宇都宮ブリッツェンからの退団が発表されていた雨澤毅明が、スロベニア籍のUCIコンチネンタルチーム、リュブリャナ・グスト・ザウラムへと移籍する。雨澤は「このチャンスを無駄にしないためにも精一杯頑張りたい」と語っている。


リュブリャナ・グスト・ザウラムへの移籍を発表した雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)リュブリャナ・グスト・ザウラムへの移籍を発表した雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato
移籍が発表された雨澤毅明は、栃木県出身の23歳。ブラウブリッツェンを経て2013年に那須ブラーゼンへ加入すると、その年の全日本選手権ジュニアで3位に入り頭角を現した。ナショナルチームの一員として欧州遠征をこなしつつ2016年に宇都宮ブリッツェン入り。雨中の2017年ジャパンカップでは3位とチームに創設史上初となる表彰台獲得をもたらし、今年5月のツアー・オブ・ジャパンではキャリア初のUCIレースステージ優勝を飾るなど、着実にオールラウンダーとして成長を遂げてきた。

移籍先のリュブリャナ・グスト・ザウラムは、ジャパンカップを筆頭に日本でもお馴染みとなったUCIコンチネンタルチームだ。スロベニアに籍を置き、今年はタデイ・ポガチャル(スロベニア)がツール・ド・ラヴニール総合優勝を成し遂げUAEチームエミレーツ移籍を決めるなど、プロトン内で台頭する東欧諸国を代表するチームとして活動中。最高峰の舞台で活躍する選手を輩出していくことがチームの活動理念であり、今回の移籍はヨーロッパ挑戦への思いを抱いてきた雨澤が熱意を伝えたことがきっかけだという。

今後雨澤はヨーロッパに渡り、チームの本拠地であるスロベニアの首都リュブリャナにあるチーム寮を拠点にする。まだ来期のスケジュールは決まっていないものの、ヨーロッパツアーでのUCIポイント獲得、そして全日本選手権優勝を目標に据えるという。

スロベニアから来たリュブリャナ・グスト・ザウラムスロベニアから来たリュブリャナ・グスト・ザウラム photo:Makoto.AYANO
以下は雨澤毅明のコメント。

「常々ヨーロッパに挑戦したいと思っていた中で、今回スロベニア籍のコンチネンタルチームのリュブリャナ・グスト・ザウラムへの移籍が決まり嬉しく思います。チームのスロベニア人はU23の選手が多く、若くて勢いのあるチームだと思います。また、チームにはオーストラリアや台湾からも選手がいて、コンチネンタルチームの中では比較的国際色豊かである印象です。

今年のTOJでステージ優勝もあるため、チームがTOJに出場することになれば、そこでの優勝を期待される事になると思います。チームの期待にも応えていきたいと思いますし、送り出してくれたブリッツェンのためにもヨーロッパで認められる選手になっていきたいと思います。

これまで自分を成長させていただき、今回の移籍を後押ししてくれた宇都宮ブリッツェン、そして応援して下さった皆さんに改めて感謝したいと思います。来年は自分にとって初の海外籍のチームという事で少なからず不安はありますが、それ以上に楽しみでもあります。今回の移籍は支えて下さったファンの皆さんのお陰でもあります。皆さんの期待に応えるためにも、『雨澤を応援してよかったな』と思ってもらえるよう精一杯頑張りますので、日本から温かく見守っていただけたらと思います。

text:So.Isobe