストだからね。彼の落車を見た時は「僕はパンク、彼は落車。これで同じ条件になった!」と思ったよ。

ステージ2位 レミ・カヴァニャ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)

レミ・カヴァニャ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)は落車が悔やまれるステージ2位レミ・カヴァニャ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)は落車が悔やまれるステージ2位
とても残念だ。良いタイムトライアルができたのだが、最終コーナーのことを忘れ、全力で入り落車してしまった。すぐにバイクに戻ったのだがあれ以上できることはなかった。今日勝てるチャンスがあると思っていただけに腹立たしい。

自分の方が有利な状況にあった。(ガンナは)パンクで少なくとも20秒は失っただろう。そして僕の落車でイーブンになってしまったんだ。でも今日は彼が一番強かったのだと思う。この結果でも満足しているし、激しい落車だったが怪我はいない。

マリアローザ&ヤングライダー賞 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)

第104回ジロ・デ・イタリア総合表彰台:2位カルーゾ、1位ベルナル、3位Sイェーツ第104回ジロ・デ・イタリア総合表彰台:2位カルーゾ、1位ベルナル、3位Sイェーツ
今日は自分の力を発揮することに集中していた。1つのコーナーで総合優勝の座を失うなんてことはしたくなかったので、ミスをしないことだけ考えていた。踏める区間は踏み、コーナーでは極力リスクを取らないよう走っていた。いつもタイムトライアルでは苦しんでいたので、初めて楽しめたレースになった。無線の先にいるコーチとともに走れた特別なタイムトライアルとなったよ。

フィニッシュラインを越えた瞬間は、コロンビアの旗を持った応援もたくさん見え特別な感情だった。勝利の瞬間は信じられないほど嬉しく、言葉が見つからないほどだ。

ツール・ド・フランスで優勝した後の感情と向き合うことは、レースで勝つことよりも難しかった。だからこのジロの優勝は素直に嬉しく、多くの感情が押し寄せている。だが、強い選手は他にも沢山いるので浮かれているわけにもいかない。彼らの存在が僕にやる気を与えてくれた。ここで素晴らしいレースをし、彼らと対峙する場に戻ってくることができた。

トロフェオ・センツァフィーネを掲げるエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)トロフェオ・センツァフィーネを掲げるエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)
ツールを22歳の時に優勝した後、人生の目標を失ってしまっていた。誰しもが願う夢を達成し、「じゃあ次は何をすればいいんだ?」と自問していた。元々、僕には勝利に対する根源的なモチベーションがないんだ。朝8時に起きて、ストレッチや体幹トレーニングをし、練習に出る。自分にできることを繰り返していたら、自然と出力値が上がっていき、力がついていった。しかしそんなシンプルな生活が、ツールでの優勝をきっかけに一変したんだ。自分をコントロールするのが極めて困難な状態になった。

そんな中挑んだ昨年のツール。直前までは良かったのだが、背中の痛みに悩まされ思い通りに事が進まなくなった。あの時のレベルに戻れるのか、勝利への意欲が戻ってくるのか、再び自分を疑い出した。だがこのジロで、失った何かを再び見つけることができた。自分の本能に従いレースをする。ジロにはそんな走りをするために来たんだ。

もちろんブエルタ・ア・エスパーニャに出場し、3大グランツールで優勝するのはとても重要な目標だ。そして現時点ではツールのことは考えていない。いまはこの勝利を楽しみ、そして身体を休めたい。

総合2位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)

ステージ17位に食い込んだダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)ステージ17位に食い込んだダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
今朝、目覚めた瞬間「これは現実か?」と口に出してしまった。そしてニュースで自分が優勝するシーンを観て「本当に勝ったのか?幻じゃないのか?」と疑うほど信じられなかった。

今日は集中を切らすことなく、最後まで走り切ることができた。直線では踏み、コーナーを慎重に曲がった。リスクを取る意味もないし、全て計画通りに進んだ。

あの勝利の瞬間が人生で最も美しかったということに気がついた。赴くままに走り掴んだ勝利が、これほど大きな反響があるなんて思わなかった。この先のことはわからない。いま僕は33歳で、このジロの結果がいまの僕とその未来に少しだけ自信を与えてくれた。素晴らしい3週間になった。ジロ開幕前では考えられなかった、言い表すことのできないほど素晴らしい感情だ。

総合3位 サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ)

サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ)はステージ51位にサイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ)はステージ51位に
僕よりも彼ら2人は強く、これが僕ができるベストだ。もちろんこの結果は嬉しいし、ジロは簡単なレースではないので自分が成し遂げたこの結果を誇りに思う。またここに戻ってくるつもりだが、いまはこの成功を喜びたい。

今大会で最も良かった瞬間はあのステージ優勝だ。あの日はチームが頑張ってくれたし、彼らと勝利を喜べたのは嬉しかった。逆に最も悪かったのは雨と雪が降った第16ステージ。3週間ずっと調子を保つなんて不可能だ。

表彰式は楽しかった。確かにベストを尽くした結果なので満足だが、もちろんもっと上を目指したい。だから再びここに戻ってきて、また挑戦するよ。

マリアチクラミーノ(ポイント賞) ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)

2度目の出場で念願のマリアチクラミーノを獲得したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)2度目の出場で念願のマリアチクラミーノを獲得したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
ミラノはとても美しかった。2回目のジロを走り終えることができ、そしてこのマリアチクラミーノの獲得は信じられないほど嬉しい。このジャージは僕のコレクションになかったからね。駆けつけてくれた息子が「一緒にポディウムに上がりたい」と言ったので、その願いを叶えてあげた。彼も喜ばせることができ、それも合わせて嬉しかった。

マリアアッズーラ(山岳賞) ジョフリー・ブシャール(フランス、アージェードゥーゼール・シトロエン)

なんて素晴らしい瞬間なんだ。いまは安堵と幸福感に満ち溢れている。子どものころからの夢が叶い、とても嬉しい。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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