2019/11/20(水) - 18:19
コフィディスも使用しているトーケンのビッグプーリーケージ「Shuriken」に、R7000系シマノ105対応品が追加ラインアップ。19Tという大径テンションプーリーによって駆動抵抗の低減を叶えるカスタムパーツだ。シマノ11速の純正ケージそのままにビッグプーリー化できるセットも展開される。
ホイールやBB、ヘッドパーツなど回転系のカスタムパーツに定評のあるトーケン。優れたベアリングテクノロジーを活用したビッグプーリーも昨年デビューし、日本語のモデル名を冠した「Shuriken(シュリケン)」がラインアップしている。トップモデルであるZenithグレードのものは、プロコンチネンタルチームのコフィディスもレースで使用しており信頼性はお墨付きだ。
シマノ純正ではガイド/テンションプーリーともに11Tだが、この歯数を増やしプーリーを大径化することでチェーンのアールを緩くし摩擦抵抗を低減させるのがビッグプーリーだ。加えてチェーンを送るときのプーリー自体の回転数も減るため、その分ベアリングの抵抗を減らすこともできる。また、チェーンがクロスし駆動抵抗が大きくなるアウターローのギア位置でもスムーズなチェーン流れを生み出すなど、数ワットを削減したいシリアスレーサーに特に人気のカスタムとなっている。
既存のShuriken”Zenith”ビッグプーリーは、カーボンケージを採用することで激しい変速にも対応する剛性を持たせつつ、カーボンの見た目が所有欲も満たしてくれるデザインに。特にゴールドカラーはテンションプーリーにも差し色を入れており、手裏剣をイメージした目立つカラーリングとなっている。対応リアディレイラーはシマノのR9100系DURA-ACEとR8000系ULTEGRAの2種類。
テンションプーリーを19Tとかなり大きな歯数設定としフリクションロスの削減を追求。プーリーのベアリングもセラミックボールを使用したオリジナルのTBTを採用し滑らかな回転を実現している。その上でガイドプーリーは純正から歯数を1つ増やしたのみの12Tとしシフト性能が悪化しないよう配慮されている。両プーリーともに素材は硬質アルミニウムで、PVDコーティングを施すことによって傷や摩擦、汚れに強く、耐久性と耐腐食性も向上させている。価格は36,800円(税抜)だ。
そんなShurikenから、R7000系シマノ105に対応した下位グレードのビッグプーリーケージが新登場。高精度なCNC切削加工によって作られたアルミケージと上位モデルと同じアルミプーリーを組み合わせており、高耐久でかつ重量はZenithグレードよりも軽く仕上がる。主張しすぎないオールブラックの見た目もポイントだ。
シマノ純正と同じく歯先の低いテンションプーリーに対して、ガイドプーリーは歯を高くしチェーンの保持力を上げている。また、プーリー径が小さく回転量の多いガイドプーリーのみセラミックベアリングのTBTが採用され駆動抵抗削減を狙う。シマノ105バイクでレースに出ているホビーライダーのカスタムパーツとしてチェックしてみては。価格は18,000円(税抜)。
また、ビッグプーリー単体の製品もラインアップ。シマノ純正のプーリーケージを使用したまま、プーリーのみを交換することでその恩恵を得られるというもの。純正ケージに対応したガイドプーリー12T、テンションプーリー14Tというサイズだ。下側19Tを採用したShurikenよりは径が小さいものの、手軽にビッグプーリーを試せるキットとなっている。
プーリー自体はCNC切削されたアルミニウム製で、シマノのR9100系DURA-ACE/R8000系ULTEGRA/R7000系シマノ105に対応している。セラミックベアリング仕様のTBTタイプが13,000円(税抜)、高炭素鋼で耐久性を高めたプレミアムベアリングタイプが7,000円(税抜)だ。
今回、編集部員・村田のバイクにこのビッグプーリーセット(プレミアムベアリングタイプ)をインストールしてみた。コンポーネントはR8050系ULTEGRA DI2で、もちろんケージを分解してプーリーを交換するだけで装着は完了。ただし変速に関してはセッティングが若干シビアになるため専門店で見てもらうことをオススメする。
