ポーランドを舞台に7日間のステージで争われるツール・ド・ポローニュが開幕。132kmと比較的短めな第1ステージは集団スプリントを制したパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が優勝。全日本選手権後約1ヶ月ぶりのレースとなった別府史之も集団内でフィニッシュしている。



第76回を迎えたツール・ド・ポローニュが開幕第76回を迎えたツール・ド・ポローニュが開幕 (c)CorVos
歴史ある美しい町並みのクラクフをスタートしていく歴史ある美しい町並みのクラクフをスタートしていく photo:Tour de Pologne
ツール・ド・フランス後、初のワールドツアーステージレースとなるツール・ド・ポローニュ(2.UWT)がポーランドで開幕。18のUCIワールドチームに、ノボ ノルディスク、ガスプロム・ルスヴェロ、コフィディス、ポーランドナショナルチームを加えた計22チームが出場している。全日本選手権後1ヶ月のトレーニング期間を挟んだ別府史之(トレック・セガフレード)も6年連続10度目の参戦を果たしている他、ロット・スーダルはチームジャージを淡いブルーとした”フィックスオール”バージョンでこの大会を走る。

昨年総合優勝のミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームイネオス)はツール明けで休養を選択。また総合2位だったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)は同日程で開催されたクラシカ・サンセバスティアンに出場。同じく総合3位だったティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)は怪我の回復に専念するため出場せず、昨年のトップ3が不在となった。

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)も出場マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)も出場 photo:Tour de Pologne
ロット・スーダルは淡いブルーの”フィックスオール”ジャージで出場ロット・スーダルは淡いブルーの”フィックスオール”ジャージで出場 (c)CorVos
そんな中、第1ステージはポーランドの中でも最も歴史ある都市の一つでもあるクラクフをスタート/フィニッシュとした132kmで争われた。スタート直後にシャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク)と、ヤコブ・カツマレク&アドリアン・クレク(ともにポーランドナショナルチーム)の3人が逃げを決めプロトンからリードを築く。

最初の中間スプリントポイントをクレクが獲得するも、その後濡れた路面でスリップし転倒。逃げはプラネットとカツマレクの2人のみとなるが、集団からおおよそ2~3分差を維持してレースは進む。3つ設定された4級山岳ポイントを全てプラネットが取り山岳賞ジャージ獲得を決めると、反対に残り2つの中間スプリントポイントはカツマレクが先頭を取り、互いにポイントを分け合った。

終盤まで逃げ続けたヤコブ・カツマレク(ポーランドナショナルチーム)とシャルル・プラネ(ノボ ノルディスク)終盤まで逃げ続けたヤコブ・カツマレク(ポーランドナショナルチーム)とシャルル・プラネ(ノボ ノルディスク) photo:Tour de Pologne
石畳を走るプロトンが逃げを吸収石畳を走るプロトンが逃げを吸収 (c)CorVos
最後の中間スプリントポイントを過ぎると程なくして逃げは吸収され、1つの大きな集団でラストの周回コースへと入る。1周4kmのコースを3周してフィニッシュとなる平坦レイアウトで激しい位置取り争いが繰り広げられる中、最終ラップのコーナーでマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)がクラッシュし集団最後尾へと下がる。

EFエデュケーションファーストやユンボ・ヴィズマが集団牽引して距離を減らしていくと、最終盤ではボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先頭に躍り出て強烈にペースアップ。ベン・スウィフト(イギリス、チームイネオス)のスプリントを皮切りにスプリンターたちが一斉に反応すると、シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ)にリードアウトされたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)が勢い良く飛び出した。

しかし、ガビリアの番手につけていたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がこれをかわし半車身ほどの差をつけて先頭でフィニッシュ。昨年と同じく開幕ステージ優勝を決めた。

集団スプリントを制し2年連続開幕ステージ優勝を決めたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)集団スプリントを制し2年連続開幕ステージ優勝を決めたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
リーダージャージを獲得したパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)リーダージャージを獲得したパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
アッカーマンは「昨年の経験もあってこのコースを知っており、最後まで冷静にいくことができた。フィニッシュギリギリまで落ち着いていこうとリードアウト役のルディガー(・ゼーリヒ)に伝えたんだ。ペーシングやポジション取りなどチームは最高の働きをしてくれた。ポローニュでの3勝目を飾れてとても嬉しく思うよ。集まった観客たちも素晴らしくここで走れることを楽しんでいる。明日もまたステージ優勝、そしてリーダージャージのキープを目指していきたい」とコメントしている。

明日の第2ステージも起伏の少ない平坦コースのためスプリントフィニッシュが予想される。アッカーマンの2日連続ステージ優勝にも期待がかかる。

ツール・ド・ポローニュ2019第1ステージ結果
1位パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)2:57:58
2位フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)
3位ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
4位マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ)
5位ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)
6位ヤコブ・マレツコ(イタリア、CCCチーム)
7位サッシャ・モドロ(イタリア、EFエデュケーションファースト)
8位パヴェウ・フランチャク(ポーランド、ポーランドナショナルチーム)
9位ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)
10位ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)
94位別府史之(トレック・セガフレード)
ツール・ド・ポローニュ2019総合成績
1位パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)2:57:58
2位ヤコブ・カツマレク(ポーランドナショナルチーム)0:03
3位フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)0:04
4位シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク)
5位ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)0:06
6位アドリアン・クレク(ポーランドナショナルチーム)0:07
7位マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ)0:09
8位カンタン・ジョレギ(フランス、アージェードゥーゼール)
9位マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ)0:10
10位ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)
97位別府史之(トレック・セガフレード)
ポイント賞
1位パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)20pt
2位フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)19pt
3位ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ)18pt
山岳賞
1位シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク)3pt
チーム総合成績
1位UAEチームエミレーツ8:53:54
2位ボーラ・ハンスグローエ
3位サンウェブ
text:Yuto.Murata
photo:CorVos
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