ピナレロが北のクラシックで使用したスペシャルバイク、KOBH 60.1の概要を発表した。

KOBH 60.1は、ドグマ60.1と同等の素材とテクノロジーを採用したトップレンンジモデルであり、その特徴として「CenturyRide」と呼ぶ快適ジオメトリーと衝撃吸収性、広いタイヤクリアランス等を備えているという。

ピナレロKOBH 60.1ダウンチューブ左サイドにKOBH 60.1のロゴが入るピナレロKOBH 60.1ダウンチューブ左サイドにKOBH 60.1のロゴが入る (c)ピナレロジャパン

以下、ピナレロジャパンからのプレスリリースより紹介しよう。




Treviso, Italy -  ピナレロは、最近その存在が明らかになったKOBH 60.1について正式に発表します。

KOBH 60.1は、石畳の道が繰り返される過酷なコースと予測できない天候という特徴がある北ヨーロッパのクラシックレースを戦うために、特別なバイクが必要になるとチームから要請を受け、チー ムSkyと共に開発されました。

エドヴァルド・ボアッソン(チームスカイ)は言います。
「北のクラシックのために、我々はピナレロにドグマのSUVを作って欲しいと頼んだんだ。そうしたら彼らは本当に作ってきたんだよ。」

KOBH 60.1は、TORAYCARから提供されるNanoalloyテクノロジーを用いた60t超ハイモジュラスカーボンファイバーと、ピナレロ独自のEPSモールディングシステムを採用するDOGMA 60.1と同じピナレロのトップレンジモデルです。

KOBH 60.1は、北ヨーロッパのクラシックレースで戦うための特別な新しいジオメトリーを採用しており、DOGMA 60.1や他のピナレロモデルとは異なる特徴を持っています。その特別な設計はCenturyRide と名づけられ、長く起伏の多い荒れたコースでも衝撃を吸収してライダーの疲労を軽減し快適さを提供できるように設計されています。

ピナレロKOBH 60.1ピナレロKOBH 60.1 (c)ピナレロジャパン

KOBH 60.1は、DOGMA 60.1と同等の横方向の剛性を持たせながら、快適性をも両立させる事に成功しています。これはシートチューブとヘッドチューブの角度を寝かせヘッドチューブを長くし、フォークレークを増加させる事により達成させています。ホィールのクリアランスも28mmのタイヤが装着できるよう拡大されています。

フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)が使用したピナレロ・KOBH 60.1フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)が使用したピナレロ・KOBH 60.1 photo:Sonoko Tanakaその結果、パリ-ルーベのような過酷なコンディションのレースに最適なバイクであるだけでなく、KOBE 60.1が持つ優れた快適性は、よりリラックスしたライディングポジションを求めるライダーに対しても最適なバイクといえます。

チームSkyは、パリ~ルーベで新しいKOBH 60.1を使用し、フアンアントニオ・フレチャが表彰台にあがる活躍をしました。

KOBH 60.1には、シマノ デュラエース Di2のケーブルを内装できるバージョンと、一般的なコンポーネントを搭載できるレギュラーバージョンがあり、フレームサイズは48.5~55(C-C) まで8サイズ用意されます。販売価格はまだ未定ですがDOGMA 60.1と同程度、生産は7月からを予定しています。


ピナレロKOBH 60.1ピナレロKOBH 60.1 (c)ピナレロジャパンピナレロKOBH 60.1
Asymnetrical Frame System
Carbon 60HM1K TORAYCAR
Nanoalloy Technology
販売価格:未定

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