正直見た目はそこまで変わらないためカスタムの地味さは否めないが、チェーンの流れが今までよりもスムーズになるのは確か。何ワット削減できたなど数値的な効果は分からないが、特にアウターローで感じていたゴリゴリとした引っかかりのようなものがなくなりペダリングしやすいと感じられた。
ただ、純正プーリーが樹脂製なのに対しこちらはアルミ製で、チェーンと金属が擦れるようなシャラシャラ音が微妙にする点は注意点として挙げておきたい。劇的に走りが変わるわけではないが、フィーリングとしてそのスムーズさを体感できるのは嬉しく、レース時にアウターローで駆け抜けたい時などは特に効果を発揮してくれるはずだ。
トーケン Shuriken ビッグプーリーZenith
素材:カーボン(ケージ)、アルミニウム(プーリー)
歯数:ガイドプーリー12T、テンションプーリー19T
ベアリング:TBT
対応リアディレイラー:RD-R9100、RD-R9150、RD-R8000、RD-R8050
※SSモデル(ショートゲージ)のみ対応となります。GSモデルには取付け出来ません。
対応キャパシティ:チェーンリング側16T、スプロケット側23T
対応最大スプロケット歯数:34T
実測重量:72g
カラー:ゴールド、ブラック
価格:36,800円(税抜)
トーケン Shuriken ビッグプーリー
素材:アルミニウム
歯数:ガイドプーリー12T、テンションプーリー19T
ベアリング:ガイドプーリー/TBTベアリング、テンションプーリー/プレミアムベアリング
対応リアディレイラー:RD-R7000
対応キャパシティ:チェーンリング側16T、スプロケット側23T
対応最大スプロケット歯数:34T
実測重量:65g
価格:18,000円(税抜)
トーケン TBT ビックプーリーセット
素材:7075アルミニウム
ベアリング:TBT
対応コンポーネント:シマノ11s(R9100、R9150、R8000、R8050、R7000)
プーリーサイズ:ガイド側12T、テンション側14T
価格:13,000円(税抜)
トーケン ビックプーリーセット
素材:7075アルミニウム
ベアリング:プレミアムベアリング
対応コンポーネント:シマノ11s(R9100、R9150、R8000、R8050、R7000)
プーリーサイズ:ガイド側12T、テンション側14T
価格:7,000円(税抜)
ホイールやBB、ヘッドパーツなど回転系のカスタムパーツに定評のあるトーケン。優れたベアリングテクノロジーを活用したビッグプーリーも昨年デビューし、日本語のモデル名を冠した「Shuriken(シュリケン)」がラインアップしている。トップモデルであるZenithグレードのものは、プロコンチネンタルチームのコフィディスもレースで使用しており信頼性はお墨付きだ。
シマノ純正ではガイド/テンションプーリーともに11Tだが、この歯数を増やしプーリーを大径化することでチェーンのアールを緩くし摩擦抵抗を低減させるのがビッグプーリーだ。加えてチェーンを送るときのプーリー自体の回転数も減るため、その分ベアリングの抵抗を減らすこともできる。また、チェーンがクロスし駆動抵抗が大きくなるアウターローのギア位置でもスムーズなチェーン流れを生み出すなど、数ワットを削減したいシリアスレーサーに特に人気のカスタムとなっている。
既存のShuriken”Zenith”ビッグプーリーは、カーボンケージを採用することで激しい変速にも対応する剛性を持たせつつ、カーボンの見た目が所有欲も満たしてくれるデザインに。特にゴールドカラーはテンションプーリーにも差し色を入れており、手裏剣をイメージした目立つカラーリングとなっている。対応リアディレイラーはシマノのR9100系DURA-ACEとR8000系ULTEGRAの2種類。
テンションプーリーを19Tとかなり大きな歯数設定としフリクションロスの削減を追求。プーリーのベアリングもセラミックボールを使用したオリジナルのTBTを採用し滑らかな回転を実現している。その上でガイドプーリーは純正から歯数を1つ増やしたのみの12Tとしシフト性能が悪化しないよう配慮されている。両プーリーともに素材は硬質アルミニウムで、PVDコーティングを施すことによって傷や摩擦、汚れに強く、耐久性と耐腐食性も向上させている。価格は36,800円(税抜)だ。
