ボッテキア 8AVIO REV　フレーム形状を刷新したミドルグレードレーサー

イタリアの老舗ブランド、ボッテキアよりミドルグレードのエンデュランス系バイク8AVIO EVOがモデルチェンジ。弓なりのフレーム形状を直線的なスタイルに変更し、8AVIO REVとして新登場している。リムブレーキとディスクブレーキ双方に切り替え可能な作りにも注目だ。

---

ボッテキア 8AVIO REV（BLACK/RED）※完成車イメージ (c)BOTTECCHIA
ツール・ド・フランスをイタリア人として初めて制覇した、オッタビオ・ボッテキア氏に由来するブランド名を持つボッテキア。イタリアの老舗ブランドとして100年以上の歴史を持っており、数多くのトップレースで結果を出してきたレーシングブランドである。そんな同社ラインアップの中で、ボッテキア氏のファーストネームをモデル名に持つ8AVIO（オッタビオ）がモデルチェンジ。8AVIO REV（オタッビオ レボ）となり新登場している。

フレーム形状は上位モデルのT2 DOPPIA CORSAを参考に、直線的なトップチューブやシートチューブとの交点を少し下げたシートステー、フォークとヘッドチューブのインテグレーテッドデザインなど、現代的なフレームワークを採用。前作となる8AVIO EVOで印象的だった弓なりのトップチューブなどは廃止されており、バイク全体の印象が大きく変わっている。

モデルチェンジにより直線的なトップチューブ形状を獲得した
フレーム素材はUDカーボンを使用し、チューブ内部にモールドを入れ込み内側からも圧力をかけるダブルモールドモノコックテクノロジーにより、高い剛性を確保しつつ軽量化を推進する。またチェーンステーは左右非対称形状とすることで剛性バランスを最適化。より進むレースバイクを意識した作りだ。

さらに快適性を確保するために、シートステーはウルトラスリムリアステーと呼ばれる薄型形状を採用。極細のチューブが柔軟性を生み出し、優れた路面追従性と振動吸収性を実現することで、ロングライドでも快適な乗り心地を楽しめる。

ブレーキシステムがリムブレーキとディスクブレーキのコンバーチブル仕様となっているのは大きなポイントだろう。フレームにはディスクブレーキ台座を設けてあり、リムブレーキで組み上げた後でもフロントフォークを交換することでディスクロード化することが可能だ。なおフロントフォークは受注発注でイタリア本国からの取り寄せ対応となる。

ボッテキアの定番モデルが8AVIO REVにモデルチェンジ 物語であり、伝説であり、情熱を表した8AVIO REVOLUTION


8AVIO REVはリムブレーキ（手前）とディスクブレーキ（奥）が用意される ディスクブレーキとコンバーチブル仕様となったフレーム


その他、ワイヤー類のインターナルデザインやハンドリング性能を向上させる上下異径ヘッドチューブ、ペダリングパワーを効率よく推進力に変えるプレスフィットBBなど、現代のロードバイクに標準的なスペックを備える。

ラインアップはフレームセットとともに、シマノDURA-ACE Di2から105までの5種類の完成車を用意。リム/ディスクのブレーキタイプの選択と合わせて豊富な展開で販売される。ボッテキアには珍しいブルーを用いたBLACK/BLUEと、ブランド伝統のレッドを採用したBLACK/REDの2色をラインアップ。サイズは43、48、51、54cmの4種類が揃う。

また8AVIO REVはJapan Assembly（ジャパンアセンブリー）製品で、ハンドル幅とステム長を好みのものから選択できる。有償アップグレードではあるが、最初からチューブレス仕様にすることも可能だ。国内組み上げでユーザーの元へ届けられるのも嬉しいポイント。取り扱いはグローブライド。

ボッテキア 8AVIO REV DISC（BLACK/BLUE）※完成車イメージ (c)BOTTECCHIA

---

ボッテキア 8AVIO REV
フレーム：UD モノコックカーボン（リムブレーキとディスクブレーキのコンバーチブル仕様）
フォーク：UD モノコックカーボン
BB：プレスフィット86
サイズ：43、48、51、54cm
カラー：BLACK/BLUE、BLACK/RED