4日目を迎えたジロ・ローザは3日連続の集団スプリントに持ち込まれ、ジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット)が2日連続優勝。マリアローザに変動は無かった。
マリアローザを着たリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) (c)CorVos
笑顔のマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス) (c)CorVos
イタリア北部を転戦中のジロ・ローザは現在4日目。古代ローマ時代から交通の要衝として栄え、元世界王者ジョルジア・ブロンジーニ(イタリア、サイランスプロサイクリング)の出身地でもあるピアチェンツァを発着する109kmで争われた。
基本的にはスプリンター向きの平坦コースだが、コース中盤には北アペニン山脈に立ち入り、獲得標高300mほどの3級山岳を1箇所超える。アタック合戦から1人逃げを見送ると、メイン集団は総合リーダーを抱えるサンウェブやスプリンターチームがコントロール役を担った。
1人逃げを見送ったメイン集団がペースダウン (c)CorVos
集団は與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)が「すごく速かった」と振り返るハイペースで中盤の3級山岳を登り、頂上では山岳賞ランキング2位につけていた総合エースのエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)が先着し、首位に浮上する。ペースアップによって30名ほどの集団が生まれたが、下りと平坦を経て再び大集団が形成され、集団スプリントを目指した。
逃げを吸収してペースを上げる中では大きな落車が発生した。ポイント賞首位のクリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ)やマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)も巻き込まれたが、ウィルドは大きなトラブルなく集団に復帰している。
後続を抑えつつ、先頭を突き進むジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
先着したジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
豪快にシャンパンを開けるジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
最終盤にはミッチェルトン・スコットが猛烈なペースアップを行い、集団が引き伸ばされた状態からスプリント勝負へ。マルタ・バスティアネッリ(イタリア、アレ・チポッリーニ)を抑えつつ踏み切ったジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット)が狙い通りの2勝目を挙げた。
後半のペースアップによって先頭32名と後続の間に7秒のタイム差が生まれたが、ほとんどの総合勢は前方でフィニッシュしているため順位に大きな変動は無し。リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)がマリアローザを守っている。以下は與那嶺のレポートを紹介する。
ジロローザ4日目。アップダウンが激しくなってきています。今日はレース中盤に獲得標高300mの登りが一本。ワールドツアーペースでの登り。苦しかったです。
チーム紹介を受けるウィグル・ハイファイブのメンバー (c)Vélofocus/Wiggle High5
チームの作戦は今日からエリサのフォロー。日々変わらず、スタート後から出入り激しく、アタックが続きます。プロトンは伸びたり縮んだり。そのたびにガッシャーンとの落車の音が。今日は1人の逃げを放置しながらプロトンは進みます。あと6日もあるのですが、他の選手たちのパワーが凄く、これが続くのかな。
60km過ぎ、高速で獲得標高300mほど登り始めます。ポジションも安定しながら登りますが、まぁ速い。私は徐々にきつくなり、エリサは元気に前方でドンパチをしながら山岳賞。ぎりぎり耐えて30名ほどの先頭集団で下りへ。良かった...。
山岳賞ランキング首位に立ったエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) (c)CorVos
先頭集団は今日はそれほどペースアップせず、平坦もお見合いが続き後続のメイン集団も追いつき、グイグイ走りながらゴールを目指します。そして私が前方付近で展開中に真ん中あたりで大きな落車音。多くのチームメイトが巻き込まれたようでした。怖い。幸い大きなゲガもなく、強烈なペースアップもなくチームも復帰。
ミッチェルトンが組織だってペースアップをしながらゴールへ。私はチキチキに耐えながら無事にゴール。明日からちょっと登りが難しくなります。エリサのホームコース。アシスト頑張ろう!


イタリア北部を転戦中のジロ・ローザは現在4日目。古代ローマ時代から交通の要衝として栄え、元世界王者ジョルジア・ブロンジーニ(イタリア、サイランスプロサイクリング)の出身地でもあるピアチェンツァを発着する109kmで争われた。
基本的にはスプリンター向きの平坦コースだが、コース中盤には北アペニン山脈に立ち入り、獲得標高300mほどの3級山岳を1箇所超える。アタック合戦から1人逃げを見送ると、メイン集団は総合リーダーを抱えるサンウェブやスプリンターチームがコントロール役を担った。

