UCI(国際自転車競技連盟)が、昨年2月のレース外検査でEPO陽性となったヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)に対し、4年間の資格停止処分を下したことを発表した。



ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、当時トレック・セガフレード)ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、当時トレック・セガフレード) photo: TDWsport / KT
5月20日付のプレスリリースによれば、UCIの委任を受けた独立機関「CADF(自転車アンチドーピング機構)」が2019年2月26日に行ったレース外アンチドーピング検査でEPO(エリスロポエチン)陽性となったパンタノ(当時トレック・セガフレード所属)に対する資格停止処分期間は4年間。パンタノは2019年4月15日から暫定的な出場停止処分を受けており、資格停止は2023年4月14日まで。

チームコロンビアからIAMサイクリング、トレック・セガフレードと渡り歩いたパンタノはパフォーマンス向上のための薬物使用を否定していたものの、多額の費用やチーム内でのポジションを失ったこと、プロ選手としてすべきことは果たしたとして、2019年6月に引退を選択。現在は母国コロンビアで若手育成に携わっている。

UCIによれば、裁判所の手続き規則に従い、決定の詳細はまもなくUCIのウェブサイトに公開されるという。

text:So.Isobe

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