ピナレロのフラッグシップDOGMA F10に、ツール・ド・フランスを走ったスペシャルエディションカラー3種が登場した。トーマスがシャンゼリゼで駆ったオールイエロー、ブラックベースにイエローロゴ、フルームのグランツール6勝を刻んだ特別ペイントモデルがそれぞれ発売される。



トーマスが最終ステージで駆ったマイヨジョーヌカラーのDOGMA F10が早くも登場(YELLOW TDF 2018、写真は選手の実車)トーマスが最終ステージで駆ったマイヨジョーヌカラーのDOGMA F10が早くも登場(YELLOW TDF 2018、写真は選手の実車) photo:Makoto.AYANO
バイクカラーに合わせたイエローのMOST TALON AEROハンドルも用意されるバイクカラーに合わせたイエローのMOST TALON AEROハンドルも用意される (c)ピナレロジャパンマイヨジョーヌを着てシャンゼリゼに凱旋したゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)マイヨジョーヌを着てシャンゼリゼに凱旋したゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Makoto.AYANO

ゲラント・トーマス(イギリス)の総合優勝、クリストファー・フルーム(イギリス)の総合3位と例年にも増してツール・ド・フランスで大成功を収めたチームスカイ。マイヨジョーヌ獲得に導いた強力なアシスト勢も含め、全21ステージを通して選手らの走りを支えたのがピナレロのフラッグシップモデル「DOGMA F10」だ。

山岳ステージでは軽量モデルを、平坦ステージではエアロロードをと使い分けるチームもいる中、セミエアロなオールラウンドフォルムを纏うDOGMA F10は、あらゆるステージに対応する高い走行性能を有しているのが大きな特徴。選手によってはより軽量な「DOGMA F10 Xlight」を選択して走ったライダーも見られた。

ダウンチューブを窪ませてボトルとのクリアランスを狭める「Concave Down Tube」や、Di2ジャンクションを埋め込む「eLink」システム、フロントフォーク先端に設けられた「フォークフラップ」など、F10独自のエアロテクノロジーを奢ることで空力性能を強化。フレーム素材はピナレロに独占供給される東レの最高級カーボン「T1100G 1K」を使用し、プロスペックの優れた重量剛性比を実現している。

マイヨジョーヌ獲得後使用された、ロゴのみにイエローをあしらったDOGMA F10 Xlight(BLACK TDF 2018、写真は選手の実車)マイヨジョーヌ獲得後使用された、ロゴのみにイエローをあしらったDOGMA F10 Xlight(BLACK TDF 2018、写真は選手の実車) photo:Makoto.AYANO
今年のツール・ド・フランスにおいても、終盤にかけて積極的にレースをコントロールし常に注目の的であったチームスカイとDOGMA F10。トーマスが第11ステージでマイヨジョーヌを獲得すると、その翌日からはイエローのカッティングステッカーチューンを施したバイクを投入。その後2回目の休息日明け、第16ステージからはフルームがグランツール6勝を表す特別デザインをあしらったバイクに乗り換え話題を呼んだ。

そして最終第21ステージでは、マイヨジョーヌに恒例のオールイエローペイントを施したDOGMA F10を用意しシャンゼリゼへと凱旋。今年はハンドル、バーテープ、サドルまで黄色で揃え、実に鮮やかな車体でトーマスの総合優勝を祝福した。

クリストファー・フルームのグランツール6勝を表す特別デザインが入るDOGMA F10 Xlight(FROOME 4-1-1 Edition、写真は選手の実車)クリストファー・フルームのグランツール6勝を表す特別デザインが入るDOGMA F10 Xlight(FROOME 4-1-1 Edition、写真は選手の実車) photo:Makoto.AYANO
フルームが今までに制したグランツールを表すサインフルームが今までに制したグランツールを表すサイン photo:Makoto.AYANOツール4勝、ジロ1勝、ブエルタ1勝を示すラインデザインツール4勝、ジロ1勝、ブエルタ1勝を示すラインデザイン photo:Makoto.AYANO

そんなツール・ド・フランス限定で投入された3つのスペシャルカラーモデルだが、早くも一般発売されることが決まった。ゲラント・トーマスが駆ったマイヨジョーヌカラーのフレーム(YELLOW TDF 2018)と、ブラックベースでロゴのみイエローを配色したフレーム(BLACK TDF 2018)。クリストファー・フルームが駆ったツール4勝、ブエルタ1勝、ジロ1勝のサインをあしらった特別デザインのフレーム(FROOME 4-1-1 Edition)という3種類が揃う。

いずれもフレームセットで販売され、今回はDOGMA F10のみならず、DOGMA F10 DiskとDOGMA F10 Xlightも合わせた3モデルから選択可能だ。またイエローバイクに合わせ、MOSTのステム一体型ハンドル「TALON AERO Di2」もイエローバージョンがオプションで用意される。合わせて購入を検討してほしい。



ピナレロ DOGMA F10 TDFエディション
・YELLOW TDF 2018
DOGMA F10 フレームセット:760,000円(税抜)
DOGMA F10 Disk フレームセット:780,000円(税抜)
DOGMA F10 XLight フレームセット:980,000円(税抜)

・BLACK TDF 2018
DOGMA F10 フレームセット:680,000円(税抜)
DOGMA F10 Disk フレームセット:700,000円(税抜)
DOGMA F10 XLight フレームセット:900,000円(税抜)

・FROOME 4-1-1 Edition
DOGMA F10 フレームセット:680,000円(税抜)
DOGMA F10 Disk フレームセット:700,000円(税抜)
DOGMA F10 XLight フレームセット:900,000円(税抜)

※写真は選手の実車で、発売されるフレームセットのデザインとは細部が異なる場合があります

MOST TALON AERO Di2
サイズ(バー/外外cm:ステムmm):
 42cm: 80/90/100/110/120/130mm
 44cm: 90/100/110/120/130/140mm
 46cm: 100/110/120/130/140mm
ドロップ/リーチ: 125/80mm
価格:102,800円(税込、TDF YELLOWカラー)

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