2010年のJapan Cycle Road Race Tour開幕戦となる第1回全日本実業団クリテリウムin熊谷が埼玉県熊谷市・熊谷スポーツ文化公園特設コースで行われ、TRクラス決勝では畑中勇介(シマノレーシング)がラスト2周での逃げ切りを決めて優勝した。

熊谷スポーツ文化公園特設コースを走るTRクラス決勝 熊谷スポーツ文化公園特設コースを走るTRクラス決勝  (c)Makoto.AYANO

熊谷スポーツ文化公園内に設置された特設コースはアップダウンがほとんど無いフラットな地形。スピードのある選手に有利なコースだ。

低気圧通過に伴う強風が吹き荒れるコンディション。空気抵抗がレース展開に大きく影響する自転車レースにとってこのコンディションはレースを難しくする要素のひとつといえる。

予選を勝ち抜いた選手達による決勝は14時から行われた。何度もアタックが繰り返されるも、強風の影響もあり決定的な逃げが決まらない。

ラスト2周に入る直前に集団から単独で抜け出したシマノレーシングの畑中選手が、その差を保ち逃げ切りに成功。先週、広島で行われた西日本チャレンジサイクルロードレースに引き続いて2週連続の優勝を飾った。

ラスト2周を逃げ切った畑中 勇介(シマノレーシング)ラスト2周を逃げ切った畑中 勇介(シマノレーシング) (c)Makoto.AYANO


製作費100万円相当というJツアーカップにキスする畑中 勇介(シマノレーシング)製作費100万円相当というJツアーカップにキスする畑中 勇介(シマノレーシング) (c)Makoto.AYANO【優勝した畑中選手のコメント】
非常に風がきつく、難しいレースだった。最後2周手前で集団から抜け出したものの、一人でスピードを維持するのが大変だった。このジャージをはじめて獲れてうれしい。今夜はこれを着て眠りたい。まだ始まったばかりのこのツアーですが、年間を通じて安定して勝利して行きたい。


日付  2010年3月21日(日)
開催地 埼玉県熊谷市  熊谷スポーツ文化公園  特設コース 
距離  予選  30分+ 2 Lap  : 決勝 60分+ 2 Lap

TRクラス上位入賞者TRクラス上位入賞者 (c)Makoto.AYANO●結果

1位 畑中 勇介(シマノレーシング)          1:06:16
2位 野口 正則(鹿屋体大BLUE SKY)       +00:16
3位 辻 善光(宇都宮ブリッツェン)         
4位 平塚 吉光(シマノレーシング)         
5位 相川 将(チームブリヂストン・アンカー)    
6位 辻本 翔太(パールイズミ・スミタ・ラバネロ) +00:17
7位 向山 浩司(GRUPPO ACQUA TAMA)         
8位 渥美 守弘(スワコレーシングチームTR)
9位 中田真琴(TEAM NIPPO)              +00:18
10位 伊藤翔吾(MASSA-FOCUS-OUTDOOR PRODUCTS) 

●Japan Cycle Road Race Tour通算順位 通算ポイント

1 畑中 勇介(シマノレーシング) 100
2 野口 正則(鹿屋体大BLUE SKY) 80
3 辻 善光(宇都宮ブリッツェン) 70
4 平塚 吉光(シマノレーシング) 60
5 相川 将(チームブリヂストン・アンカー) 50
6 辻本 翔太(パールイズミ・スミタ・ラバネロ) 40
7 向山 浩司(GRUPPO ACQUA TAMA)30
8 渥美 守弘(スワコレーシングチームTR) 20
9 中田 真琴(TEAM NIPPO) 15
10 伊藤 翔吾(MASSA-FOCUS-OUTDOOR PRODUCTS)15  


text:全日本実業団自転車競技連盟 広報チーム
edit&photo:Makoto.AYANO

TR、FR、BR-1およびER各クラスのレポートと写真はのちほど掲載します。