集団は與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)が「すごく速かった」と振り返るハイペースで中盤の3級山岳を登り、頂上では山岳賞ランキング2位につけていた総合エースのエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)が先着し、首位に浮上する。ペースアップによって30名ほどの集団が生まれたが、下りと平坦を経て再び大集団が形成され、集団スプリントを目指した。
逃げを吸収してペースを上げる中では大きな落車が発生した。ポイント賞首位のクリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ)やマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)も巻き込まれたが、ウィルドは大きなトラブルなく集団に復帰している。



最終盤にはミッチェルトン・スコットが猛烈なペースアップを行い、集団が引き伸ばされた状態からスプリント勝負へ。マルタ・バスティアネッリ(イタリア、アレ・チポッリーニ)を抑えつつ踏み切ったジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット)が狙い通りの2勝目を挙げた。
後半のペースアップによって先頭32名と後続の間に7秒のタイム差が生まれたが、ほとんどの総合勢は前方でフィニッシュしているため順位に大きな変動は無し。リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)がマリアローザを守っている。以下は與那嶺のレポートを紹介する。
ジロローザ4日目。アップダウンが激しくなってきています。今日はレース中盤に獲得標高300mの登りが一本。ワールドツアーペースでの登り。苦しかったです。

チームの作戦は今日からエリサのフォロー。日々変わらず、スタート後から出入り激しく、アタックが続きます。プロトンは伸びたり縮んだり。そのたびにガッシャーンとの落車の音が。今日は1人の逃げを放置しながらプロトンは進みます。あと6日もあるのですが、他の選手たちのパワーが凄く、これが続くのかな。
60km過ぎ、高速で獲得標高300mほど登り始めます。ポジションも安定しながら登りますが、まぁ速い。私は徐々にきつくなり、エリサは元気に前方でドンパチをしながら山岳賞。ぎりぎり耐えて30名ほどの先頭集団で下りへ。良かった...。

先頭集団は今日はそれほどペースアップせず、平坦もお見合いが続き後続のメイン集団も追いつき、グイグイ走りながらゴールを目指します。そして私が前方付近で展開中に真ん中あたりで大きな落車音。多くのチームメイトが巻き込まれたようでした。怖い。幸い大きなゲガもなく、強烈なペースアップもなくチームも復帰。
ミッチェルトンが組織だってペースアップをしながらゴールへ。私はチキチキに耐えながら無事にゴール。明日からちょっと登りが難しくなります。エリサのホームコース。アシスト頑張ろう!
ステージ結果
1位 | ジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) | 2h42'25" |
2位 | マルタ・バスティアネッリ(イタリア、アレ・チポッリーニ) | |
3位 | ロッタ・レピスト(フィンランド、サーヴェロ・ビグラ) | |
4位 | バーバラ・グアリシ(イタリア、ヴィルトゥサイクリング) | |
5位 | リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) | |
6位 | ロクサン・フォルニエ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フュチュロスコープ) | |
7位 | クリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ) | |
8位 | アミー・ピータース(オランダ、ブールス・ドルマンス) | |
9位 | エミリア・ファリン(スウェーデン、ウィグル・ハイファイブ) | |
10位 | クラウディア・コスター(オランダ、ヴィルトゥサイクリング) | |
55位 | 與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) | +07" |
個人総合成績
1位 | リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) | 9h38'31" |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +06" |
3位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) | +10" |
4位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +11" |
5位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | |
6位 | グレイシー・エルヴィン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
7位 | エレン・ファンダイク(オランダ、サンウェブ) | +17" |
8位 | アミー・ピータース(オランダ、ブールス・ドルマンス) | +18" |
9位 | ロッタ・レピスト(フィンランド、サーヴェロ・ビグラ) | +24" |
10位 | クリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ) | +26" |
ポイント賞
1位 | クリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ) | 31pts |
2位 | ジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) | 30pts |
3位 | マルタ・バスティアネッリ(イタリア、アレ・チポッリーニ) | 20pts |
山岳賞
1位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | 9pts |
2位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 7pts |
3位 | シェイラ・グティエレス(スペイン、サイランスプロサイクリング) | 5pts |
ヤングライダー賞
1位 | ジュリエット・ラボウ(フランスサンウェブ) | 9h39'09" |
2位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、サンウェブ) | |
3位 | キアラ・コンソンニ(イタリアン、ヴァルカーPBM) | +47" |
チーム総合成績
1位 | サンウェブ | 28h19'09" |
2位 | ミッチェルトン・スコット | +01" |
3位 | ブールス・ドルマンス | +12" |
text:So.Isobe
photo:CorVos,Vélofocus/Wiggle High5
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