「今日は全てが台本通りに進んだ。この勝利はいつの日か(亡くなった)父親に約束したものだった」と涙を流したのは、初の世界選手権表彰台中央を射止めたアラフィリップ。苦い2位に終わったファンアールトや躍進のヒルシ、そして逃げ続けた新城幸也のコメントをお届けします。



1位:ジュリアン・アラフィリップ(フランス)

アルカンシェルを着て記者会見に臨むジュリアン・アラフィリップ(フランス)アルカンシェルを着て記者会見に臨むジュリアン・アラフィリップ(フランス) photo:Kei Tsuji
今この時点では何かを言葉にするのが難しい。まず第一に、そして何よりも、今日僕のことを信じ、集団前方で力を尽くし、全てのアタックを引き戻し、そしてなお僕のことを信じ続けてくれた素晴らしいチームメイトたちに感謝の気持ちを伝えたい。世界チャンピオンになることは僕の一番大きな目標だった。過去には惜しいレースもあったが一度も表彰台に立ったことは無かったんだ。今日は全てが台本通りに進み、僕の夢を叶えることができた。

この気持ちを表現するのは僕には難しいよ。たくさんのこと、たくさんの気持ちが頭に浮かんでくるんだ。この人生最大の勝利は、いつの日か僕が(亡くなった)父親に約束したものだった。

独走でフィニッシュするジュリアン・アラフィリップ(フランス)独走でフィニッシュするジュリアン・アラフィリップ(フランス) photo:Kei Tsuji
残り12km地点でアタックしてリードを稼いだあとは、集中して先頭に留まり、限界近くまでペースを上げることに努めた。一人でフィニッシュラインにやってきた時、夢が叶ったと信じられない気持ちでいっぱいだった。このアルカンシエルは最も美しいジャージだ。この先12ヶ月袖を通せることは、僕にとても大きなプライドを与えてくれると信じている。

2位:ワウト・ファンアールト(ベルギー)

腕を組んで銀メダルを下げるワウト・ファンアールト(ベルギー)腕を組んで銀メダルを下げるワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:CorVos
僕自身や、チームの走りには文句のつけようがないと思う。僕らは僕らの走りたいように走ることができた。アラフィリップがアタックした時、単に彼についていくことができなかった。彼は今日最も強い選手であり、彼はあの登りでそれを証明してみせた。プリモシュがベストを尽くしながら追いかけたけれど、僕ら全員が限界だった。

この2位は手痛い結果だ。金曜日(のタイムトライアル)と同じように、僕よりも強い選手が一人いた。ベルギーチームに銀メダル以上のものをもたらしたかった。

3位:マルク・ヒルシ(スイス)

マルク・ヒルシ(スイス)マルク・ヒルシ(スイス) photo:CorVos
僕らは完璧にレースを組み立て、その中でチームメイトは本当によくやってくれた。レースの主導権を握ることで余計なエネルギーを消費しないようにしたかったんだ。最後の登坂区間では最高の状態ではなかったけれど、この世界選手権の先頭でレースを進めたことは自信になったよ。今日アラフィリップはただただ強かったし、勝利に見合う選手だった。レースを通して僕たちにミスはなく、彼の力が上回っていたということだけだ。

4位:ミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)

アラフィリップの攻撃に追従するミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)アラフィリップの攻撃に追従するミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド) photo:CorVos
260km走った後にたった数センチ差で(メダル争いに)負けてしまった。少し残念だが気分は良いね。今日は目標を手に入れられると強く信じてレースに臨んだ。僕を信頼してくれたチームメイトに大きな感謝を。そしてアラフィリップにはおめでとうと伝えたい。君はとても素晴らしいチャンピオンになるだろう。

