Hincapie LEOMO Bellmare Racing Teamに所属する門田祐輔が、フランスの名門アマチュアチーム「VC(ヴェロクラブ)ラポム・マルセイユ」に移籍する。年間70〜80レースを走り、コンチネンタルチームへのステップアップを目指していくと言う。



経済産業大臣旗杯の最終盤にアタックする門田祐輔(ヒンカピー・リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)経済産業大臣旗杯の最終盤にアタックする門田祐輔(ヒンカピー・リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム) photo:Satoru Kato
門田祐輔の移籍先となるVC(ヴェロクラブ)ラポム・マルセイユは、かつて別府史之も所属したフランスの名門アマチュアチーム。2011年にUCIコンチネンタルチームに昇格し、2016年にはデルコ・マルセイユ・プロヴァンス・KTMとしてUCIプロコンチネンタルチームへ。更に2020年はNIPPOがタイトルスポンサーに付き、別府や中根英登、岡篤志、石上優大といった日本人選手が加入するなど国際プロチーム化を遂げていた。門田はその下部育成チームのメンバーとして加入することになる。

門田はボンシャンスを足がかりに欧州クラブチーム在籍経験を重ねてきた22歳。今年は日米混合のUCIコンチネンタルチームHincapie LEOMO Bellmare Racing Teamに加入して欧州レースを走る予定だったものの、新型コロナウィルス感染拡大を受けてJプロツアーを主戦場に。各レースでアタックを見せるなど積極的な走りで注目度を高めていた。

以下は、ヒンカピーチーム発表による門田と宮澤崇史監督によるコメント。



門田祐輔コメント
来シーズンはフランス籍のVC La Pomme Marseille で走ることになりました。自分が求めているヨーロッパでのレースをする為、そしてマルセイユという地域は自分の脚質に合っているのでこのチームへの移籍を決めました。来シーズンは年間70〜80レースを走る予定です。

しっかりと成績を残し、2年後はヨーロッパ、フランスのコンチネンタルチームへのステップアップを目指していきます。今シーズン宮澤監督の元で走り、戦術やレース展開の作り方など多くのことを教えていただきました。それらを糧にステップアップしていきたいと思っています。今後とも応援宜しくお願い致します。

宮澤崇史監督コメント
ベルマーレは私が監督に就任してから、国内レースからヨーロッパへの架け橋になるべく活動してきました。チームとしては、中里仁がイスラエルサイクリングアカデミーへプロテストを受けに行った以来、4年ぶりの海外への選手輩出(残念ながら中里選手は契約に至りませんでしたが)となります。

今年国内で活躍した門田選手が、VCラポム・マルセイユへ移籍が決まり、自身のステップアップに貢献できたことを嬉しく思います。今回の移籍に関して、現在所属しているコンチネンタルチームからのステップダウンとは考えていません。参戦予定のレースの数やレベルを考えると、むしろステップアップに繋がっている事をご理解頂けますと幸いです。

門田選手にとってこの移籍が次へのステップとなるよう、チームとしても応援を続け、次の若手選手の育成に力を入れていきます。引き続き、ベルマーレでは選手の加入を受け付けております。挑戦したい強い気持ちのある選手をお待ちしております。

門田祐輔選手の主な戦績
8e Souvenir Georges-Dumas à Saint-Jeanvrin 2018 (elite)
5e Grand Prix de Ham 2018 (1 category)
7e Grand Prix de Rumilly-en-Cambrésis 2018 (1 category)
19e Boucles de l’Austreberthe 2018 (elite)
9e Prix de Brionne 2019 (1 category)

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