10月9日から14日までの6日間、トルコで第54回プルデンシャル・ツアー・オブ・ターキー(UCIワールドツアー)が開催されている。スプリンター向きのコースが設定され、マキシミリアーノ・リケーゼやサム・ベネットが勝利した前半3ステージをダイジェストでお届けします。


第2ステージ 序盤のカテゴリー山岳をこなすメイン集団第2ステージ 序盤のカテゴリー山岳をこなすメイン集団 photo:Presidential Tour of Turkey
ツアー・オブ・ターキー2018ツアー・オブ・ターキー2018 photo:Presidential Tour of Turkey全37戦で行われる2018年のUCIワールドツアーもいよいよ35戦目。トルコを舞台にしたツアー・オブ・ターキーが10月9日から6日間の日程で開催されている。レースの舞台となるのはトルコ西部で、山頂フィニッシュが設定された第4ステージを除いてスプリンター向き。イスタンブールを走る最終日の第6ステージはパンチャー向きの登りフィニッシュが設定されている。

第54回大会にはUAEチームエミレーツ、アスタナ、バーレーン・メリダ、BMCレーシング、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズ、カチューシャ・アルペシン、サンウェブ、トレック・セガフレードというUCIワールドチームを含む合計20チームが出場。前年度覇者のディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)がゼッケン1を付けて出場した。

第1ステージ ボーラ・ハンスグローエとクイックステップフロアーズがメイン集団を牽引第1ステージ ボーラ・ハンスグローエとクイックステップフロアーズがメイン集団を牽引 photo:Presidential Tour of Turkey
ツアー・オブ・ターキー2018第1ステージツアー・オブ・ターキー2018第1ステージ photo:Presidential Tour of Turkeyツアー・オブ・ターキー2018第3ステージツアー・オブ・ターキー2018第3ステージ photo:Presidential Tour of Turkey

内陸のコンヤを発着する第1ステージは、中盤にかけて2つのカテゴリー山岳を含むものの最後は集団スプリントに。ツール・ド・フランスでステージ2勝を飾ったフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を中心にスプリントが繰り広げられると思われたが、コロンビアンスプリンターは残り4km地点で落車してしまう。ガビリアは遅れてフィニッシュしたものの、鎖骨骨折によって翌日の欠場が決まった。

ガビリア脱落後もクイックステップフロアーズは集団先頭に陣取り、残り500mの最終コーナーで隊列がばらけたタイミングでマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)がロングスプリントを開始。リケーゼが追いすがるサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)らを振り切った。

今シーズン70勝目を飾ったクイックステップフロアーズは翌日の第2ステージでもスプリントの主導権を握ることに成功する。ターコイズブルーのリーダージャージを着るリケーゼがリードアウト役を担い、残り200mでアルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を発射。完全に勝ちパターンに持ち込んだホッジだったが、加速力勝負でベネットに軍配が上がった。

第1ステージ ロングスプリントを成功させたマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)第1ステージ ロングスプリントを成功させたマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) photo:Presidential Tour of Turkey
第2ステージ アランヤをスタートしていく選手たち第2ステージ アランヤをスタートしていく選手たち photo:Presidential Tour of Turkey
第2ステージ ホッジらを下したポイント賞ジャージのサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)第2ステージ ホッジらを下したポイント賞ジャージのサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Presidential Tour of Turkey
リーダージャージを手にしたベネットの勢いは止まらなかった。第3ステージはフィニッシュ手前にゴクベルの丘(距離3.6km/平均勾配5%)が設定された、決してピュアスプリンター向きではないレイアウト。ウリッシらのアタックによって集団がばらけたものの、下り区間でベネットらスプリンターたちが追いついて集団は80名にまとまる。ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)にリードアウトされたリケーゼが好位置からスプリントを開始したが、緩いコーナーのイン側を突いたベネットが先行。ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)らの加速も届かず、ベネットがステージ2連勝を飾った。

「登りも難なくこなすことができたし、最後はクイックステップフロアーズのトレインを利用した。残り220〜230mで他のスプリンターたちがスプリント開始を躊躇している感じだったけど、誰にも先行されたくなくて加速。スプリントが長すぎるとも思ったけど持ちこたえることができた」とリーダージャージを着るベネットは語る。

ベネットはリケーゼから10秒の総合リードを得ているが、翌日の第4ステージは名物セルチュクの山頂フィニッシュが設定されている。この今大会最大の難所で実質的に第54代ツアー・オブ・ターキー覇者が決定する。

第3ステージ 海沿いのフェティエをスタートしていく第3ステージ 海沿いのフェティエをスタートしていく photo:Presidential Tour of Turkey
第3ステージ リーダージャージのサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)が先頭でフィニッシュに向かう第3ステージ リーダージャージのサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)が先頭でフィニッシュに向かう photo:Presidential Tour of Turkey
第3ステージ 連勝を飾ったサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)第3ステージ 連勝を飾ったサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Presidential Tour of Turkey
第1ステージ コンヤ〜コンヤ 148.4km
1位マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)3:29:14
2位サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
3位ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
4位アルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
5位ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア、デルコマルセイユ)
6位シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
7位エンリケ・サンス(スペイン、エウスカディ・ムリアス)
8位クリストフ・ノッペ(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
9位エドワード・トゥーンス(ベルギー、サンウェブ)
10位ルーカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)
第2ステージ アランヤ〜アンタルヤ 149.6km
1位サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)3:24:37
2位アルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
3位シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
4位ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
5位イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)
6位エドワード・トゥーンス(ベルギー、サンウェブ)
7位ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)
8位エンリケ・サンス(スペイン、エウスカディ・ムリアス)
9位ルーカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)
10位アレクサンドル・ポルセフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ)
第3ステージ フェティエ〜マルマリス 132.7km
1位サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)3:16:27
2位マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)
3位ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)
4位パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、BMCレーシング)
5位アフメット・オルケン(トルコ、トルコナショナルチーム)
6位イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)
7位アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ)
8位ネイサン・ハース(オーストラリア、カチューシャ・アルペシン)
9位プシェメスワフ・カスペルキエウィツ(ポーランド、デルコマルセイユ)
10位ミケル・アリスティ(スペイン、エウスカディ・ムリアス)
個人総合成績(第3ステージ終了時)
1位サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)10:09:52
2位マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)0:00:10
3位ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)0:00:22
4位ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
5位トーマス・スプレンゲルス(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)0:00:23
6位ヨス・サバラ(スペイン、カハルーラル)0:00:24
7位フェルナンド・オルヘラ(コロンビア、マンサナポストボン)0:00:25
8位イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)0:00:26
9位ネイサン・ハース(オーストラリア、カチューシャ・アルペシン)
10位アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ)
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