Jプロツアー第6戦となるJBCF東日本ロードクラシックDay-2は、写真判定になった僅差のスプリント勝負を制したアイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)が優勝。女子は大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)が2勝目を挙げた。



春の花と新緑が混じる群馬サイクルスポーツセンター春の花と新緑が混じる群馬サイクルスポーツセンター photo:Satoru Kato
新緑のトンネルを集団が行く新緑のトンネルを集団が行く photo:Satoru Kato心臓破りの登りを行く集団心臓破りの登りを行く集団 photo:Satoru Kato

群馬サイクルスポーツセンター(CSC)での2連戦となる「JBCF東日本ロードクラシック」。2日目のDay-2はJプロツアー最高ランクとなるレースレーティング「AAAA(クアトロ・エー)に指定される大会。経済産業大臣旗ロードレースと並ぶランクのレースで、獲得できるポイントは通常の約3倍となる。

Day-1に続き、朝からよく晴れた群馬CSC。例年の4月であれば、晴れても暖かさをあまり感じない春の一歩手前の時季だが、今年は暖かさよりも暑さを感じるほど。春の花と新緑が混じる6kmサーキット22周のレースがスタートした。

レース序盤はアタックと吸収が繰り返され、集団が長く伸びるレース序盤はアタックと吸収が繰り返され、集団が長く伸びる photo:Satoru Kato5周目 樋口峻明(那須ブラーゼン)と入部正太朗(シマノレーシング)が飛び出す5周目 樋口峻明(那須ブラーゼン)と入部正太朗(シマノレーシング)が飛び出す photo:Satoru Kato

1周目からアタックが繰り返される中、3周目に入部正太朗(シマノレーシング)が単独で飛び出す。5周目に樋口峻明(那須ブラーゼン)が追走して合流し、メイン集団に1分差をつけて逃げる。しかし6周目に入ると差が一気に縮まり、2人は集団に吸収される。その後もアタックと吸収が繰り返されるが、決定打は生まれないままレースは前半の11周を終了する。

12周目 勝ち逃げのきっかけとなった安原大貴(マトリックスパワータグ)のアタック12周目 勝ち逃げのきっかけとなった安原大貴(マトリックスパワータグ)のアタック photo:Satoru Kato12周目に形成された13人の先頭集団12周目に形成された13人の先頭集団 photo:Satoru Kato

12周目、安原大貴(マトリックスパワータグ)のアタックをきっかけに13人の先頭集団が形成される。メンバーは、安原、アイラン・フェルナンデス・カサソラ、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア、佐野淳哉(以上マトリックスパワータグ)、増田成幸、岡篤志、鈴木龍、雨澤毅明(以上宇都宮ブリッツェン)、石橋学、窪木一茂(以上チームブリヂストンサイクリング)、小山貴大、木村圭介(以上シマノレーシング)、山本元喜(キナンサイクリングチーム)。

15周目、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)、吉田悠人(那須ブラーゼン)、中西健児(キナンサイクリングチーム)、入部、横山航太(以上シマノレーシング)の5人が先頭集団に合流して18人になる。メイン集団との差は3分30秒以上まで開き、勝負は18人に絞られた。

レース終盤は宇都宮ブリッツェンが攻撃に出るレース終盤は宇都宮ブリッツェンが攻撃に出る photo:Satoru Katoレース終盤、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が何度もアタックを繰り返すレース終盤、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が何度もアタックを繰り返す photo:Satoru Kato

残り4周、単独で飛び出したホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)残り4周、単独で飛び出したホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Kato
16周目に入ると、宇都宮ブリッツェンが波状攻撃をしかける。岡、雨澤、鈴木譲らが次々とアタック。特に鈴木譲は数回アタックを繰り返し、集団の人数を絞って行く。18周目までに残ったのは11人の中から、アルコレアが単独アタックして独走。岡が追走するが差は20秒、30秒と開く。岡は集団に戻り、増田を先頭に宇都宮ブリッツェン勢が猛追。最終周回の残り3kmを前にアルコレアを吸収する。