5位のヤコブ・フルサンら、デンマークチームについて話すアンデルス・ルンドコーチ

チームメイトの後ろでレースを進めるヤコブ・フルサン(デンマーク)チームメイトの後ろでレースを進めるヤコブ・フルサン(デンマーク) photo:CorVos
惜しいレースだったと思う。そして何よりもチームの選手全員による素晴らしい走りに満足し、誇りに思う。ミッケル・ホノレとヨナス・グレガールドがアシストとして160〜180kmもの間メイン集団先頭を牽引し、カスパー・ペデルセンとクリスファー・ユールイェンセンはヤコブ・フルサンの側に寄り添って彼を守り続けた。そしてジャスパー・ハンセンとニクラス・イーグも終盤に働いた結果、最終盤にフルサンとミケル・ヴァルグレンの二人を残すことができたんだ。

フルサンは先頭でメダルを争い、そこから遅れたヴァルグレンもレースを諦めることなく戦い抜いた。とにかく5位という結果以上に彼らのレース内容に満足している。パフォーマンスは本当に素晴らしいものだった。

6位:プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)

ベルギー勢の後ろでチャンスを待つプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)ベルギー勢の後ろでチャンスを待つプリモシュ・ログリッチ(スロベニア) photo:CorVos
非常に難しいコースと、チャレンジングなレース。そこでスロベニアチームの戦術と走り、それにここに至るまでの僕らのアプローチに対して非常に満足しているよ。全員がそれぞれのベストを尽くした。最後は僅かに脚が足らず、今日最も強かったジュリアンを逃してしまったが、僕ら自身のレース内容を誇りに思いたい。

最後は僕を含めて全員が苦しんでいた。誰かがもっと脚を残していたら、もっと前との間隔を詰めることができていただろう。だから追いつかなかったし、2位グループ内での争いに切り替えた。こういうレースで最強の選手は常に前を走っているものさ。

レース内容は満足しているけれど、疲れ切ってしまったので今は次のことを考えたくはないよ。何も与えられていない状態から優勝を目指して戦い、誇りを持ってレースを走った。ワンデースペシャリストがいないスロベニアチームとして、6位という結果は素晴らしいものだったと思う。

チーマ・ガッリステルナでアタックを仕掛けたタデイ・ポガチャル(スロベニア)

8周目のチーマ・ガッリステルナで飛び出したタデイ・ポガチャル(スロベニア)8周目のチーマ・ガッリステルナで飛び出したタデイ・ポガチャル(スロベニア) photo:Kei Tsuji
調子は良かったけれど勝てるとは思わなかった。アタックの狙いはタフなレースを作り出すこと。最終的に飛び出すことができたので、できるだけ遠くまで逃げ続けようと思っていた。ただベルギーチームが積極的に追いかけてこないのを見て難しいな、と思った。諦めたく無かったのでアタックを続けたが、最後の登りで完全に脚がいっぱいになってしまった。

僕はこの後3レースしか走らない予定だ。着実にオフシーズンが近づいているので、残るレースでできる限り活用したいと思う。僕はベストを尽くし、他の選手やライバルたちもベストを尽くした。スロベニアチームとして上手く走れたことは誇りに思う。

序盤の逃げグループに入った新城幸也(日本)

逃げグループに入った新城幸也(日本)逃げグループに入った新城幸也(日本) photo:CorVos
自分の場合、自分で展開に嵌め込まないと可能性が生まれない。獲得標高差5,000mというコースは決して自分向きではないですし、単騎で、自分ができる最大限のパフォーマンスを発揮しようとした時に、前で(逃げて)待って残り2周回で捕まるのが一番大きな結果を残せると判断しました。

ただ、前待ちの作戦だったんですが、追いつかれるタイミングが悪かった。2つ目の登りの手前で追いつかれてしまったんです。登りを集団内で越えていれば何とか行けた(残れた)と思うんですけど、タイミングが合わなかった。残り2周回だと集団も人数が絞られているし、そこで粘る作戦でした。嵌ればチャンスがあると思ったから挑戦した。でも今回は嵌らなかった。

text:So Isobe
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