クランクブラザーズ HIGHLINE XC/GRAVEL　グラベルバイク向け27.2mm径のドロッパーシートポスト

オフロード向けパーツへの造詣が深いクランクブラザーズが、ドロッパーシートポスト"HIGHLINE　XC/GRAVEL"をリリースする。27.2mm径とされた上、トラベル量も60～125mmとされており、グラベルバイクなどにフィットするプロダクトだ。ドロップハンドル向けの操作レバーも用意されている。

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HIGHLINE XC/GRAVEL（トラベル量は60mm、80mm、100mm、125mmの4種類） (c)クランクブラザーズ
エンデューロやトレイルライド系のMTBでは必須アイテムとなったドロッパーシートポスト。ロードバイクに採用されているシートポストは1本の筒だが、ドロッパーシートポストはアウターとインナーチューブで構成されたテレスコピック式のシートポスト。自動車のハンドルのようにサドルポジションを任意の位置に固定できるという物だ。

ハンドルに備えるレバーとワイヤー等で接続し、ライド中の必要に応じて上下させられることがメリット。トレイルでのダウンヒルでは腰を引き、荷重をコントロールするため、ドロッパーシートポストは非常に有用な存在。オフロードを楽しく下るためには装備しておきたいパーツの1つ。

オフロードライド用バイクにセットしたいドロッパーシートポスト (c)クランクブラザーズ
そんなドロッパーシートポストをクランクブラザーズはHIGHLINEシリーズとして用意している。そのラインアップにグラベルバイクやXC向けMTB用のモデル「HIGHLINE XC/GRAVEL」が加わることとなった。特徴はグラベルバイクに多いシートポスト径27.2mmに対応していること。数少ないΦ27.2mm用が登場したことで、グラベルライダーたちの選択肢は広がるだろう。

また、トラベル量も60mmや80mmなど短めの設定のモデルが用意されているため、シートチューブが長い設計のバイクでもドロッパーシートポストを有効に活用することができる。他にも100mmトラベルや125mmトラベルのモデルもラインアップされており、XC系MTBで幅広い可動域のアドバンテージを活かすことも可能だ。

クランクブラザーズ 2wayドロップバーリモートキット (c)クランクブラザーズワイヤーは内装式で、容易にワイヤーを配線できるクイックコネクト式リニアプル機構が採用されている。サドルクランプは2ボルト式。素材は7075 T-6アルミニウム。内部には動きを滑らかにする独自のカートリッジを配しているという。価格は28,000円（税抜）。リモートレバーは別売。

グラベルバイク向け用ドロッパーシートポストの発売に伴い、ドロップハンドルバー用のリモートレバーもラインアップに加わる。取り付けはシングルボルト方式で、ハンドルの左側用に設計されている。様々なポジションで操作できる2Wayレバーとされているため、ライダー個々人が扱いやすいポジションにセッティングすることができるだろう。価格は5,500円（税抜）。