最終周回、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)の背後に追走集団が迫る最終周回、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)の背後に追走集団が迫る photo:Satoru Kato残り50m、先行する窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)の背後からアイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)が前に出る残り50m、先行する窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)の背後からアイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)が前に出る photo:Satoru Kato

アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)が窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)を僅差で下すアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)が窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)を僅差で下す photo:Satoru Kato
ここまでに残ったのは、宇都宮ブリッツェンの4人とアルコレア、カサソラ、安原、窪木、入部。最後の心臓破りでも決着はつかず、最後のスプリント勝負へ。残り200mからしかけたと言う窪木が先頭で残り50mへ。窪木の番手につけていたカサソラが前に出て並び、フィニッシュライン上でハンドルを投げ合う。直後にカサソラは右腕を挙げたが、勝敗は写真判定へ。しかし当事者2人には勝敗はわかっていた。しばらくしてカサソラの優勝が確定のアナウンスが流れた。

Pクラスタ 表彰式Pクラスタ 表彰式 photo:Satoru Katoルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、ピュアホワイトジャージは小山智也(イナーメ信濃山形)ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、ピュアホワイトジャージは小山智也(イナーメ信濃山形) photo:Satoru Kato

「昨日はイベントがあったので5人でのレースだったが、今日は8人でレースをしたので余裕があった。最後はブリッツェンが人数を残してきたので注意して走っていたが、ホセがアタックしたことでブリッツェンが追わなければならない状況を作れた。スプリントになれば自分に分があるのはホセもわかっていたので、話さなくても理解できていた。最後はスプリントに強い窪木を500m前からマークして、スプリントにかかるタイミングに注意して勝負した。

次の宇都宮は、ホセがツアー・オブ・ジャパンに向けてタイで乗り込みをするために欠場する。それはチームとしては痛いが、それでもマトリックスパワータグは勝てる力を持っている」と、カサソラはコメントした。

一方、僅差で2位となった窪木は、ルビーレッドジャージは奪回したものの、悔しさを露わにした。「アイランが強かったです。自信をもってスプリントしたのですが、負けましたね。ブリッツェンもすごく強かった。チームでは石橋選手がすごく働いてくれていたので、それに応えたかったんですが・・・後で謝り倒します」と話した。
P1クラスタ 結果(132km)
1位アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)3時間15分48秒
2位窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+0秒
3位鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン)
4位安原大貴(マトリックスパワータグ)
5位入部正太朗(シマノレーシング)+1秒
6位岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 小山智也(イナーメ信濃山形)



F(女子)は大岩明子が2勝目

F 大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)が優勝F 大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)が優勝 photo:Satoru Kato
女子は4周24km。Day-1優勝の望月美和子(フィッツ)、樫木祥子(AVENTURA AIKO VICTORIA RACING)、大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)らがペースアップを図り、集団の人数を減らして行く。最後は7人でのスプリント勝負となり、大岩が優勝。3月の修善寺ロードレースに続く今季2勝目を挙げた。
Fクラスタ 結果(24km)
1位大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)42分12秒
2位望月美和子(フィッツ)+0秒
3位野下 幸(フィッツ)
Jフェミニンリーダー 伊藤杏菜(Live GARDEN BICI STELLE)



Y(ユース)は湯浅博貴が優勝

Y(ユース) 序盤から積極的に動いた湯浅博貴(AutoBahnGotenba)が優勝Y(ユース) 序盤から積極的に動いた湯浅博貴(AutoBahnGotenba)が優勝 photo:Satoru Kato
今季初開催となる男子ジュニア以下の世代を対象としたYクラスタは5周30kmで行われた。

3周目に集団が大きく二つに割れ、前の集団に残った20人弱でのスプリント勝負となり、湯浅博貴(AutoBahnGotemba)が優勝した。
Yクラスタ 結果(30km)
1位湯浅博貴(AutoBahnGotemba)44分42秒
2位平井光介(TEAM YOU CAN+0秒
3位鴨下拓弥(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)


E1・E2・E3
E1 表彰式E1 表彰式 photo:Satoru KatoE2 ゴールE2 ゴール photo:Satoru Kato
E3 1組 表彰式E3 1組 表彰式 photo:Satoru KatoE3 2組 表彰式E3 2組 表彰式 photo:Satoru Kato
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