東京サンエスが手がけるオリジナルブランドのDixna(ディズナ)を代表するプロダクト「La Crank」。日本人の体型に合わせたQファクターを採用したクランクにサイズバリエーションが追加された。



ディズナ La Crankディズナ La Crank (c)東京サンエス
サイクリング中に体の何処かに痛みが発生したことのあるサイクリストは少なくないはずだ。ポジションなど様々な原因が考えられるが、体にマッチしないパーツを使用していることも痛みを引き起こす可能性がある。しかし、サイクルスポーツのパーツは大部分が本場である欧米人の体型をもとに開発が行われており、小柄と言われる日本人にフィットしないものも少なくない。

日本人の体型に合わせてパーツの開発を行うブランドが、老舗輸入代理店の東京サンエスが手がけるディズナだ。ステムやハンドル、ペダルなど充実したラインナップより、「La Crank(ラ・クランク)」というクランクセットをピックアップして紹介する。

La CrankはQファクター(左右のクランクのペダル取付け部の外面間距離)が143.8mmと狭く設定されていることが最大の特徴。ちなみにシマノDURA-ACEは146mm。Qファクターにフォーカスを当てる理由は、体に対して適切な広さではなければ、脚の軌道がハの字型を描いてしまい、効率的ではない上、不必要な部分に負担がかかってしまうため。

細かくクランク長が設定されているため、体型にフィットする物を見つけやすい細かくクランク長が設定されているため、体型にフィットする物を見つけやすい (c)東京サンエス今回は152.5mmと157.5mmが登場する今回は152.5mmと157.5mmが登場する (c)東京サンエス


欧米人と比較し、華奢な日本人の場合は狭いQファクターのクランクがフィットする可能性は多い。付属するペダルワッシャーを取り外せば、139.8mmまで短縮することが可能。成長期の子供たちの体を守るためにもLa Crankは活躍してくれるだろう。

用意されるクランク長ももちろんヨーロッパスタンダードの長さだけではなく、小柄な体型な方もペダルを回しやすい短い設計の物も用意されている。今回は新たに152.5mmと157.5mmという2サイズがラインナップに追加された。これまでは130mmから5mm刻み(160~170mmは2.5mm刻み)というバリエーションだったが、150mmから170mmまで2.5mm刻みと細かく設定されたため、選択の幅が広がった。

チェーンリングの歯数は34×24T、47×31T、49×35T、51×37Tという4種類が揃う。PCDは110mm/74mm。対応するコンポーネントはシマノ9s/10s&スラム10s(49×35T、51T×37Tのみ)と、シマノ10s/11s&スラム11s。重量は750g。価格は23,000円(税抜)。クランク単体での販売のみ。

ディズナ La Crank(ブラック)ディズナ La Crank(ブラック) (c)東京サンエスディズナ La Crank(シルバー)ディズナ La Crank(シルバー) (c)東京サンエス




ディズナ La Crank
Qファクター:143.8mm(ワッシャーなし:139.8mm)
PCD:110mm/74mm
チェーンライン:43.5mm
互換性:SHIMANO 9S/10S & SRAM 10S(49×35T、51T×37Tのみ対応)
    SHIMANO 10S/11S & SRAM 10S
重量:750g(本体140mm 参考値)
付属:2mm厚ペダルワッシャー
価格:23,000円(税抜)
※現在はクランク単体での販売のみ

クランク長ラインナップ
130、135、140、145、150、152.5、155、157.5、160、162.5、165、167.5、170mm

チェーンリング歯数ラインナップ
34×24T、47×31T、49×35T、51×37T

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