IRCからNIPPOヴィーニファンティーニが欧州のレースで使用する、プロチーム供給用のロードタイヤ「Formula PRO RACE TEAM チューブラー」が数量限定で登場。本場ヨーロッパのレースで鍛えられたハイパフォーマンスな決戦用チューブラータイヤだ。



IRC Formula PRO RACE TEAM チューブラーIRC Formula PRO RACE TEAM チューブラー (c)IRC
1926年に自転車やオートバイのタイヤ、チューブ専門メーカーとして創業した井上ゴム工業。1933年には「IRC」ブランドを確立し、高品質なタイヤ・チューブを生産し続けているジャパンブランドである。そんなIRCのタイヤサポートを受けるプロコンチネンタルチーム、NIPPOヴィーニファンティーニが本場欧州のレースでテストを重ねてきたロードタイヤ「Formula PRO RACE TEAM チューブラー」が数量限定で登場した。

プロスペックのレーシングタイヤらしく、ハイパフォーマンスなラテックス製インナーチューブを採用。石油から作られるブチルチューブとは異なり、ゴムノキから採取される天然素材を使用するため、軽量かつ柔軟性も高く、転がり抵抗を抑えることが出来る。そのインナーチューブを覆うケーシングにはポリエステルを採用し、優れた強度としなやかさをバランスしている。

タイヤ表面のトレッドは、センターにダイヤ目パターンを入れることでトラクションやブレーキ時のコントロール性を強化。サイド部は杉目パターンとすることでコーナリング時のグリップを確保している。トレッド下には、耐パンク性を確保するためパンクチャープロテクションファブリックを挿入。ヨーロッパの荒れた路面でもパンクを抑える工夫が施されている。

センターはダイヤ目、サイドは杉目というグリップ重視のトレッドパターン。路面とのコンタクトを重視するプロ選手からのフィードバックが活かされているセンターはダイヤ目、サイドは杉目というグリップ重視のトレッドパターン。路面とのコンタクトを重視するプロ選手からのフィードバックが活かされている (c)IRCダミアーノ・クネゴ(イタリア)もFormula PRO RACE TEAMのプロトタイプをクラシックレースで使用したダミアーノ・クネゴ(イタリア)もFormula PRO RACE TEAMのプロトタイプをクラシックレースで使用した photo:Makoto.AYANO2017年のJBCF宇都宮でFormula PRO RACE TEAMチューブラープロトタイプを使用したキナンサイクリングチーム2017年のJBCF宇都宮でFormula PRO RACE TEAMチューブラープロトタイプを使用したキナンサイクリングチーム


軽量なラテックスチューブとしなやかなポリエステルケーシングが高い転がり性能を担保しながらも、グリップやコントロールを重視したトレッドパターンやパンクガードの挿入など、レース現場でのフィードバックを吸い上げ設計されたレーシングチューブラータイヤ。タイヤ幅は25mmで重量は295g、バルブ長は42mmだ。価格は11,500円(税抜)。既にショップへの入荷も始まっているとのこと。数量限定のため、気になる方は早めに取扱店へ足を運んで欲しい。



IRC Formula PRO RACE TEAM チューブラー
サイズ:28"-25(25mm幅)
バルブ長:42mm
チューブ:ラテックス
重量:295g
価格:11,500円(税抜)

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