インドネシアでのアジア大会トラック競技は最終日。男子ケイリンの新田祐大(日本)は決勝で0.003秒差で破れ銀メダルとなり、マディソンの橋本英也・今村駿介ペアは銅メダルを確保した。



以下はJCFによるレポート。

男子ケイリン決勝 ジャイ・アングスタサウイット(タイ)と新田祐大(日本)が競り合う男子ケイリン決勝 ジャイ・アングスタサウイット(タイ)と新田祐大(日本)が競り合う (c)2018 JCF0.003秒差で破れた新田祐大(日本)0.003秒差で破れた新田祐大(日本) (c)2018 JCF

男子ケイリン表彰台 銀メダルを獲得した新田祐大(日本)男子ケイリン表彰台 銀メダルを獲得した新田祐大(日本) (c)2018 JCF
ジャカルタ・アジア大会第14日目(31日)自転車トラック競技の最終日、男子ケイリンで新田祐大(日本競輪選手会福島支部)が銀メダルを獲得。脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)が5位。二選手は一回戦をそれぞれ首位、二回戦を新田が1組2位、脇本が2組1位で決勝へと勝ち上がり、決勝では最終周回に入って新田が先行。ゴールライン直前で勝者となるANGSUTHASAWIT Jai(タイ)に抜かれ、僅差での2着となった。

男子マディソンの橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と今村駿介(中央大学)組は銅メダルを獲得。優勝は香港で59ポイント、日本は28ポイントだった。女子マディソンの橋本優弥(鹿屋体育大学)と梶原悠未(筑波大学)組は4位。また女子スプリントでは、太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)1/4決勝に出場したが、LEE Wai Sze(香港)と対戦したが敗退し8位だった。

男子マディソンを走る橋本英也・今村駿介ペア男子マディソンを走る橋本英也・今村駿介ペア (c)2018 JCF男子マディソン表彰台 橋本英也・今村駿介ペアが銅メダルを確保した男子マディソン表彰台 橋本英也・今村駿介ペアが銅メダルを確保した (c)2018 JCF

銅メダルを掲げる橋本英也・今村駿介ペア銅メダルを掲げる橋本英也・今村駿介ペア (c)2018 JCF
新田祐大のコメント

今大会のチームスプリントで自己ベストが出たので、最終日のケイリンに向けて高いモチベーションをもっていた。決勝では落ち着いて、力を発揮することだけを考えて走った。思ったような展開にはならなかったが、残り1周回で自分の力を出そうと思っており、それはうまくいったが、最後に抜かれてしまった。ゴールライン直前で、抜き返すべくハンドルを投げたがわずかに届かなかった。今大会への出発直前に落車したが、コーチに「出たいと思っているなら出るべき」と言ってもらい、そう思ってくれる監督や、現地に来てから完璧な状態に調整していただいたスタッフ、ここに来れなかった仲間のためにも必ずメダルを取りたいと思っていた。

橋本英也のコメント

昨日のオムニアムの疲れが残っていたので、最終日のマディソンは勢いで走った。ここに来るまでマディソンに特化したトレーニングをしていなかったため、まずはメダルを目標にして走った。銅メダルを獲得できて良かったが、上位2カ国とは大きな差があった。東京オリンピックに向けて、チームパシュート、オムニアム、マディソンとすべての種目への能力を高めていき、もし今後マディソンに集中するなら、ヨーロッパの六日間レースに出場することなども考えていきたい。
男子マディソン結果
1位 香港 59pts
2位 韓国 53pts
3位 日本(橋本英也・今村駿介) 28pts
男子ケイリン結果
1位 ジャイ・アングスタサウイット(タイ)
2位 新田祐大(日本)
3位 アジズルハスニ・アワン(マレーシア)
5位 脇本雄太(日本)
女子マディソン結果
1位 韓国 76pts
2位 香港 61pts
3位 中国 31pts
4位 日本(梶原悠未・橋本優弥) 14pts
女子スプリント結果
1位 リー・ウェイスィー(香港)
2位 イ・へジン(韓国)
3位 チョ・ソンヨン(韓国)
8位 太田りゆ(日本)
9位 前田佳代乃(日本)
text&photo:JCF

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