オランダによる表彰台独占、そしてアネミエク・ファンフルーテンの大会連覇が決まったロード世界選手権女子エリートタイムトライアル。29位でレースを終えた與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)は「結果にショックを受けている」と語っている。


34分25秒のトップタイムで優勝したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)34分25秒のトップタイムで優勝したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ) photo:Kei Tsuji
前日の男子U23ならびに当日朝の男子ジュニアと共通の、ヴァッテンスとインスブルックを結ぶ27.7kmコースで行われた女子エリートタイムトライアル。後半にかけて獲得標高差262mほどのアップダウンをこなすコースの大部分に追い風が吹いた。

気温が14度まで上がった午後2時40分、34カ国52名の選手たちが1分半毎にスタートを切っていく。13番手スタートのリア・キルヒマン(カナダ)が35分52秒の暫定トップタイムをマークすると、その10分後には2013年の世界王者エレン・ファンダイク(オランダ)が1秒更新してホットシートを奪う。ファンダイクのタイムを破ることができたのは、同じオレンジ色のオランダナショナルジャージを着る2人だけだった。

まずは2015年と2017年2位のアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)がファンダイクのタイムを56秒更新する。初タイトル獲得に向けて好走したファンデルブレッヘンだったが、最終走者のファンフルーテンが第1計測(18.1km地点)通過の時点でさらに19秒速いタイムを叩き出した。

2日前のチームタイムトライアルを欠場してまで大会連覇に照準を合わせていたファンフルーテンは、1分半先にスタートした2度の優勝経験者アンバー・ネーベン(アメリカ)をパス。さらに3分先にスタートしたトリキシ・ヴォラック(ドイツ)まで追い抜く走りを見せ、後半にかけてさらにリードを広げてフィニッシュ。ファンデルブレッヘンを28秒差、ファンダイクを1分25秒差で下したファンフルーテンが快勝した。

3位/1分25秒差 エレン・ファンダイク(オランダ)3位/1分25秒差 エレン・ファンダイク(オランダ) photo:Kei Tsuji
2位/28秒差 アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)2位/28秒差 アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ) photo:Kei Tsuji
最終走者のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)がトップタイムを更新最終走者のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)がトップタイムを更新 photo:Kei Tsuji
「レインボージャージを着て1年間走ることの喜びを思い浮かべながら、プレッシャーを感じることなくパフォーマンスを発揮することができた。ただ1年前と同様に誰よりも速く走ることだけを考えていた。今日は下りでも踏む必要があるハードなコース。前半から突っ込んだけど、後半にかけてもスピードをつなげることができた」と、2年連続でアルカンシェルに袖を通したファンフルーテンは語る。

オランダ人選手が1位2位3位で表彰台を独占。ファンフルーテンは「この素晴らしい結果はナショナルチームとしてトレーニングキャンプを行っている成果。別々のチームに所属する3人だけど、オランダ自転車連盟からの手厚いサポートがこうして身を結んだ」とコメントしている。

4位/1分26秒差 リア・キルヒマン(カナダ)4位/1分26秒差 リア・キルヒマン(カナダ) photo:Kei Tsuji5位/1分32秒差 リア・トーマス(アメリカ)5位/1分32秒差 リア・トーマス(アメリカ) photo:Kei Tsuji
7位/1分47秒差 アンバー・ネーベン(アメリカ)7位/1分47秒差 アンバー・ネーベン(アメリカ) photo:Kei Tsuji8位/2分15秒差 カロルアン・カヌエル(カナダ)8位/2分15秒差 カロルアン・カヌエル(カナダ) photo:Kei Tsuji
2位アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)、1位アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)、3位エレン・ファンダイク(オランダ)2位アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)、1位アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)、3位エレン・ファンダイク(オランダ) photo:Kei Tsuji
2014年に14位という成績を残している與那嶺はトップから4分差でレースを終えた。29位という成績については「正直、ショックを受けています」と悔しさを浮かべる。「今回の世界選手権は、タイムトライルに向けてベストの準備ができ、ベストの走りができ、コース分析も、機材も、完璧に仕上げることが出来ました。レースも集中して望むことができ、ゴール後も手応えがしっかりあり、15位前後かなと思いましたが29位。とても残念な結果となりました」。

「レース区間の登りのデータやタイムは良かったものの、追い風が相当強く、平坦と下りでは他の選手に比べてスピードが劣っています。高いパワーが足りていないと感じました。結果についてかなりショックを受けていますが、ロードに向けて、登りのパワーがしっかり出ていてコンディションも合わせられていることも理解できました。ロードレースに向け、丁寧に身体を準備していきます」と語る與那嶺は金子広美(イナーメ信濃山形)と唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)とともに土曜日の距離156.2km/獲得標高差2,413mのロードレースに挑む。

29位/4分00秒差 與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)29位/4分00秒差 與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) photo:Kei Tsuji
ロード世界選手権2018女子エリートタイムトライアル結果
順位選手名タイム平均スピード
1位アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)34:2548.282km/h
2位アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)00:2847.614km/h
3位エレン・ファンダイク(オランダ)01:2546.370km/h
4位リア・キルヒマン(カナダ)01:2646.335km/h
5位リア・トーマス(アメリカ)01:3246.215km/h
6位ルシンダ・ブランド(オランダ)01:4245.997km/h
7位アンバー・ネーベン(アメリカ)01:4745.893km/h
8位カロルアン・カヌエル(カナダ)02:1545.302km/h
9位エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)02:1745.276km/h
10位テイラー・ワイルズ(アメリカ)02:3144.989km/h
29位與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)04:0043.252km/h
text&photo:Kei Tsuji in Innsbruck, Austria
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