そんなShurikenから、R7000系シマノ105に対応した下位グレードのビッグプーリーケージが新登場。高精度なCNC切削加工によって作られたアルミケージと上位モデルと同じアルミプーリーを組み合わせており、高耐久でかつ重量はZenithグレードよりも軽く仕上がる。主張しすぎないオールブラックの見た目もポイントだ。
シマノ純正と同じく歯先の低いテンションプーリーに対して、ガイドプーリーは歯を高くしチェーンの保持力を上げている。また、プーリー径が小さく回転量の多いガイドプーリーのみセラミックベアリングのTBTが採用され駆動抵抗削減を狙う。シマノ105バイクでレースに出ているホビーライダーのカスタムパーツとしてチェックしてみては。価格は18,000円(税抜)。
また、ビッグプーリー単体の製品もラインアップ。シマノ純正のプーリーケージを使用したまま、プーリーのみを交換することでその恩恵を得られるというもの。純正ケージに対応したガイドプーリー12T、テンションプーリー14Tというサイズだ。下側19Tを採用したShurikenよりは径が小さいものの、手軽にビッグプーリーを試せるキットとなっている。
プーリー自体はCNC切削されたアルミニウム製で、シマノのR9100系DURA-ACE/R8000系ULTEGRA/R7000系シマノ105に対応している。セラミックベアリング仕様のTBTタイプが13,000円(税抜)、高炭素鋼で耐久性を高めたプレミアムベアリングタイプが7,000円(税抜)だ。
今回、編集部員・村田のバイクにこのビッグプーリーセット(プレミアムベアリングタイプ)をインストールしてみた。コンポーネントはR8050系ULTEGRA DI2で、もちろんケージを分解してプーリーを交換するだけで装着は完了。ただし変速に関してはセッティングが若干シビアになるため専門店で見てもらうことをオススメする。
正直見た目はそこまで変わらないためカスタムの地味さは否めないが、チェーンの流れが今までよりもスムーズになるのは確か。何ワット削減できたなど数値的な効果は分からないが、特にアウターローで感じていたゴリゴリとした引っかかりのようなものがなくなりペダリングしやすいと感じられた。
ただ、純正プーリーが樹脂製なのに対しこちらはアルミ製で、チェーンと金属が擦れるようなシャラシャラ音が微妙にする点は注意点として挙げておきたい。劇的に走りが変わるわけではないが、フィーリングとしてそのスムーズさを体感できるのは嬉しく、レース時にアウターローで駆け抜けたい時などは特に効果を発揮してくれるはずだ。
トーケン Shuriken ビッグプーリーZenith
素材:カーボン(ケージ)、アルミニウム(プーリー)
歯数:ガイドプーリー12T、テンションプーリー19T
ベアリング:TBT
対応リアディレイラー:RD-R9100、RD-R9150、RD-R8000、RD-R8050
※SSモデル(ショートゲージ)のみ対応となります。GSモデルには取付け出来ません。
対応キャパシティ:チェーンリング側16T、スプロケット側23T
対応最大スプロケット歯数:34T
実測重量:72g
カラー:ゴールド、ブラック
価格:36,800円(税抜)
トーケン Shuriken ビッグプーリー
素材:アルミニウム
歯数:ガイドプーリー12T、テンションプーリー19T
ベアリング:ガイドプーリー/TBTベアリング、テンションプーリー/プレミアムベアリング
対応リアディレイラー:RD-R7000
対応キャパシティ:チェーンリング側16T、スプロケット側23T
対応最大スプロケット歯数:34T
実測重量:65g
価格:18,000円(税抜)
トーケン TBT ビックプーリーセット
素材:7075アルミニウム
ベアリング:TBT
対応コンポーネント:シマノ11s(R9100、R9150、R8000、R8050、R7000)
プーリーサイズ:ガイド側12T、テンション側14T
価格:13,000円(税抜)
トーケン ビックプーリーセット
素材:7075アルミニウム
ベアリング:プレミアムベアリング
対応コンポーネント:シマノ11s(R9100、R9150、R8000、R8050、R7000)
プーリーサイズ:ガイド側12T、テンション側14T
価格:7,000円(税抜)
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