レースバイクからアーバンバイクまで手掛けるスイスのスコット。日本限定のクロスバイクとして人気を得ていた「SUBCROSS」のベースとなった本国仕様のクロスバイクが登場。凹凸が多い欧州の路面状況にマッチさせたフロントサスペンション付きモデルとなっている。



スコット SUBCROSS 40 MENスコット SUBCROSS 40 MEN (c)スコットジャパン
日本で展開されるスコットのクロスバイク「SUBCROSS」は、日本用にアレンジした限定モデル。スコットが本社を構えるスイスを始めとする欧州では、その地に適した仕様でラインアップされている。その欧州仕様の「SUBCROSS 40 MEN」が2020年モデルでは日本でも展開されることに。

日本でもSUBCROSSは人気のあるモデルだが、ヨーロッパでも同じ様に人気を集めているという。6061アルミを素材としたフレームのルックスには大きな違いはなく、SUBCROSSシリーズであることを主張。最も異なるポイントはSUBCROSSではフロントサスペンションを搭載していること。ちなみに、従来展開されてきた日本限定版ではリジットフォークを採用している。

フロントサスペンションが搭載されている理由は欧州の路面状況にある。街中が石畳で舗装されていたり、町の外には長い砂利道(いわゆるグラベル)が伸びていたりと凸凹路面が多く存在する。そんな状況でも快適、安全に走行するためにフロントサスが採用されている。

柔軟性を備えたサドルを搭載する柔軟性を備えたサドルを搭載する (c)スコットジャパンエルゴノミック形状のグリップを採用するエルゴノミック形状のグリップを採用する (c)スコットジャパン

セミブロックタイヤを装備しており、舗装路やダートまでカバーできるセミブロックタイヤを装備しており、舗装路やダートまでカバーできる (c)スコットジャパンシマノ製のコンポーネントを使用しているため信頼性も高いシマノ製のコンポーネントを使用しているため信頼性も高い (c)スコットジャパン


平滑なアスファルト路が大部分を占める日本でも、路面のひび割れやうねり、歩道との段差、マンホールや側溝の蓋など障害となるものが存在している。フロントサスによって、それらに気を取られること無く快適に走ることができるはず。気が向いたら河川敷などのグラベルを走ってみてもよいだろう。トラベル量は63mm、サスペンションのオンオフを切り替えられるロックアウト機構付きだ。

加えてエルゴノミック形状のグリップや適度な柔軟性を備えるサドルなど、各部に快適性を向上するパーツが採用されている。45Cという幅広のセミブロックタイヤも、一般的なクロスバイクに採用される30C前後のタイヤと比較するとクッション性に優れている。また砂の浮いた路面やちょっとした砂利道などでもグリップを失いづらく、街中から郊外までどのようなシチュエーションでも安定した走破性を発揮してくれる。

ブレーキは欧州では標準となりつつあるディスクブレーキ。ドライブトレインはシマノ製コンポーネントを採用している。ギアは前3段、後9段の計27段変速だ。サイズはS、M、L。価格は68,000円(税抜)

スコット SUBCROSS 40 MENスコット SUBCROSS 40 MEN (c)スコットジャパン


スコット SUBCROSS 40 MEN
フレーム:Sub Cross Alloy 6061
フロントサスペンション:Zoom 187 D / 63mm travel
フロントディレイラー:Shimano FD-M370 / 34.9mm
リアディレイラー:Shimano Altus RD-M2000 24 Speed
シフター:Shimano SL-M2000-9
ブレーキ:Tektro HDM275
クランクセット:Shimano FC-M371-L / 48x36x26 / w/CG
カセットスプロケット:Shimano CS-HG200-9 11-32 T
タイヤ:Kenda Booster / 700x45C / 30 TPI
サイズ:S、M、L
重量:13.64kg
価格:68,000円(税抜)

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