イツリア・バスクカントリー第3ステージは100名弱の大集団によるスプリントに。チームメイトたちにリードアウトされたジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)が今シーズン2勝目を飾った。



ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)と新城幸也ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)と新城幸也 (c)CorVos

イツリア・バスクカントリー2018第3ステージイツリア・バスクカントリー2018第3ステージ photo:Itzulia Basque Countryビスケー湾の街ベルメオから内陸に向けて南下し、バスク州の州都ビトリア=ガステイスの近くを通ってバルデゴビアにフィニッシュする184.8kmで行われたイツリア・バスクカントリー第3ステージ。登場するカテゴリー山岳は3つ(3級、3級、2級)だが、後半にかけて内陸のアップダウンが続く。なぜかカテゴリーのついていないテヘラ峠(全長3km/平均7%)を含めて6つのカテゴリー無し峠が残り70kmを切ってから連続。獲得標高差は連日の3,000m超だ。

レースは開始早々トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)とクリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、ミッチェルトン・スコット)の2人が逃げを打ち、ここにパヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ)やブレンダン・カンティ(オーストラリア、EFエデュケーションファースト・ドラパック)ら6名が合流する展開。3つのカテゴリー山岳を連続先頭通過したデヘントが山岳賞ランキングのトップに立っている。

メイン集団をコントロールするクイックステップフロアーズは逃げグループに6分のタイム差を与えたが、後半にかけて徐々にタイムを削り取っていく。やがて逃げグループからは脱落者が続出し、オリジナルの逃げメンバーであるデヘントとユールイェンセンの2人が逃げ続けた。

逃げるトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)とクリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、ミッチェルトン・スコット)逃げるトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)とクリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
リーダージャージを着るジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)の後ろにロットNLユンボが続くリーダージャージを着るジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)の後ろにロットNLユンボが続く (c)CorVos

残り25km地点でタイム差が1分を切ると、テヘラ峠でオマール・フライレ(スペイン、アスタナ)がアタック。この動きにミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)とダビ・デラクルス(スペイン、チームスカイ)が反応し、逆にチームスカイの2人がフライレを置き去りにして先を急ぐ。突然降り出した雨の中、残り16km地点で先頭2名(デヘントとユールイェンセン)に追走2名(クウィアトコウスキーとデラクルス)が追い付いた。

クイックステップフロアーズとモビスターが懸命に牽引するメイン集団から40秒差で逃げた先頭4名だったが、まずデヘントが脱落し、続いてクウィアトコウスキーも脱落する。デラクルスとユールイェンセンが協力して逃げ続けたもののタイム差は縮まり続け、残り3kmを切ったところで逃げはすべて吸収された。

そして迎えた合計92名による集団スプリント。ボーラ・ハンスグローエやチームスカイが主導権を争い合い、最終ストレートに入ったところでジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)がロングスプリントを開始。65km/h前後のトップスピードを維持したマッカーシーが、アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ)とクウィアトコウスキーらを振り切った。

集団先頭で登りをこなすミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)ら集団先頭で登りをこなすミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)ら (c)CorVos
集団スプリントを制したジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)集団スプリントを制したジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos

「チームは総合エースをサポートしながら終盤にかけて自分のために働き続けてくれた。残り30kmを切ってからはフェリックス(グロスチャートナー)とチェチェ(ベネデッティ)が強力な走りでレースをコントロールし、残り5kmからグレゴー(ミュールベルガー)が先頭に出てリードアウトしてくれた。最後は早めに仕掛けて先行し、フィニッシュラインまでもがき切ったんだ」と、スプリント勝利を飾ったマッカーシーは語る。

マッカーシーは1月のカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースに続くUCIワールドツアーレース2勝目で、ボーラ・ハンスグローエはこれがシーズン4勝目(サガン2勝、マッカーシー2勝)。ボーラ・ハンスグローエは総合成績でもパトリック・コンラッド(オーストリア)とエマヌエル・ブッフマン(ドイツ)を上位に送り込んでいる。

総合成績に変動はなく、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)が総合リードを堅守。アラフィリップはプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ)から8秒、ゴルカ・イサギレ(スペイン、バーレーン・メリダ)から39秒のリードで翌日の19.4km個人タイムトライアルに挑むことに。

「決してイージーではなく、多くのチームがステージ優勝を狙っていたのでスピードも速くてストレスフルなステージだった。チームメイトのおかげで3日連続リーダージャージをキープ。明日の個人タイムトライアルではベストを尽くしたい。でも現実的には自分よりも平坦基調のタイムトライアルを得意とするスペシャリストたちが控えているので、厳しい戦いになると思う」と総合リーダーはコメントしている。

イツリア・バスクカントリー2018第3ステージ結果
1位ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)4:49:39
2位アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ)
3位ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)
4位ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、ミッチェルトン・スコット)
5位エンリケ・サンス(スペイン、エウスカディ・バスクカントリー)
6位ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)
7位マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)
8位ヘスス・エスケラ(スペイン、ブルゴスBH)
9位ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)
10位エンリコ・バッタリーン(イタリア、ロットNLユンボ)
131位新城幸也(日本、バーレーン・メリダ)0:08:57
個人総合成績
1位ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)13:18:52
2位プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ)0:00:08
3位ゴルカ・イサギレ(スペイン、バーレーン・メリダ)0:00:39
4位ミケル・ランダ(スペイン、モビスター)0:00:43
5位ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)0:00:54
6位ルディ・モラール(フランス、グルパマFDJ)0:00:58
7位エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
8位ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)
9位エンリク・マス(スペイン、クイックステップフロアーズ)
10位パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
ポイント賞
1位ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)60pts
2位プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ)40pts
3位ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)32pts
山岳賞
1位トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)16pts
2位マーク・パデュン(ウクライナ、バーレーン・メリダ)12pts
3位ヨナタン・ラストラ(スペイン、カハルーラル・セグロスRGA)11pts
text:Kei.Tsuji
photo:CorVos
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