ビアンキのエンデュランスロードにミドルグレードの「INFINITO XE」が登場。エアロフォルムと長距離ライドに最適なジオメトリー、そしてディスクブレーキを採用し、最大32mmまで対応するタイヤクリアランスを備え快適性に優れた一台だ。



ビアンキ INFINITO XE(CK16/Black Full Glossy)ビアンキ INFINITO XE(CK16/Black Full Glossy) (c)Bianchi
チェレステカラーでお馴染みの老舗バイクブランド、ビアンキ。エンデュランスロードのトップモデル「INFINITO CV」の弟分に当たるミドルグレード「INFINITO XE」が2020モデルで新登場した。INFINITO CVのデザインを受け継ぎつつ、コストパフォーマンスを高めたモデルとなっている。

INFINITO XEではカウンターヴェイルを採用しない代わりに、トップモデルのINFINITO CVに対して振動吸収性に寄与するシートステーやダウンチューブ、フロントフォークなど全体的に細身の形状にすることで乗り心地を高めたことが特徴。INFINITO CVと異なりシートステーの接合位置を下げたコンパクトなリア三角も特徴的だ。

専用のアルミシートポストをアセンブル専用のアルミシートポストをアセンブル (c)Bianchiエアロ形状のコラムスペーサーとそれにマッチしたステムを標準装備エアロ形状のコラムスペーサーとそれにマッチしたステムを標準装備 (c)Bianchi

フロントフォークは前方からの風がスムーズに抜けていく樽型の形状だフロントフォークは前方からの風がスムーズに抜けていく樽型の形状だ (c)Bianchiシートステーの接合位置を下げコンパクトなリア三角にシートステーの接合位置を下げコンパクトなリア三角に (c)Bianchi

過酷なグランフォンドレースをより速く走り切るべく、フレームはエアロダイナミクスにも配慮したデザインに。前方から受ける風をスムーズに流すための樽型のフォーク形状や、エアロデザインのコラムスペーサーやシートポスト、D型断面のシートチューブ、フレーム内蔵のシートクランプなどによって空力性能を高めている。

エンデュランスモデルらしく28Cタイヤを標準装備するが、タイヤクリアランスは最大32mm幅まで対応する。これによってワイドタイヤによる乗り心地の良さや、荒れた路面の走破性など恩恵を享受できる。ライダー側に向かってベンドしたフォークなど振動吸収を狙った造形が見て取れる。

ビアンキ INFINITO XE(Black/CK16 Graphite Full Glossy)ビアンキ INFINITO XE(Black/CK16 Graphite Full Glossy) (c)Bianchi
フレームとフォークはいずれもカーボン製で、重さはそれぞれ約1100gと約420g。ミドルグレード相応の重量ではあるものの、パワーロスのない剛性と快適性を両立させることで軽快な走行性能を実現しているという。ディスクブレーキのみのラインアップで前後12mmスルーアクスルの仕様。エンドパーツは交換可能で、ネジ山が潰れるなど万が一のトラブルがあっても対処できる。

フレームカラーはチェレステとブラックの2種展開で、シマノ105完成車が298,000円(税抜)、シマノULTEGRA完成車が348,000円(税抜)だ。ともに機械式変速&油圧ディスクブレーキのスペックで、フレームカラーに合わせたホイールステッカーも統一感のあるルックスを生み出している。なお、フレームセットの販売はない。



ビアンキ INFINITO XE
フレーム&フォーク素材:カーボン(1.1/8"-1.5")
カラー:CK16/Black Full Glossy、Black/CK16 Graphite Full Glossy
サイズ:47/50/53/55/57
価格:
シマノ105完成車 298,000円(税抜)
シマノULTEGRA完成車 348,000円(税抜)

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