インドネシアで開催中のアジア大会、男子エリートロードレースで日本代表の別府史之(トレック・セガフレード)が2位となった。僅差での優勝はゴールスプリントで別府を差し切ったアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)だった。



別府史之(トレック・セガフレード)がゴールスプリント勝負で2位に入り銀メダル獲得別府史之(トレック・セガフレード)がゴールスプリント勝負で2位に入り銀メダル獲得 (c)2018 JCF
男子エリートロードは別府史之(トレック・セガフレード)と中根英登(NIPPOヴィーニファンティーニ) の2名が出場男子エリートロードは別府史之(トレック・セガフレード)と中根英登(NIPPOヴィーニファンティーニ) の2名が出場 (c)2018 JCF日本代表ジャージに身を包む別府史之(トレック・セガフレード)日本代表ジャージに身を包む別府史之(トレック・セガフレード) (c)2018 JCF

インドネシアのスバンで開催されているアジア大会自転車競技ロードレース。8月23日に行われた男子エリートロードレースには日本から別府史之(日本、トレック・セガフレード)と中根英登(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ) の2名が出場した。

レースはラスト6kmを切って16人に絞られる。中根と別府はこのなかに残り、レースは最終盤へ。ラスト5kmを切ってから中根がこのグループの先頭で強力に牽引を開始。残り4.9kmで日本2人、カザフ1人、タイ3人の6人に。登り坂を利用した中根のさらなるペースアップにより、残り4.5kmでタイの選手が脱落し、5人に。アスタナに所属する優勝候補のルツェンコの脚を削るべく、中根が最後まで速いペースを緩めない中、別府はグループ最後尾でスプリントに備えて温存する。

そしてゴールスプリントでは別府史之が満を持して先行するが、落ち着いて対処したルツェンコがフィニッシュライン通過寸前で追いついて別府を差し切り、僅差での優勝を飾った。2位に別府、中根は5位だった。

別府史之コメント
「ラスト5kmは平坦基調なのでスプリントで狙ったほうがいいと考え、登り区間で中根選手にアシストしてもらい、最後は万全の体制でスプリントに挑んだが、あと少しの差で勝つことができなかった。金メダルを狙っていたので悔しさはあるが、銀メダルという結果を残すことが良かったと思う。素晴らしいチームワークが良い結果に繋がった。」

銀メダルを手に笑顔を見せる別府史之(トレック・セガフレード)銀メダルを手に笑顔を見せる別府史之(トレック・セガフレード) (c)2018 JCF
男子エリートロードレース結果速報
1位 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)
2位 別府史之(日本、トレック・セガフレード)
3位 LIPHONGYU(タイ)
5位 中根英登(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)

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