Jプロツアー第5戦の「東日本ロードクラシックDay-1」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。150kmで行われたJプロツアーは終盤に形成された精鋭集団から抜け出した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)がチームに2勝目をもたらす今季初勝利。女子は植竹海貴(Y’s Road)が渡部春雅(明治大学)とのマッチスプリントを制して今季4勝目を挙げた。


快晴に恵まれた群馬サイクルスポーツセンターには観戦客の姿も見られた快晴に恵まれた群馬サイクルスポーツセンターには観戦客の姿も見られた photo:Nobumichi KOMORI
Jプロツアー第5戦は、今季初となる東日本での開催。会場となる群馬サイクルスポーツセンターは朝から快晴に恵まれ、この季節の同会場では珍しく汗ばむ陽気になった。

ランキング上位選手を前列にスタートラインに整列する選手たちランキング上位選手を前列にスタートラインに整列する選手たち photo:Nobumichi KOMORI
レースは群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを25周する150km。事前にもアナウンスがあった通り、この日はJCF強化指定選抜チームで増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が出場。主戦場をJCL(ジャパンサイクルリーグ)に移した増田がいることで、展開にどのような影響を及ぼすかに大きな注目が集まる中でスタートが切られた。

7人の逃げ集団が形成される7人の逃げ集団が形成される photo:Nobumichi KOMORI
心臓破りの坂をハイペースでクリアしていく心臓破りの坂をハイペースでクリアしていく photo:Nobumichi KOMORIメイン集団はマトリックスパワータグがコントロール開始メイン集団はマトリックスパワータグがコントロール開始 photo:Nobumichi KOMORI

直後から激しいアタック合戦が繰り広げられるが、決定的な逃げが決まることなく中盤戦へ。7周目になると小森亮平(マトリックスパワータグ)、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)、平井公介(JCF強化指定選抜チーム)という7名の逃げ集団が形成され、メイン集団をリーダーチームのマトリックスパワータグがコントロール展開になったが、14周目にメイン集団が逃げ集団をキャッチして後半戦を迎えることになった。

単独で逃げ続ける今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)単独で逃げ続ける今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) photo:Nobumichi KOMORI
後半戦に入ると、ひとつになった集団からは有力選手を含む数名の選手が飛び出しては吸収される状況が続いたが、18周目になると今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が単独で飛び出して逃げる展開に。今村は一時、集団から1分半程度のリードを奪う走りを見せたが、残り4周となる22周目に人数を減らしたメイン集団に吸収され、レースは終盤戦に。再びひとつになった集団では激しい攻撃の仕掛け合いの状況が続いたが、決定的な抜け出しはなく最終周に入る。

残り3km アタックする増田成幸(JCL強化指定選抜チーム)残り3km アタックする増田成幸(JCL強化指定選抜チーム) photo:Satoru Kato
心臓破りの登りで増田成幸を振り切る窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)心臓破りの登りで増田成幸を振り切る窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) photo:Satoru Kato
最終周に入っても決定的な動きがないまま迎えた心臓破りの坂で増田が満を持してアタックを仕掛けて抜け出しを図ると、この動きに窪木が反応して2名が抜け出す展開に。最後は増田の後方でしっかりと状況を見極めた窪木が単独で抜け出し、そのまま独走で今季初勝利を飾った。

勝利を確信した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)がチーム名をアピール勝利を確信した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)がチーム名をアピール photo:Nobumichi KOMORI
表彰式表彰式 photo:Nobumichi KOMORIプロリーダージャージはホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がキーププロリーダージャージはホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がキープ photo:Nobumichi KOMORI

年間ランキングは、プロリーダージャージがホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)、ネクストリーダージャージがこの日はJCF強化指定選抜チームでの出場となった平井光介(EQADS)で変わりなし。敢闘賞は単独逃げで見せ場を作った今村、山岳賞は平井が獲得した。

敢闘賞は今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が獲得敢闘賞は今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が獲得 photo:Nobumichi KOMORI積極的な走りで山岳賞を獲得した平井光介(JCF強化指定選抜チーム)積極的な走りで山岳賞を獲得した平井光介(JCF強化指定選抜チーム) photo:Nobumichi KOMORI
東日本ロードクラシック群馬大会 結果(150km)
1位窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)3時間40分19秒
2位岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+5秒
3位中井唯晶(シマノレーシング)
4位ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
5位入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)+6秒
6位横山航太(シマノレーシング)
中間スプリント賞 小森亮平(マトリックスパワータグ)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
敢闘賞 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
山岳賞 平井光介(JCF強化指定選抜チーム)

プロリーダージャージ ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダージャージ 湯浅博貴(EQADS)



女子 植竹海貴が渡部春雅をマッチスプリントで下し今季4勝目

F 終盤戦に入り勝負は4人の選手に絞られるF 終盤戦に入り勝負は4人の選手に絞られる photo:Nobumichi KOMORI最終局面で植竹海貴(Y’s Road)と渡部春雅(明治大学)の2人が抜け出す最終局面で植竹海貴(Y’s Road)と渡部春雅(明治大学)の2人が抜け出す photo:Nobumichi KOMORI

マッチスプリントを制した植竹海貴(Y’s Road)マッチスプリントを制した植竹海貴(Y’s Road) photo:Nobumichi KOMORI
女子は14周84kmのレース。JCF強化指定選抜チームで梶原悠未、内野艶和、鈴木奈央の3選手が出場することが話題だったが、レースは中盤過ぎまで穏やかな雰囲気で進んだ。終盤戦に入ると集団のペースが上がり、少しずつ人数を減らしながら最終盤には植竹、渡部、梶原、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)の4名に。最後は植竹と渡部の2名になり、マッチスプリントを制した植竹が今季4勝目を飾った。

女子 表彰式女子 表彰式 photo:Nobumichi KOMORI
F(女子) 結果(84km)
1位植竹海貴(Y’s Road)2時間28分14秒
2位渡部春雅(明治大学)
3位唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) +10秒
フェミニンリーダー 植竹海貴(Y’s Road)



その他の結果

E1優勝 川崎嘉久(TeamZenko)E1優勝 川崎嘉久(TeamZenko) photo:Nobumichi KOMORIE1 表彰式E1 表彰式 photo:Nobumichi KOMORI
E1(120km)
1位川崎嘉久(TeamZenko)3時間7分16秒
2位佐藤信哉(VC福岡エリート)
3位松木健治(VC VELOCE)
4位雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド)
5位五十嵐洸太(Team BFY Racing)
6位坂大恵太(F(t)麒麟山 Racing)
text&photo:Nobumichi KOMORI/HAT TRICK COMPANY
photo:Satoru Kato
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