8月24日にスペイン南東部バレンシア州で開幕した第74回ブエルタ・ア・エスパーニャ。初日のチームタイムトライアルは、優勝候補のユンボ・ヴィズマが落車で失速する中、最速タイムを記録したアスタナがミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)をマイヨロホ着用へと導いた。


真っ白な塩の山の横をスタート真っ白な塩の山の横をスタート photo:CorVos
8月24日(土)第1ステージ サリナス・デ・トレビエハ〜トレビエハ 13.4km(チームTT)8月24日(土)第1ステージ サリナス・デ・トレビエハ〜トレビエハ 13.4km(チームTT) photo:Unipublic8月24日(土)第1ステージ サリナス・デ・トレビエハ〜トレビエハ 13.4km(チームTT)8月24日(土)第1ステージ サリナス・デ・トレビエハ〜トレビエハ 13.4km(チームTT) photo:Unipublic

ブエルタ初日は地中海に面した観光地トレビエハを駆け抜ける13.4kmのチームタイムトライアル(チームTT)。2018年は9年ぶりにチームTTではなく個人TTで開幕したが、2019年は再びチームメンバー8名が一斉に走り、4番目にフィニッシュした選手のタイムがチームの成績に反映されるチーム戦に戻された。

午後6時56分、太陽がすっかりと西に傾き、影が横に長く伸びる夕刻のトレビエハを4分ごとに22チームがスタートしていく。名産品の塩が積み上げられた塩山の間を駆け出し、トレビエハ市内を駆け抜けて海に突き出た港にフィニッシュする13.4kmコース。ステージ高低図は真っ平らに見えるが、実際には高低差30mほどの登りが3ヶ所ある。

前半スタートのEFエデュケーションファーストが暫定トップタイムを出し、これをサンウェブが更新してレースは後半へ。中間計測ポイントでトップタイムをマークした16番手スタートのアスタナは、後半にかけてもペースを落とすことなく6名でフィニッシュラインに到着した。最後はミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)が単独で飛び出す形でフィニッシュすると、タイム掲示は14分51秒で止まった。

14分51秒のトップタイムで優勝したアスタナ14分51秒のトップタイムで優勝したアスタナ photo:CorVos
26秒差のステージ12位 バーレーン・メリダ26秒差のステージ12位 バーレーン・メリダ photo:CorVos
13秒差のステージ5位 ボーラ・ハンスグローエ13秒差のステージ5位 ボーラ・ハンスグローエ photo:CorVos
5秒差のステージ3位に入ったサンウェブ5秒差のステージ3位に入ったサンウェブ photo:CorVos
どのチームもアスタナのタイムを更新できない状況が続く中、ツール・ド・フランスのチームTTを制し、TTを得意とするオールラウンダーをずらりと揃えた優勝候補のユンボ・ヴィズマが20番手でスタートを切る。しかしオランダチームは前半からメカトラでセップ・クス(アメリカ)を失い、さらにコース中盤の左コーナーで隊列の前方を走る4名がスリップダウン。落車によって破れたビブショーツから血がにじむプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)を含むメンバーでフィニッシュまで走りきったが、アスタナから40秒遅れのステージ18位という結果に終わった。

21番手スタートのドゥクーニンク・クイックステップは後半にかけて大きくペースを上げる走りを見せたが、落車した選手をケアするためにコース上に止まっていた前走者ユンボ・ヴィズマのチームカーを避けなければならないトラブルもあり、最終的にアスタナに2秒届かずステージ2位に。最終走者モビスターが16秒差のステージ7位でレースを終えたところで、平均スピード54.141km/hで13.4kmコースを駆け抜けたアスタナのステージ優勝ならびにロペスのマイヨロホ獲得が決まった。

モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)が公開しているデータを見ると、平均スピードは52.5km/hで最高スピードは72.7km/h(後半の下り&追い風区間で記録)。平均出力は386Wだった(体重61kg)。

前半に好走したが、落車で大きく遅れたユンボ・ヴィズマ前半に好走したが、落車で大きく遅れたユンボ・ヴィズマ photo:CorVos
わずか2秒届かずステージ2位に甘んじたドゥクーニンク・クイックステップわずか2秒届かずステージ2位に甘んじたドゥクーニンク・クイックステップ photo:CorVos
16秒差のステージ7位 モビスター16秒差のステージ7位 モビスター photo:CorVos
「チーム全体に感謝したい。メンバー全員の努力が勝利につながった。誰が先頭でフィニッシュするかは決めていなかったけど、最終コーナーを抜けたところで前を走るゴルカ(イサギレ)が交代したので自分が先頭に出た。チームとして過去数年間TTの走りの改善に努めてきたので、この勝利を喜びたい」と、自身初のマイヨロホでブエルタをスタートさせたロペス。ヤングライダー賞候補でもある25歳のロペスはこれまで5回グランツールに出場し、2017年ブエルタ総合8位、2018年ジロ・デ・イタリア総合3位、同年ブエルタ総合3位、2019年ジロ総合7位という成績を残している。

ロペスはツール・ド・スイスやボルタ・ア・カタルーニャでの総合優勝経験はあるが、グランツールでリーダージャージに袖を通すのはこれが初めて。「マイヨロホが早速手に入ったけど、冷静さを保ちながら走り続けたい。アスタナにはサポート力抜群のアシスト陣が揃っている」と、ロペスは最終的な総合優勝を見据えている。

落車しながらも遅れを40秒に抑え込んだユンボ・ヴィズマを含め、20チームがタイム差1分以内でフィニッシュした。ユンボ・ヴィズマと同じコーナーでメンバー全員が落車したUAEチームエミレーツは初日から1分07秒の遅れを被っている。

マイヨロホを手にしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)マイヨロホを手にしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) photo:CorVos
ブエルタ初日を迎えた新城幸也(バーレーン・メリダ)ブエルタ初日を迎えた新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:CorVos
ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第1ステージ結果
1位アスタナ0:14:51
2位ドゥクーニンク・クイックステップ0:00:02
3位サンウェブ0:00:05
4位EFエデュケーションファースト0:00:07
5位ボーラ・ハンスグローエ0:00:13
6位CCCチーム0:00:15
7位モビスター0:00:16
8位グルパマFDJ
9位ミッチェルトン・スコット0:00:18
10位ロット・スーダル0:00:19
11位チームイネオス0:00:25
12位バーレーン・メリダ0:00:26
13位カチューシャ・アルペシン0:00:33
14位ディメンションデータ0:00:34
15位トレック・セガフレード0:00:35
16位カハルラル・セグロスRGA0:00:37
17位アージェードゥーゼール
18位ユンボ・ヴィズマ0:00:40
19位コフィディス0:00:43
20位エウスカディ・ムリアス0:00:46
21位UAEチームエミレーツ0:01:07
22位ブルゴスBH0:01:22
個人総合成績
1位ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)0:14:51
2位ダリオ・カタルド(イタリア、アスタナ)
3位ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)
4位ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ)
5位ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)
6位ゴルカ・イサギレ(スペイン、アスタナ)
7位フィリップ・ジルベール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)0:00:02
8位ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
9位ゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
10位マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、ドゥクーニンク・クイックステップ)
ヤングライダー賞
1位ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)0:14:51
2位ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)0:00:02
3位ジェームス・ノックス(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
チーム総合成績
1位アスタナ0:14:51
2位ドゥクーニンク・クイックステップ0:00:02
3位サンウェブ0:00:05
text:Kei Tsuji
photo:CorVos
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