愛三工業レーシングチームが公式サイトで2019年体制と活動予定を発表。草場啓吾、大前翔、中川拳ら3名が新たに加入することを明らかにした。



愛三工業レーシングチームは1月1日、チーム公式サイトで2019年体制を発表した。5人の継続選手に加え、日本大学から草場啓吾、慶応大学の大前翔、早稲田大学の中川拳が新たに加わる。

2018年ツアー・オブ・ジャパンで山岳賞ジャージを争った草場啓吾2018年ツアー・オブ・ジャパンで山岳賞ジャージを争った草場啓吾 photo:Satoru Kato世界選手権に出場した大前翔世界選手権に出場した大前翔 photo:Kei Tsuji

全日本選手権TT U23で3位の中川拳全日本選手権TT U23で3位の中川拳 photo:Satoru Kato草場は2017年のツール・ド・北海道と、2018年のツアー・オブ・ジャパンで山岳賞争いを演じる活躍を見せた。さらにインカレでは、団体追抜きのメンバーとして優勝して日本大学の総合連覇に貢献した。

大前翔は2018年の学生選手権個人タイムトライアルで優勝、全日本選手権ロードU23で3位になり、ツール・ド・ラヴニールや世界選手権にナショナルチームの一員として出場した。今年は医学部を休学して競技に打ち込むと明かしている。

中川拳は早稲田大学在学中で、4月に4年生になる。2018年の全日本選手権タイムトライアルで3位のほか、国内外のUCIレース経験も豊富で、地元北海道では北海道選抜のメンバーとしてツール・ド・北海道に出場している。

また、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニでトレーニーとして活動していた岡本隼は、愛三工業で走ることになる。

選手以外では、新たにチームドクターを招へい。チーム内でのアンチドーピングに対する意識を高め、アンチドーピング活動を通じてフェアプレーを尊重し、アスリートとしての社会的責任を果たすとしている。

機材面では、今年からデローザを使用することになるのが大きな変更点だ。

チーム体制と同時に、2019年の活動予定も発表。今年もアジアツアーなど海外レースを中心に活動し、国内レースはロードとトラックの全日本選手権、JBCFのトラック大会、UCIレースに出場する。初戦は1月25日からのニュージーランド・サイクル・クラシック(UCI2.2)、国内初戦は3月のツール・ド・とちぎを予定している。
愛三工業レーシングチーム 2019年体制
選手
早川朋宏
住吉宏太
渡邊翔太郎
岡本 隼
ダミアン・モニエ
草場啓吾 新・日本大学
大前 翔 新・慶應義塾大学
中川 拳 新・早稲田大学在学中
スタッフ
別府 匠 チームマネージャー
西谷泰治 テクニカルディレクター
小松定俊 チーフメカニック
渡会菜々 チームアシスタント
中澤秀嘉 チームドクター
中根賢二 プロジェクトマネージャー
鷲見成起 ゼネラルマネージャー
text:Satoru Kato