10月5日、UCI(国際自転車競技連盟)がプレスリリースを出し、2019年度のUCIワールドチームならびにUCIプロコンチネンタルチームの登録申請状況を発表した。BMCレーシングはCCCチーム、ロットNLユンボはチームユンボとして申請を行っている。


スポンサー変更に伴いCCCチームとして登録申請を行ったBMCレーシングスポンサー変更に伴いCCCチームとして登録申請を行ったBMCレーシング photo:Kei Tsuji
世界トップカテゴリー(ファーストディビジョン)であるUCIワールドチームへの登録を申請したのは18チーム。当初UCIワールドツアーライセンスに興味を示していたディレクトエネルジーはUCIプロコンチネンタルチーム登録申請を行ったため、UCIルールの上限である18チームに収まっている。

2018年度から18チームの内訳に変更はなく、今後UCIのライセンス委員会がチームの競技性と財政状況、選手登録状況、そして倫理性を審議してライセンスの発行可否を判断する。メインスポンサー撤退によってアメリカのBMCレーシングはポーランドに登録国を変更してCCCチームとして活動予定。また、オランダのロットNLユンボはチームユンボに名称を変更している。

セカンドディビジョンであるUCIプロコンチネンタルチーム登録の申請を行ったのは22チーム。アクアブルースポートが解散し、ルームポットとの合併によりベランダスヴィレムスが消滅。ブエルタ・ア・エスパーニャを走ったブルゴスBHやユナイテッドヘルスケア、マンサナ・ポストボン、ホロウェスコ・シタデルはリストから外れている。CCCスプランディ・ポルコウィチェはUCIワールドチームのサテライトチームとしてUCIコンチネンタル登録を行う予定だ。現在日本人選手が7名所属するNIPPOヴィーニファンティーニ・エルロパオヴィーニには新たにファイザネ社がスポンサーについている。

その一方で、新たに2015年シクロクロス世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ)が所属するベルギーのコレンドン・サーカスとデンマークのリワルサイクリングがUCIプロコンチネンタルチームとして申請。2018年度と比較するとチーム数は5チーム減となっている。
UCIワールドチーム登録申請済み
チーム名 登録国
アージェードゥーゼール フランス
アスタナプロチーム カザフスタン
バーレーン・メリダ バーレーン
ボーラ・ハンスグローエ ドイツ
CCCチーム(現BMCレーシング) ポーランド
グルパマFDJ フランス
ロット・スーダル ベルギー
ミッチェルトン・スコット オーストラリア
モビスター スペイン
クイックステップフロアーズ ベルギー
ディメンションデータ 南アフリカ
EFエデュケーションファースト・ドラパック p/b キャノンデール アメリカ
チームユンボ オランダ
カチューシャ・アルペシン スイス
チームスカイ イギリス
サンウェブ ドイツ
トレック・セガフレード アメリカ
UAEチームエミレーツ アラブ首長国連邦
UCIプロコンチネンタルチーム登録申請済み
チーム名 登録国
アンドローニジョカトリ・シデルメク イタリア
バルディアーニCSF イタリア
カハルーラル・セグロスRGA スペイン
コフィディス・ソルシオンクレディ フランス
デルコ・マルセイユプロヴァンス フランス
ディレクトエネルジー フランス
エウスカディバスクカントリー・ムリアス スペイン
ガスプロム・ルスヴェロ ロシア
ハーゲンスベルマン・アクセオン アメリカ
イスラエルサイクリングアカデミー イスラエル
NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ イタリア
ラリーサイクリング アメリカ
ルームポット・シャルル オランダ
スポートフラーンデレン・バロワーズ ベルギー
フォルトゥネオ・サムシック フランス
ノボノルディスク アメリカ
タルコル(現ウィリエール・トリエスティーナ) イタリア
ヴィタルコンセプト・B&Bホテルズ フランス
ワロニー・ブリュッセル(現WBアクアプロテクト・ベランクラシック) ベルギー
ワンティ・ゴベール ベルギー
コレンドン・サーカス ベルギー
リワルサイクリング デンマーク

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